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cesta 07

かいしんのいちげき

2024'04.26.Fri
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2007'12.09.Sun


level.41

何気に撮った写真に、何だか凄いのが写ってたのを編集時に気づきますた。

その何だか凄いのに思い切り振り回された感丸出しの、編集後ナリ…。

こんばんわ、スナです。今日は蚤の市に行って参りますた。


朝まで生トークぢゃなかった、朝まで趣味の写真をいじっていて、そのままPC抱え込んじゃって…ハッと気づけば待ち合わせ時間思い切り過ぎてるYO!!

あまりにも「アウト!」だと、反対に落ち着きますよね、人って…。
寝ぼけながらも送信したメールに来た返信は…。

『二日酔いでムリっす…朝まで呑んでたんで』

何だよ、オイ!

私の優秀な秘書の弱点は酒です。


ま。
それはそれで良いので(良いんだ)、ノンビリチャリで行ってきました蚤の市。

今頃、おぼろろろろーとなっているであろう我が友の敵を取ってやる!なんて一つも考えず、鼻歌歌いながらの爽やかSUNDAY♪

写真↓
ベルリンの蚤の市とは似て蝶。でもスッゴク楽しかったー!日本語通じるのが良いね。
写真は日本らしく着物。結構多かったス。衣服と言えばコレ!くらいのイキオイですた。ま、フリマではなく「骨董市」の名での開催だしな。
オバチャンたちがその着物たちに群がっている図。

こんなんもありますた。
だれが使うんだ!?つうか、何時代だよ!?


何か分からんが、妙に惹かれる組み合わせのディスプレイ…。ホント、何でもありでしたよ。

何がなんだか…分からなくなってきたスナ隊長は、一目見てピンときた黒のトランクを結局お買い上げ。 

いやはや…何事もインスピレーションですな。 
黒のトランク、実際持っているし、海外にも使っていたけど、ちょっと大きくて扱い辛かった。 

簡単な旅にはな~と思ってて、ソレがまさに理想の大きさ&カタチだったワケですたい。 ユキンコには益々信じられん!てな大きさだと思いますが、サバイバースナにはこんくらいがベストたい。
こんな感じ。そして「世に棲む日日」の単行本みたいなね。もうすぐクライマックス!

この薄汚れたボロい鞄を持ってウロウロしているアヤシイ人間を見かけたらそれは私です。 
しかし。
この鞄を買うのは大変でした。だって店の旦那、ちっともブースに、いないんだもー!

しかし!
「何度も来てたねー!」とか言われてしまった…どっからみてた?!

 居ても、ケータイで話してたり、コーヒー飲んでたり、隣の店の人とかと話してたりしていたこのマイペースな旦那も何だかんだ言いながらも結構ツボで、それでココで買ったってのも一理アリ(他にも同じような鞄、売っていた)

 売る気があるのか無いのか…良く分からないそんな人になりたいです(そうなの!?) 

 

ちなみに、こんな風にして持って帰りますた…あばばばー。良く捕まらなかったもんだよ。

※追伸~優秀な酒好き秘書へ~。
今度は2月。次回こそ一緒に行くぜよ!その前夜は呑みすぎんなよ! 

※追伸2。
一個前の日記で「猫」について書きました。
あれからあの子猫の鳴き声は聞いてません。姿も勿論見ていません。
多分、きっと…。あの子にとって素敵な場所が見つかったんだと思ってマス。

 ノラ猫や野良犬、捨て猫捨て犬…。私の住んでいる近所は、駅やマンションがゴチャゴチャしているちょっとした繁華街だからかもしれないけどあまり見かけません。
でも。
この日本にも、そして世界中にも沢山、必死で生きている彼らがいます。
その事実だけでも認識し、忘れずにいたいと思い、今回を機にリンクを追加しました。

ニャンコの里親探しの掲示板です。全国あります。もし宜しかったら覗いてみてください。ワンコの情報や、それに… 里親が見つからなくて死をじっと檻の中で待つばかりの小さな命のこと、人の為に実験に使われた命のこと、そんな情報にも繋がってます。 何かしら皆さんの心に響けばと思います。 
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2007'12.07.Fri


level.41

今朝。

マンションの非常階段のところで出会ってしまった。

ここ数日…声は聞いていた。でもまさか出会ってしまうなんて思いもしなかった。近所の人が、元気な猫を飼い始めたんだ…そのくらいにしか思わなかった。


どうにか、したかった。
どうにも、出来るわけないのに。


あれきり、会ってはいないけど、夜中の今でも時折、声が聞こえる。きっと私と同じようにこのマンションの非常階段を利用した人が偶然出会ってしまったんだ。


全身の毛を逆立てる程に警戒して、物凄い小さい体なのに絶対に近寄ることなんて出来ないあの子猫は、

この寒空の下、今でも必死に自分の命を守ろうとしている。



とてもとても可愛い顔をしてたので、保護して飼い主見つけて、どうにか安全で暖かい場所だけでも確保してあげたくなり、真夜中の今、玄関に向かったけど、それ以上足が進まなかった。

じっと玄関に突っ立っている私の足元に、
先ほどまでヌクヌクと布団に丸まっていた我が相棒が、寝ぼけた顔でニャッニャと短く小さな声を出しながら駆けてきた。

こんな夜中に出て行くのか?それならさっさと行きやがれ。そんなにボサーと突っ立ってると気が散るじゃないか?

そんなことを訴えているような顔。いつも予想外の動きをする私に、コイツはスッカリ慣れきっている。


フラリと出て行ったきり何日も帰って来ないことはあっても、まさか、
自分の体の半分にも満たないような小さな体のくせに、人を見れば近所いっぱいに響く大きな声を上げて警戒する子猫を連れてこようなんぞ、これっぽちも思っていないだろ。


不意に気が抜けて私はストンと玄関の前にしゃがみ込んでしまった。
相変わらずワケ分かんねぇ~。そんな呆れた顔をしながら相棒は部屋の中に入って行った。


結局。
この狭い我が家は、私と相棒のいつもの風景だ。

日が昇り、朝が来ても、
日が沈み、夜がまたやって来ても、
冬が過ぎ、春が来ても、

同じだ。



ふてぶてしい顔をして、暖房器具を一切つけていないこの部屋でトグロを巻いて毛布の上で寝ているウシ猫と出会ってもう10年近くになる。

まだ5年位かと思っていたけど、この前友人と話していてちゃんと数えるとその位の年になり、正直驚いた。


小さくてガリガリで…。ノミも一杯いて…。

当時。
実家で犬を飼っていた。可愛くない犬で、たまにしか帰って来ない私には、帰って来て久々顔を合わせたその時は、必ず吠える嫌なヤツだった。オマエ、ワザとやってんだろ!?ムキー!と思って、そのホッペタを両手で引っ張ったりもした。

そんな、可愛くない犬だったけど、でも私には家族の1人で、だからペットと言えば「犬」だった。「猫」なんて想像もつかなかったし、別にどうでも良かった。


そんな私だったから、この10年近く付き合っている相棒の子猫のときの写真は1枚しかない。しかもグーグー寝ている写真。可愛くない。


ごく一般の。
猫を飼っている人間が、そのペットの猫とどのように過ごすのかなんて知らない。
でもおそらく、私は猫の飼い主として最低のランクと思う。遊んだことなんてないから。

年に何回も家に戻らないし、今年なんて…、
2ヶ月以上も放っぽりだして、友人に世話を頼んでいた。


でも。
私はこいつの写真を初めて撮ったあの時に「覚悟」したのだ。

どんなことがあってもオマエが死ぬまで、食べ物と住居だけは与えてやると。


旅立つとき…。
もし、私の方がオマエより先に死んで、この部屋に住めなくなっても多分…大丈夫。私を待ってくれている私の仲間はオマエを見捨てたりはしないから。

まるで自分に言い聞かせるようにして部屋を後にしたのを覚えている。

酷い飼い主でごめんな。




私は。
この相棒を通して、命の重さを知った。

簡単に「命」を自分のこのちっぽけな両手で抱えきれることが出来ないことを私は知ってしまったのだ。


凄く可愛い顔をしていた。あんなに全身で警戒しなければきっとスグに飼い主なんて見つかる。

でも。
私にはこの部屋にあの子を一時的でも入れることが出来ない。

酷い飼い主だけど、そんな私が抱えきれるのは私とふてぶてしい老猫の命で精一杯なんです。


飼い主とか、飼い主じゃないとか、そんな肩書きの前に、1人の人間として、

本当に私は無力な人間だと思った。
たった1つの小さな命に手を差し伸べることも出来ないのだ。



あの時した「覚悟」が、今のこの私を造ってしまった。そう思う。
だから同時に、「命」の重さをこの約10年で思い知ることになってしまった。
だから手を差し伸べられない。


生きて欲しい。

ただそう祈ることしか出来ない。


足が冷えたので電気ヒーターのスイッチを入れた途端、まだ全然熱を帯びていないのに、ちゃっかり前に陣取っている相棒を見て思わず笑ってしまう。

私のことなんて一個も聞かず、何度も同じことを言わせやがるくせに、この電気ヒーターは温かいものだと言う事を覚えてやがる。

全くふてぶてしいにもほどがある。


「外の気温に比べたら、こんな部屋、常夏だぜ!?しかも勝手に今までベットでヌクヌクしてたくせに」

足で相棒のお腹を軽く押してヒーターの前から動かしたら、思い切りまた引っかかれてしまった。


生きて欲しい。

あの子猫も、このふてぶてしい老猫も。
そして私も、アンタ達より長生きできるように頑張ります。


生きて生きて、抗っても這い蹲っても、生きて欲しい。
何も出来なくてごめんね。
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