2008'12.29.Mon
level.46 (きらめき団2008展覧会開催中。会場へはコチラから→)
今年…。
このブログにUPしてた絵たちをかき集めてみますた。何も載せるものがなかった&ま、年末ってことで。
一個一個並べようかと思ったけど苛々したのでテキトー…。性格がモロ出しですな。
こんばんわ、スナです。
気分転換に絵を描くことがあります。ヘタクソなのですが、凄い気分転換になります。
しかし。
こうして見ると意外にいつ何があったのかなんてことも思い出すので不思議。つうか、ジャガーとニャンピョウが意外に上手いのがウケる。
そういえば…。
スキャナーつき複合機のプリンターを買ったのも今年だったなあと。ソレまではカメラで撮ってまで載せてたのもウケる。
いつもと同じような日々で。いつもと同じように特に何も無く。
いつもと変わらない1年だった気もしたけど、それなりに色々あったなあと。
小さなことだけど、でもそれがきっかけで大きな事に繋がったり次に繋がったり…。
ささやかなことだけど、でも凄く嬉しかったり楽しかったり…。逆に、辛かったり悩んだり苦しんだり迷ったり…。
幼い頃は。
途方も無く1年が長く感じ、今じゃほんの瞬きくらいに感じてしまったりもするけれど、それはきっと、
「慣れ」なんじゃないかなあと。
以前にも同じような体験や経験を積めば、あまり刺激がなくて記憶に残らず、無かったことになってしまう。
それは仕方の無いことであるけれど、でもだからこそ。
忘れたくない。
私がブログを続ける理由。それは、
忘れたくないから。
頑張って必死こいて生きているってことを忘れたくないからなんです。
同時に。
自分自身を見つめなおす本当に良いキッカケになります。
現に…。
私は以前、違う場所でブログをやっており、そこがブログデビューの場でもあったわけですが、最初は凄く恐怖や不安の方が大きくて、一体何を書けば良いのか分からなかった。
でも少しずつ少しずつ続けているうちに、徐々に自分のペースが見えてきて、そして同時に自分という存在が見えてきた。
客観的に見るってこういうことなのかなあと…初めて実感した。
今でもその気持ちは変わらない。だから今でもこのアホブログを続けている。
決して。
「誰かの為に」ってことは1滴もありません。全て自分自身の為にやってます。
んならば日記にしろよ。と自分でも思うけど、日記じゃ駄目なんですよね。どうしてもグロくなる。
誰かが「見ている」っての重要なんです。自分自身を客観的に見るってことは。
自分は何が好きで何に興味を持つ。ブログを始める前も分かっていたハズなのに本当は何1つ、分かってなかった。
昨年。
旅に出たのもぶっちゃけブログがきっかけでもあります。こうしてブログを書いて色々見えてきて…そして「ああ、そうか」と。
勿論!
ブログで奇跡のような出会いをした人々にも沢山刺激を貰ったことも私の背中を押してくれた重要なことです。
私は自分で書いたブログを読み返すってことを殆どしません。書いたら書きっぱなし。
でもこうしてホンの時折でも見返してみると…
ホント、アホやな。
あ、いや、うん…(フォローできない、自分でさえ…っ)
そう、まぁ…。
アホなことばかりですけど、それでもそれなりに頑張って2008年も何とか元気に終わりを迎えることが出来そうで、そしてそんな自分に、
お疲れさま。良く頑張ったね。と褒めてやろうと思います。年に1度くらいは良いデショ。
アホと言えば、そういや…。
今日、最寄り駅について、フツーに家に帰ったんですが、帰ったら定期入れと家の鍵を玄関の壁に掛けるんですが…
「ありょ?」
定期入れ、空っぽだYO-!!?
まさか!!?と思い、猛ダッシュで駅に駆け込み、「スナですけど、定期ないですか!?」と物凄い剣幕で叫びました。
どこの知り合い?
運よく、自動改札口の中に吸い取られ、無事に手元に戻って来たのですが、
「あ~!!良かった~!!!!本当に良かった~!!!!」
と定期を使えなくなりそうなイキオイで握り締めている私の顔を、クシャおじさんのような笑顔で頷いていた駅員のオジサンが1番嬉しかった…。良い笑顔だった。一仕事したぜ!って顔だった。
ま。
この帰省ラッシュに、いつもと同じように通勤している人なんて私くらいしかいなかったんですけど…ね。寂しい。
駅に降り立ったとき、思わず「アレ?」って言ってしまったからね。確かに遅い時間ではあったけど、それでもリーマンオッサン共で溢れ返る時間帯だったのに、1人だからね。
早く私も帰省の波に乗りたい…。
いやいやいや…駅員さんも頑張ってんだ。私も頑張ろう!負けるな、私!!
今日こそ皆様のところにお邪魔しようと思いつつ、予想外に本日の画像UPに手間取ってしまい…すんません、明日こそご挨拶に参ります。
お体には十分お気をつけて。2008年を完全燃焼しちゃってくだせ。
北米を横断している途中で資金が底をついた。それでも私は、ヒッチハイクで辿り着いた先々のレストランでシェフをし、そのお金で旅を続けた。人間が人間として生きる為に最低限必要なもの「衣」「食」「住」のどれも持ち合わせてはいない私だったけど、唯一武器を持っていた。諸刃の剣のようなそれは、父のレストランでの見よう見まねのお手伝い。文字を書くための鉛筆より先に包丁を持たされた。元々手筋も良かったのか、小学校を卒業する頃には一通りの料理は作れるようになっていた。
その武器を利用して。
西のサンフランシスコから東のニューヨークまで横断したが、そこでも私は見つけることが出来なかった。夢の国は夢でしかなかった。ただ、色んな場所の「食」を感じるのは楽しいと思った。探しているモノのカケラに触れた気がした。もっと試してみたいと思った。何をどう試してみたいのかは分からなかったけど、暫くニューヨークの二ツ星レストランで住み込みの見習いとして働かせて貰い資金を貯めて、そして私はヨーロッパへと渡った。大西洋のど真ん中で、そういやモジャがコロンビア大学にいると思い出したが、スペインの地を踏んだ瞬間、すっかり消し飛んでいた。
「でも何でこんなところにモジャが…?」
私の隣で野菜の皮むきをセッセとしていたアルが不思議そうな顔で私を見ている。
「ムラサキ、モジャって何?日本語?」
まさか聞かれていたとは思ってなかったので私は慌てた。子供は地獄耳で、そして思い込みの激しいという恐ろしいイキモノなのでウッカリしたことは言えない。
「ううん。私の友達のニックネームよ」
「ヘンなの~!」
うふふと肩をすくめてアルが笑う。半年ほど前…。ジークフリードに手を引かれこの店にやって来た頃とは別人のようだ。ジークフリードの大きな体の後ろにしがみついており、覗き込むと脅えた眼をして益々影に隠れたものだった。
良かった…。
アルの包丁に時折指導を入れながらそう思った。
「ムラサキ~。今日のパスタはペンネで良いんだよな?」
頭だけ振り向かせてルカが言った。ルカのアンティパストのセンスは言うまでもなく抜群だが、パスタやリゾットも凄く美味しい。
「ムラサキ~。ちょっとパスティッチェリア(お菓子屋)の方に行って来るから~」
今日のお菓子販売担当でもあるカメリエーレのディーノと打ち合わせをしていたレオが言う。
この店には隣接してお持ち帰り専用のお菓子販売もしている。レオのドルチェは凄い人気で、女性客たちの声からこのスペースが誕生した。小さなショーウィンドーにキラキラ輝くレオのドルチェたち。ランチが終わるとレストランは一旦店を閉めるが、この小さなパスティッチェリアはずっと開いていて、道行く人々が気軽にいつでも買えるようになっていた。
時計を見ると午後3時過ぎ…。モジャはもういるのだろうか…。トレイに沢山のお菓子たちを乗せてレオとディーノが厨房を出て行くのと入れ違いに、大きな影が現れた。
「お、美味そうだな。ひとつくれよ」
そう言いながらも既に1つ摘んでいるジークフリードにレオが声にならない悲鳴を上げている。あっはっは~と豪快に笑いながらもジークフリードは厨房に入ってきた。アルの傍で仕入れのオーダーを書いている私を見つけ顔を曇らせた。
「ムラサキ…」
「ジークフリード、何かいるものがあったら言って頂戴」
私はユックリ喋る彼の声を遮るように声を発するとオーダー票を突きつける。困ったような表情をしながらもドルチェを摘んでいない左手で受け取った。
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