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cesta 07

かいしんのいちげき

2024'04.20.Sat
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2008'12.15.Mon



level.46 (きらめき団2008展覧会開催中。会場へはコチラから→



手の震えが止まらずブレた上に、保存の仕方を間違え相当イラッとする画像ですけど、すんません、限界です。

こんばんわ、スナです。もう一週間くらい、上がって来れそうにないのですけど、とりあえず…やはりご報告はしとかねば失礼かと…。

昨日。
選ばれた犠牲者数人へ発送完了致しますた。
何?って、クリスマスプレゼント。うふ。

TOPのイラッとする画像はその1つの使用例としてご参考にと思ったのですが参考にならねー!イラッとするだけだよ。

手元に届いて「何じゃコレ!?」と即ゴミ箱行きも流石の私もヘコむので、できれば一度…使用例のように冷蔵庫にくっ付けて欲しいなと…って、コレ、冷蔵庫ですから、私の(なんちゅー冷蔵庫…)

それとコレ↓



あ、別に「燃えよ剣」を発送したワケではないですから。是非とも!皆さんの人生で1度は絶対読んで欲しい一冊ではありますけど。

「男なら時代の先頭に立て!」

う~む。帯も気合入り巻くってますな。うむ。って男じゃないですけど。まぁでも、オカマでも女でも読んで損はございません(断言)

いや…燃えよ剣の宣伝ではなくて、その隣。実際、お手元に届くのは少々違います。まだコレ、製作途中です。


この最終段階の為に、苦手中の苦手の裁縫をやるべきことになり、しかも途中で激安で買ったミシンが破壊してしまって手縫いですからね。とんでもない仕上がりで多分…いや絶対引きますけど、とりあえず…

燃えよ剣のような分厚い単行本もカバーできます。


私も今現在形で上記二つを使用してるんですけども…

既に少々、支障が出てきてます…(なぬ!?)


それで今宵。
震える指&オッサン病が暴れ狂うと言う、何かに変身しちゃうんじゃないかと本気で笑えない状況の中、謝っておこうと…。先手を打っておこうと…。(どんだけ卑怯で姑息!?)


すんませんでしたー!!

ガタが出てきたら個人個人で微調整してやってください…。



いくら試作品だからと言っても、人に送り付ける前に自分でちゃんと試してからだなと、今回骨身に染みました…あわわわ。


と言うわけで…↓



次回作、既に始動中。自分でまずは試してからと言うことで、一体いつ送り付けるか分からないモノを既に作成中です。


こうして見ると…
自分は本当にチマチマと何かを作るのが好きなんだなあと思う。でもちゃんと作ろうね。

そして…
こうして人を巻き込んで犠牲者を出してしまうのは、

チマチマ作るのが好きってのもあるけど、それ以上に、私が好きな人に私の作ったモノ達を見て何かしら感じて欲しいって思いがあるからなんだなと…。

自分を。
表現するってのが、私の場合、言葉や態度よりも、何かしら別の物体で表現するんだろうなと思う。

まぁ…周りにしてみればいい迷惑なのかも知れませんが…とりあえず、すんませんでしたー!


あ、きらめき団も2008年と同じく終了カウントダウン始まりますんで。そこんとこヨロシクです。実家のオヤジのPC無理矢理ハイジャックしてポチッと消滅しますからね。除夜の鐘の煩悩打ち消すみたいな感じでね。


中々…。
マジで皆さんのところにゆけず、こちらも本当に申し訳ないです。

お体には十分お気をつけて、残り少ない2008年、思う存分楽しんじゃってくだちい(←最近久々GANTZを読んだ影響…)

年末までにはまた復活致します。そん時にはご挨拶に…。誰!?とか言われそうですが…生暖かい眼でお願い申し上げます。










「今年も運転、ご苦労様です」
裏庭で大量の洗濯物を干していたシスターは、俺の姿に気付き声を掛けてきた。
「サトシ君、随分と大人びちゃって…。背も随分伸びたし。でも中身は昔のままなんですよね」
真っ白なシーツを伸ばしながらシスターは笑う。
「話したいことがあるんですけど、聞いてもらえますか?」
いつも滅多に言葉を発しない俺が突如そんなことを言ったので、流石のシスターも眼を丸くして俺を見つめている。視線を逸らし、ボリボリと頭を掻く俺に、
「ええ、勿論。嬉しいです、キシモトさんからお話を聞けるなんて」
髪の間から手を下ろし、真っ直ぐ向き合った姿勢で俺は言った。
「俺は、キシモトではありません。キシザワと申します」
サッとシスターの目の色が変わり顔が強張った。それでも俺は続ける。
「俺…。今、高校で美術の教師をやってます。別にやりたい仕事じゃなかったし他にやりたい仕事はあったし、ガキの相手なんて在り得なかった。でも今の俺は、この仕事が…高校で美術を教えることにとてもやりがいを感じてます」
強張った表情のまま、シスターは下を向いた。それでも俺は続ける。
「俺はカナコ先生の人生を変えてしまった。そのことに関しては一生をかけても償うことは出来ませんが、でもせめて俺は、アナタが見ていたモノ、そして感じていたモノを少しでも理解したかった。そしてようやく最近、気付けてきたんです。俺は、アナタのような教師になりたいと思ってます」
カナコ先生はブルブルと震えながら両手で頭を押さえた。俺はいたたまれなくなり思わず眼を閉じたがそれでも続けた。
「今、アナタはとても幸せそうだし、当時もアナタを診察した医者から俺の存在は無理に伝えるべきではないと言われていたから俺は一生、キシモトで構わなかった。だけどやっぱりちゃんと向き合わなくちゃって思った。だって俺は…」
「キシザワ君…」
不意に懐かしい声がし、俺は息を飲む。さっきまでの震えはピタリと収まり、抱えていた頭から両手を離すと顔を上げそしてハッキリと言った。
「その気持ちを大切にしなさい」
その顔は、あの懐かしくそしてとてもとても愛おしい笑顔だった。
「カナコ先生…」
半ば放心状態で自然と出た名に彼女は微笑んだまま、右手を差し出した。
「返してもらっても良いかしら?」
ハッと俺は自分の左手を見る。キラリと指輪が光った。震える右手で左薬指に嵌められた指輪に触れる。チラリと再び彼女を見ると、とても穏やかな表情で頷いた。
「大丈夫だから」
俺は再び視線を落とし、そしてユックリと指輪を抜いた。長い長い年月をかけ、まるで体の一部と化していたその銀色の物体は根を張ったかのようにきしんで中々抜けない。歯を食いしばりながらギリギリとねじるように引き抜く。それにこの指輪は元々俺のモノではなかった。苦戦している俺を見て彼女は近くの井戸から水を汲み、洗濯石鹸を泡立てると俺の手にそっと触れた。ムラサキの小さな手とは正反対の、女性にしては大きく節の強張った手だが、矢鱈滅多ら力のあるムラサキとは違って、とてもとても女性らしいしなやかな手だ。お互い無言で続ける。滑りが良くなった分、指輪は少しずつ上がって来てその度に俺は記憶の断片が浮んだ。彼女と過ごした、数少ない思い出。俺の記憶の中にある彼女はいつも笑顔で、でもその笑顔の裏にはいつも傷跡が耐えなかった。

「アナタが彼氏さん?」
事件が起きた翌日。事を知った俺は飛行機で地元に飛んで帰り、集中治療室の前に呆然と立ち竦んでいた。不意に声が聞こえ、下を向いたままユックリと顔を向ける。ニュッと差し出されたその小さな白い掌には銀色の指輪が1つ、乗っていた。
「カナコ先生の指輪。治療の為にって、私が看護士さんから預かったの。大事なものだろうからって他の持ち物とは別に…」
俺はジッと指輪を見つめ、ユックリと摘んだ。
「私、これから行かなくちゃいけないところがあるから代わりに預かって欲しいの。カナコ先生が眼を覚ました時に渡してあげて」
それだけ勝手に話すと白い小さな手はスッと引かれ、遠ざかる足音だけ聞こえた。俺は一言も発さなかったし、顔も一度も上げなかったからその小さな手の持ち主を知らなかったし、知ろうとも思わなかった。何も考えられなかっただけだったのだが。
あの手はムラサキのものだった。

石鹸の泡にまみれたその指輪は、第二間接をどうにかくぐろうとしている。痛みで思わずギリッと歯がきしむ音が頭にこだました。

「傷は順調に回復に向かってます」
医者の言葉に俺は息を吐いた。
「ただ…」
そんな安堵する俺に医者は言った。
「彼女には記憶が欠如しているところが見られます」
医者の声に俺はイキオイ良く頭を上げた。医者は気まずそうにカルテをピラっと捲る。
「事件当日のことは勿論、そしてその事件に関わった人物について強い拒否反応が見られました」
自分を刺した夫のことは勿論としてもだ、まさか俺のことまで…。淡々と話す医者の言葉が急に遠くなる。まるで水の中から話し声を聞いているような状態に似ていた。
「こういった部分的な記憶の欠如は、強いショックを受けた人に良く見られる症状であり、時間が経てば自然と治ることが多い。だから出来れば今は彼女にあまり刺激を与えず、まずは体の傷の治療に…」
その夜、俺は。
この指輪を自分のこの指に捻じ込んだ。

「あ…っ」
第二間接を通ったと思ったその瞬間、スポン!と音がしそうな勢いで指輪は抜けた。あまりにも呆気ない、そしてまるでコミカルなアニメーションのようなその光景に俺も、そしてカナコ先生も思わず呆ける。お互いの顔を見合わせ、そして笑った。
井戸水でジャブジャブと指輪と手を一緒に洗う。流れる石鹸の泡から現れたのは…、
まるで骨まで変形しているかのようにクッキリと跡が残った無様な左薬指と、そしてキラキラと光る銀色の指輪だった。
「…はい」
俺は左手で指輪を摘むと彼女に差し出す。ジッと俺の様子を伺うように見ていたが、
「今まで長い間、預かってくれてありがとう」
カナコ先生はそう言うと、俺の指先から指輪を受け取り、そして自分の左薬指にスッと嵌めた。
何年もの時を経てようやく持ち主の元に収まったその指輪は、まるで今までずっとその場所にあったかのように馴染んでいる。
「本当に…ありがとう。そして今まで本当にごめんなさい。アナタの人生を変えてしまったのは私。今までずっとずっと…縛り付けて辛い思いをさせてしまって、ごめんさい」
ブンブンと頭を横に振る俺にフッと笑うと
「アナタの…キシザワ君の思うとおりにすべき事をしたいとおりになさい…」
そう言ったカナコ先生は突如グラリと揺れた。ハッとその体を支えようとしたが間に合わず、ドサリと鈍い音を立てて先生は地面に倒れた。
「カナコ先生!」


※「思うとおりにすべき事をしたいとおりにすれば良い」と言う言葉は、昔、大好きだった叔父さんから頂いた言葉です。当時、ちょっと複雑な定時制高校の教師をやっており、とても子供の扱いが上手で、親族の集まりでもいつもポツンと離れていた私を会うたびに常に気にかけてくれてますた。叔父さんと話をするのが凄く凄く楽しかった。今はどうしてんのかなあ~…と。


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