2008'12.11.Thu
level.46 (きらめき団2008展覧会開催中。会場へはコチラから→)
職場の忘年会、いつだっけ…。
私の隣席のメガネが幹事やってんですけど、回って来た日時と場所をロクに確認する間もなくサインをして回してしまっていたことに今日、ふと気付いたんですけど、
「忘年会、いつでしたっけ?」
と聞く暇もないほど忙しかった…。
しかも電話で話をしながら、でも見ているPCは他の仕事をしている最中にそんなどーでも良いこと思い出してますからね。
でもま、
そんなもんだろ。
こんばんわ、スナです。年の暮れも近づいてきますたね~。昼飯食いに出かけた飲食店で「年末年始のお知らせ」みたいな張り紙を見ると、「ああ、本当に年の暮れなんだ~」と思いますけど、次の瞬間には忘れてるんですな。
とりあえず。仕事に撲殺されかけてます。
でもそんな禿げ上がるような嫌な仕事をしている時に限って、
隣のメガネのメガネを上げる仕草がやけに色っぽいな…とどーでも良いことに気付いてしまったりする…。
ま、そんなもんだろ。
2週間前から両目のオッサン病が悪化して明日はメガネにしようか凄い迷ってます。
コンタクトとどうもあまり相性が宜しくない私としては、これまでオッサン病が暴れ出すとすかさず速やかにメガネにチェンジしてましたけど、隣の席のメガネが妙にメガネが似合っているので抵抗がある。
メガネが似合うって本当に素晴らしいってか、羨ましい。
そんなことを考えながらとりあえず大掃除をしていたらば、上記のような古い写真がピラリと出て参りますた。
小学生高学年の時、夏休みに家族ぐるみで山に遊びに行った時の写真。ちょっと車で走れば山ですから。
オッサン病なんて、ふざけた病気にかかるくらい、ストレスまみれの今は、そのちょっと近所の山でもってか、実家の周りでも、
「ああ、自然って本当に素晴らしい…っ!空気がうまい!!」
とひたすら山ってか自然を楽しみますが、子供の頃はアウトドアが苦手で出来たら1人、家に残ってゲームでもやっていたいって言うそんな、「この子、将来引きこもり決定」みたいなお子ですた。
だからそういった、アウトドアをしている時に撮ったスナップ写真は、どれもこれも凄い憂鬱そうな鬱陶しい表情をしております…。
私の黒歴史…。
それに比べて。
近所の幼馴染みは根っからのアウトドアラブのクソガキで、地元にあるサル山に贈与したくて仕方がなかった。サル山に帰れ!と…。
いっつもどこかしら傷を作っては「バンソーコー」と言うので、自分は靴擦れした時くらいしか使わないのに気付けばいつもポケットやらにバンソーコーが入っていた。自分で常備しとけや!と…。
この写真のときも…。
一緒に連れてった我が家のリキ君と走り回って転げまわって傷だらけになってたけど、痛みも感じないのかこっちが引いてしまう程の妙なテンションの高さだったなあ…とボンヤリ思っていたらば、
「いつ帰ってくんだ?」
と電話が掛かって来たので本気で気持ちの悪いサルだと思った。
「うわ、サルだ!」と思わず言ってしまいましたからね。幾らなんでも今現在はそれなりに部下もいる中堅管理職になりつつあるリーマンにサルは失礼だなと誤魔化しましたけどね(謝りも訂正もしない)
今年は帰らないかもってか帰れないかも…と言えば、
「今年の蕎麦は沢山食べられるな」と…。
つうか、何でうちの年越し蕎麦、毎年食べに来てんだ?!
ムカついたし、やはり友達とどっかのイベントでバカみたいに弾けながらする年越しよりも、家族で蕎麦を食べ、そして近所の神社へお参りに行く…そんな地味極まりない年越しが好きなのでやはり頑張って帰ろうと思う。
「そういや今、小学生の時の写真見てんだけど…アウトドアっていいよね」
突如そんなことを言い出した私に「…熱でもあるのか?」と本気で心配するような声が返ってきたので再びムカつきましたけども、
確かにちょっとヤバイなと…。
サル山に帰りたいのは私なのかも知れないなと…。
今日の日記でもお分かりになるように、少々…いやカナリ疲れが出てきているので、暫く休みます。
とりあえず。ねま…。
「ただいまー!!」
イキオイ良く大広間の扉を開けるとサトシは叫んだ。その声にそれぞれ好き勝手に遊んでいたガキ共は振り向き歓声を上げる。
「サトシ兄ちゃんだー!!」
まだまだ幼い子供たちがサトシの周りに纏わり付いている光景に思わず口元が緩む。随分と大人びたとは言え、嬉しそうに笑っているサトシも一気に昔の笑顔に戻っていた。
夏休み。
高校の寮で暮らすサトシは毎年この育った修道院に帰る。超がつくほど有名進学校であるサトシが通う高校は、夏休みでも多くの学生が当たり前に登校しガリガリと勉強をしているのだが、3年になった今年もサトシは帰ると言い出した。奨学金で生計を立てているサトシに、この山奥までの交通費は厳しいし、それに交通機関を使ったら丸1日潰れてしまう。なので俺も快く毎年車で送ってやっているのだった。しかし今年は…。
「へぇ、コレがキッシーが毎年描いている絵かぁ」
ずらりと壁に掛けられている俺の絵をしげしげ見つめ、
「サトシ君、楽しそうだね。良かったねえ」
クルリと振り返り、俺に言った。
そう、ムラサキも一緒だった。俺が毎年儀式のように此処へ来ていることは十分知っているが、俺は1度もムラサキを連れて来たことがなかったし、彼女も行くと言った事がなかった。まぁ、ムラサキ自身が家から出られなかったって言うのもあるが。
「それにしても…」
再び絵の方を見ながらムラサキは呟く。
「本当にキッシーはカナコ先生が好きなんだね」
毎年1枚ずつ、クリスマスイブに掛けられていくその絵は、全てシスターの絵が描かれている。聖母マリアのつもりで描いていたし、実際、この修道院の神父もシスター達もそう思っている。しかしムラサキはサラリと言い、俺は一瞬どきりとした。
「カナコ先生じゃねぇよ。聖母マリアだ」
横に並んで立っている俺をムラサキは上目使いで見、そして再び絵を見て言った。
「去年の絵、何だか雰囲気違うね」
再び俺はどきりとする。
「同じだよ」
俺はそう言い捨てると歩き出した。ドコに行くの?とムラサキの声がし、便所と短く応え俺は大広間を出た。
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