とりあえず、柔軟体操から始めようか？

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秋ですな。流石にタンクトップでいるには寒いので長袖のＴシャツを引っ張りでしますた。ついでにジャージも…。

どこの運動会に出場するのですか？と言うような出で立ちスナです、どうも！


１０月１０日は、スナ両親の結婚記念日です、イキナリどーでも良い話ですけど。

昔は１０月１０日が体育の日でした。と言っても、別に我が両親はスポーツ大好き！ってワケではありません。それどころか、物凄いウンチです、あ、運動オンチってことです。オヤジはプラス方向音痴でもあるのでもう、手がつけられません末期です。

ただ単に。覚えやすいからってことでこの日に結婚したらしい…。でも残念ながら今は必ずしもってかむしろ１０日が体育の日って方が珍しくなってしまってますけど、ま、せめて語呂合わせで…。


何か贈り物でもしようかと思いましたが、おそらく…まさか我が子が自分等の結婚記念日を覚えているとは夢にも思っていないだろうし、反対に物凄く気味悪がられそうなので止めます。

毎年、同じことを思ってそして同じように何もやってません。いつもと同じ１日。


しかし～。
「運動」って、ホンに高校までですな！そして社会に出るともう転がる石のようなイキオイで体はヤバイことになりますな。

毎年会社の健康診断で血液検査のコレステロール値に引っかかってたんですけど、今年は尿検査まで引っかかってしまいますた…。

もうお終いだ。

オッサン病もワッショイワッショイなってるのでメガネで視力検査を受けたらば…

「あら、大変ね」

と検査の先生も思わず言ってしまう結果が出てしまいますた…。右と左が凄まじい勢いでガタガタなのです。
ま、左に乱視が入ってるので仕方ないっちゃあ仕方ないんですけど、マジでブレて見えなかった…酷くなってんのかなあ～。


今年は前年とは違う会社での初めての健康診断だったため、その健康診断する前に昼の話題で皆と話をしてて、
「そーいや私、いっつもコレステロール値に引っかかってたんですよ。だから診断前１週間は毎晩、タマネギ食べてますた」

何気にそんなこと話したらば、皆さん眼を丸くしてました。
「見た目じゃ分からないのね～コレステロール値って」

そう、別に太ってはいないんですけど、中身はガタガタなんですよ。オッサン病、持病だし。


今年になって…まぁ、前とは違い、仕事のリズムが毎日違うのでそのせいもあると思うけど、凄い体調が悪くてどっかこっかしょっちゅう悪くなってて…。

食べて寝れば後は何とかなる！って歳ではもうないんだなと。


姉も…
今の私の歳の頃から急に体型が「ちょ、ちょっ…！？」と言う風になってきてた記憶がある。でもヨガやらジムやらに行き出し、ず～と続けている今、私の記憶にあるまんまの体型を取り戻しそして維持しているのだ。


私のマンションの近くに、スポーツジムがあるんですけど…
何年か前までは「ジム～？！」と運動についてはトンと興味が無かったけど、最近やたらその建物が気になる…。


食欲の秋、読書の秋、芸術の秋…。これらしか全く興味がなかったんですけど、

スポーツの秋にも関心を持たねばならんかのぅ…と。ふぅ～（嫌々かい！）


だって。
ウンチの両親から生まれた子だもの。当然ウンチだもの。


とりあえず。
ヨガのＤＶＤでも借りてみようかと思う（消極的な…っ）

自分と同い年くらいの見知らぬ男と向き合って座っている。ソファーに埋もれるようにドッカリと座っている横着な態度の俺とは反対に、キチンと膝を揃え、挙動不審なまでにガチガチな男…。
ふうん。俺は煙草を吸いながらその男を観察した。絵に描いたような極普通の「青年」だ。
ほどほどの会社に勤め、ほどほどだからちゃんと土日休みの週休二日制で、そして今日は休みなのだろう。どこにでも売っているようなグレーのパーカーにこれまた誰でも履いているジーパン。スニーカーだけはちょっと眼を引くマニアックなブランドのものだったので内心「ほぉ？」と呟いた。
先ほどのハルタとのやり取りからこの青年はモジャと繋がりがあるらしい。あのチンチクリンの毛玉とこの地味な青年が知り合いだってのは意外だったし、他に何を話せば良いのかも分からなかったので仕方なく俺は聞いた。
「モジャとお知り合い？」
俺の声に青年はビクリと体を硬直させる。人の出すオーラみたいなヤツに俺は敏感なのでこっちまで何だかドキドキしてきてしまう。勘弁してくれ。そんなに俺、怖いのか？
「そんなに緊張するなよ」
出来るだけ明るい口調でそう言いながら俺は煙草を勧めた。断られるだろうと思ったが、あっさりと受け取られまたもや意外に思った。
職場の高校とこの店とそして自分のマンションくらいしか行動範囲がない俺にとって、本当に久々の「同類」との会話だ。モジャもそんなに歳は離れていないだろうが、まぁ…アイツは別だ。問題外だ。
「イベントって…。何のイベントだったんですか？」
どこに敬語を使う意味があるのか全く分からない俺に、当たり前のようにこの青年は敬語で、しかも恐る恐る発言してきやがった。高校生のガキにもタメ口を使われている俺には何だかこそばゆくて思わずビシッと人差し指を突き出していた。
「今度、敬語使ったらマイナス１０点な！」
男は口元だけ歪ませて笑った。何だよ…俺、何かしたか？この店の外を知らないムラサキにとやかく言える立場じゃないのかも知れない…そんなことを思った。友達、いないからな俺…。
「あの、貴方はモジャさんと、そして先ほどのウェイターとお知り合いなんですか？」
ぼんやりそんなことを思いながら会話をなんとか繋げていた矢先に、青年の思わぬ発言に俺は思わずツッコミを入れそうになったが、面白い…と思い話を合わせた。ハルタ、オマエ男だと思われてっぞ。
そのハルタが運んできたサラダボールを胡坐の上に抱え込んでムッシャムシャ食べている俺に青年はイキナリ切れた。
「そういう訳じゃないけど、お互いを少しずつ知ってそれから親しくなって話し口調も砕けてくってもんじゃないの？会っていきなりタメ口って何か、失礼じゃなくね？」
ふうん…そうなんだ。勉強になったよ。
青年はムッとした顔で一枚の名刺を差し出した。ふうん、予想通りほどほどの会社に勤めてんだな。名前も…フジイ？うん、フジイって感じだな、Ｆって感じだもんな、何か。俺はサラサラとペンを走らせながら思う。
だから、それが一体なんだってんだ？
俺には、この紙切れ１枚で「全てを曝け出しました」って気満々のこのツラが無性にムカついた。だからあえてその鼻を挫いてやった。突き返された自分の名刺を屈辱的に受け取るが、次の瞬間まさにマンガのような顔で驚いてやがった。ちょっとスッキリした。
「んじゃあな。タロー」
でもしっかり釘も刺しておく。
「ちょ、ちょっと、オイ！キシザワ！！」
タローの叫び声と共に、ゴオンと鈍い音が聞こえた。丁度傍を通りかかったハルタと共に思わず見上げる。タローが仰け反っていた。何やってんだ、アイツ…。
バタバタとタローの足音が近づいてくるのが分かる。でももう俺はヤツと話すことは何もない。
今日のところは、な。
俺は振り向きもせずそのまま店のドアを開けた。
学校では美術の教師は俺しかいない。同期はいるが、マツモトとは歳が１０違うし性格も正反対だ。ガキの相手をするだけで精一杯だ、派閥や表面上のお付き合いに使う体力も気力もない。都合の良い事に俺には美術準備室と言う城もある。
「キシザワ！」
「さん」も「君」も「先生」も付けない、そしてちゃんと自分の名前を呼ばれたのは一体、何年振りだろうか？
声すらも有り触れた青年であるその声で叫ばれた自分の名が、いつまでも耳に残っていた。


※社会人になると…部署変えや転勤、はたまた転職やらをしない限り、意識していないと自分の世界が物凄く狭くなります。いつぞやか…ハッと気づけば物凄く友達が少ないことに気付いて、しかも自分と同じような独身で働く女ってのがいなくて、凄い焦って唯一独身ＯＬやってた友達に「友達紹介して！」と言ったことがあります。一気に友達が増え、イベント事も物凄く増えましたが…今度は逆に物凄く疲れてしまって…。結局無理に「友人」を作っても意味は何もないんだなと…。
今の職場では前の職場と違い、若い女性が多いし、何しろ隣の席の子が本当に可愛くて仕方がないので凄く楽しい（仕事は本気でイヤなんだけど）
「そろそろまたマック行こうや」とかサラリと当たり前に誘ってくれるんですけど、それが本気で嬉しくて内心「ＹＡＴＴＡ－！」とハッパ隊の踊りやってる私…。でも本気で嬉しければ嬉しいほど「ん～。そうだねえ～」と気の無い返事をしてしまう私…。
キッシーの気持ちを代弁してみますたってか、ぶっちゃけココに出てくる人々は皆、私の１部です。久々ようやく出てきたタロチャンも、ムラサキもハルタもモジャもインテリメガネも、そして今、何気に長くなってしまってるキッシーも。