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cesta 07

かいしんのいちげき

2024'11.02.Sat
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2009'04.19.Sun



level.47


え~と。
隊長兼ガイド役であるスナ本人すらも、日々の慌しさに思い切り飲み込まれてスッカリ忘れておりましたが、

「スナランガイドブック」と言うものがあります。このチンチクリン世界には。

つうか、こっちが本職希望なんですけども…っ


こんばんわ、スナです。奇跡の確率である週末休み、こんな良い季節にはこのチビッコが部屋でジッとしているワケがなく勿論、予定を入れていた(ってかほぼ無理矢理入れて貰っていたと言った方が適切…)のですが、突然の悲しいお知らせを頂き、予定は未定へと…。

そして丁度未定になったタイミングで他の友人から「生きているか心配しています」と凄いメールを頂き、生きてるYO!会いたいYO!と2つ返事で速攻返事をしたのですが…、

アッサリ断られますた…何だYO-!?


クスンクスンと膝を抱えて部屋の端っこで泣いていたらば、


「もっしも~し!」

キノキノ…やはり君だけだ…っ!

「今日は休み?そうだったら、もうそろそろ起きる時間かな~と思って電話したんだけど、まだ寝てた?」

お…おかーさーん!

「ううん、起きてた起きてた!チョイーッス!!あっそぼーぜ!!」

「…あ、それなら良かった、チョ…チョイ~ス…うん、あそぼー…」


あまりの嬉しさで、ヘンなテンションでホント悪かった。



つうことで。
奇跡が奇跡を生み、1年以上振りなんじゃないの!?ってな、

「スナランガイドブック調査隊」出動!!今回は隊長のスナが、ぶっちゃけ2年以上も前から気にはなっていたけど遠くて中々行きたいと言い出せなかったけど、ヘンなテンション任せに思い切って言い出してみたってな場所へ調査に行って参りますた。

題して。
「2年越しの思い~酔ったフリして上司のカツラを取りやがれ~」

どんなタイトル…?


以下、報告書。「pokračování」をポチッとクリックすれば続きが出ます(pokračováníとはチェコ語で続きと言う意味。日本語でイチイチ説明すんならハナから日本語で案内すれば良いんだけど、管理人の単なる気まぐれです…)
















キノキノ隊員のお子2人もご一緒なのは、いつものこと。ホンに可愛らしい。ってか、私を友達…いや、それ以下に認識していると思う…。

私はぶっちゃけお子が大のニガテであるのですが、そのワケが、「大人としてのオーラを出せない」ってことで本当に嘗められてしまうからです。

でもキノキノ隊員のお子たちは、本当に他人を思いやり、そして大人しくて優しいお子達なので、いつもいつも一緒に遊んでくれます…これで良いのか?

下の写真は、ガラス雑貨ばかりでお店に入れなかった弟君と一緒に山のてっぺんまで登って時間を潰した時に撮ったものです。

キノキノ隊員は「見ていてくれてありがとー!」とお礼を言ってくれましたが、

見てもらったのは、さて、一体どっちやら…。わっははー




キノキノ隊員の影響で。
細々した雑貨や、ホッと一息つけるカフェが大好きになりましたが、旅から戻って今の仕事に就いて早1年以上…。このブログでもウザイくらいに書いている通り、コンクリートジャングルの中でのこの奴隷のようなサバイバル生活は…私にかなりのダメージを与えてくれており、スッカリ忘れちまうところでしたが、本当は、

時間を忘れ、ただゆっくりと、自分や大切な人の人生を豊かにすることだけに時間を費やすことが好きなんだと改めて実感しますた。

そしてその「人生を豊かに」出来るモノってのは、
高価なブランド物や、最先端の大都会でしか手に入るものでは決してなくて、
ただ販売目的だけでなく、名も通っていない1職人が、ただ単に誇りを持って丁寧に心を込めて作り上げただけの、小さな小さな名もなき雑貨たちだったり、
地図にも載っていない、看板も出ていない、道案内もない…。あるのは、
開けた真っ青な空と、新緑に揺れる木々たちと、田んぼの傍を流れるせせらぎ、そしてその道端にヒッソリと花を咲かせている単なる野花だけなんだと言うこと、

そしてそれらこそ、私にとっての、
「人生を豊かにしてくれるモノたち」であったりするワケなのです。


小さな小さなお店ばかりで、入るたびに、
「こんにちわ~」
と自然と挨拶の言葉が口をついて出てくる…些細なことだけど、私の今の暮らしの中では決して在り得ないことだ。

そんなちょっとした「丁寧」が、
殺伐とした現実世界で物凄く効果を発揮したりもします。


でも。
そういったことに気づくことが出来るのも、
両方の世界を知っているからでこそなのかも知れないなと…。

どちらにも。
良いところ、悪いところはあって、それらを上手に、
そして極自然に自分らしく取り入れることが出来てこそ、

「人生が豊かだ」と思えるのかも知れないなと思います。



「お金」が決して全てだとは私は思いません。この世にはお金の単位だけでは計りきれないモノがいくつもあることを実際に知っているからです。

この前、帰り支度をしていた時、メガネ上司から「良くやってくれる」と言われましたが、「ぶっちゃけ私はこの仕事よりもアルバイトで良いんです」と答えました。

「銭湯の番台とか、めっさ理想ですね。でもバイト料少なそうだし、税金や社会保険のこととか考えたら…番台じゃなくてこの仕事をするしかないんですよね~」

「何で銭湯の番台!?あまりにも突拍子すぎてビックリだよ…」

「まぁ、今時銭湯なんてのを探すのも大変ですしね」

常連さんとのある意味裸のやり取りが面白そうだなと思うわけです。あくまで妄想ですけども。

何で何で?としつこいので、

「…牛乳飲み放題って感じだから?」

とテキトーに答えれば、メガネはフルーツ牛乳かコーヒー牛乳のようなモノしか飲めないらしく、

「そんなんじゃ肋骨にヒビが入りますよ」

と呆れて思わず言えば、

「牛乳ガブ飲みしても入った人に言われたくねー」

確かに…っ!

あ、肋骨のヒビも完全完治(?)し、神経痛も全くないですけども、ただ、

瞼に生息しているオッサン病が、ココ暫くカナリ調子に乗って出てきやがってるので本当に参る。少しは自重して欲しい、オッサン共。


「ま、銭湯の番台って男の夢だよね~」

メガネはウンウンと頷きながらそう締めくくりましたが、
私は女だ。オッサン病に悩まされているけどもっ!男の夢なんて知らねぇ。

別に銭湯の番台でなくても良いんですけどね…。ただその人の日常の一部に無意識に私も存在するってのが、素晴らしいなと。


「しかし。本当にスナさんと新人さんは真逆だよね」

「は?」

「新人さんはセレブだけど、スナさんはまさに庶民…」

そこまで言って、メガネはハッとした顔をしたけども、もう遅いっつうの。

「どうせ私は庶民ですよ。庶民シュートしか打てない人間ですよ」

どーでも良いですが、映画の「ALWAYS三丁目の夕日」に出てくる「鈴木オート」の堤真一さんがめっさ好きです。

生まれる年代、間違えたかもしれない…。







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