まつづん…。

level.47


席が１つずつお隣にズレますた。

何の意味があるのかと言えば、新たなシステムが導入され、２人に１台、新たなＰＣが割り込んできたのでギュウギュウの席を解消するためです。

端っこに位置したカレーライスさんのお隣の本当の端っこの席がずっと空席だったためそちらに移動。カレーライスさんは私の使用していたＰＣを使うことになり、それに伴ってＰＣも横に…。私は新人さんの使っていたＰＣになったワケです。んで、新人さんはメガネが使っていたＰＣを使い、メガネはと言うと上司専用ソフトの入った特別な新品ＰＣをちゃっかり自分のモノにしていると言う…。
ま、違う仕事をしているのでそれは別に良いし、新人さんが使っていたＰＣは、元々私が使用していたものでもあったので、別に良かったんですけど、

いざ、使ってみると何か…おかしい。

元々ＰＣの使い方が荒いので、我が家で使っているデンゾーさんも最近は特にヒィヒィ言ってらっしゃますし、後ろの島の席の子から、「スナさん、キーボード打つの激しすぎ。こっちまで音が聞こえてんだけどー！？」と言われ続けているのですが、

そーゆー問題以前に、何かおかしい。

すぐにソフトがバグってしまい、何度も再起動しないといけないので仕事の処理スピードがガクンと急低下。

「ああ…。あんなにも私の言う事を聞いてくれていたのに、ちょっと新人さんが丁寧に使ってくれたからと言って、オマエはこのたった２ヶ月ほどで私を裏切るってのか…っ！？」

もう何度目か分からない再起動をした時、それでもどうしても言う事を聞いてくれなくなったＰＣに向かって叫んで、そして、

うちひしがれました。


「スナさん～。仕事してください～」

うるせぇ、メガネ野郎。


こんばんわ、スナです。結局、先にアッサリ帰ってしまったカレーライスさんのＰＣを借りて残業をヒィヒィ片付けました。

昨日まで私のシモベとして頑張ってくれていたそのＰＣは、まだ私のことを覚えてくれており、通常に作動をしてくれますた…ヤレヤレ。

しかし～。
これからもこの調子だとホント仕事にならないので、メガネに文句を兼ねての相談を…。

「ＰＣの機嫌がマジで悪いんですよね～。まぁ、私の使い方が荒いから…嫌われちゃったかな？」

顎に手を当てＰＣを見ながらメガネに言いましたが、返答がない。ん？と思ってメガネを見れば、

下を向いて笑いを堪えていました。肩、震えてますけど～？


「まるで恋人のように言うもんだから…」

メガネの肩にポンと手を置き威圧を与えれば、笑いながらそう答えてくれますた。

恋人だよ！ってか、相棒！？こいつが言う事聞いてくれないとホント私、この戦場で生き抜けないんだからー！


明日は休日なのでその間に機嫌を直してくれてたら良いんだけど…。


明日ってか今日ですが、キノキノと「おやと屋」のエプロン展に行って来まー！！キャホゥ～イ★

今年も良いエプロンに出会えると良いなあ～。


「明日の休日のご予定は？」

カレーライスさんの席の元私の相棒ＰＣと、機嫌をスッカリ損ねたＰＣをバタバタとダウンさせているとメガネが聞いてくるもんだから、

「明日はエプロン祭だぜよ！」

と張り切って答えれば、

「ワッショイ！」

と突如叫んだので本気でビックリした。あんな大きなメガネの声は初めて聞いたかも知れない…。

「あ、ハイ…。ワッショイ！…です」

素のテンションで思わず答えてしまったので、流石にメガネも素に戻り、何だか気まずくなったので、

「良いエプロンあれば、買って来ますよ…」

「マジで！？前掛けみたいなの欲しい」

断れよ。家事なんてしないだろ？

「ところでメガネさんのご予定は？」

前掛け前掛け！とノリノリだったくせに、デスクのＰＣと向き合うと、

「秘密ですっ」

あ、眠るんですね。思う存分、眠りやがれ。


夜は元上司と一緒にヨガでございます。久々なのでドキドキです。また「これは拷問だ」と思う事になるでせう…。

あ、そういや…。松潤の出ているドラマを予約しなくては…っ

ドラマなんてココ何年も見ていませんが、ＴＶっ子のメガネをはじめ、カレーライスさんまでも今回の松潤のドラマは面白いとウザイくらいオススメしてくるので…。第１回目、見ていないけどまるで見たかのように知っています、あらすじ…。

話をしている時、
「まちゅじゅん…」
と思わず、言ってしまい、すかさず鋭くメガネに突っ込まれたので、今度は神経使って発音したのですが、力が入りすぎて、
「まつづん…っ」


もう、ダメだ…。



とりあえず明日は「ワッショイ！エプロン祭★」張り切って行って来るぜよ！