2007'08.20.Mon
level.1
どんどん…。
今の環境が劇的に変化しようとしているのを実際に、現実的に目の当たりにしている今、どうしても今1つ、テンションが上がらない。
マリッジブルーと言うのはこんなもんなのか!?(結婚しないけど。ってかしたくても出来ないけど…)
未だに…。
分かり合えない家族との冷戦も関係しているし、とにかく暑くてだるいし、仕事もラストスパートに向けて忙しいのか忙しくないのか良く分からない、慣れない引継ぎ業務に疲れるし…。変えたくもないケータイの機種変もしないといけないし、いくらやっても覚えない語学にほとほとウンザリするし、痛くもない歯医者に行くもの何だかなあ…と結局たぶん行かないし…そんなこんなで何だかやる気が起きない。
旅の準備だけでなく、家事にしても、何にしても…。
そんなだらけたダメ人間のような状態でも、ただ1つ、積極的に取り組んでいるのが読書。
それも、恋愛小説でもなければ、ファンタジーでもなく、コメディーでもない。
歴史モノ。司馬遼太郎の「竜馬がゆく」
今まで自分が読んだ小説の中でも1番長い、全巻8冊の、長編。
その最終巻を今、読んでいるって言うか、これしかしていない。
昔、中学生の頃、父親のを勝手に読んだことがあったけど、結局は読破しなかった上、内容を殆ど把握してなかったので、今、改めて読み返してみると「ああ、こんな内容だったんだ」ととても新鮮に感じる。
司馬遼太郎は「燃えよ剣」を今年の5月に、ちょっとした成り行きで軽い気持ちで読んだのだけど、あまりにもの衝撃で…。同時に、あの頃結局読破できなかった「竜馬がゆく」もちゃんと読んで見たくなって6月くらいから読み始めている。
主役の竜馬は…はっきり言って長生きをしていない。それなのに1冊1冊が結構の厚さがあるくせに、全巻で8冊もあるのは、竜馬を取り巻く周りの人々のことも細かく書かれていて、時折、竜馬はそっちのけで話が進んでいるからだ。
それがたまにつまらなくも感じたけど、でも客観的にその幕末の凄まじいほどの変貌と、その流れの中を必死で泳ぐ人々、そしてそのそれぞれの思いが、その渦の中心部にいる竜馬を一層、惹き立てていた。
「日本一の男になりたい」
何気にただ、そう軽く言っただけの、武者修行の為に土佐の田舎から上京した若い竜馬は、結局は、刀ではなく、法や思想、商いなど、その当時の人では決して考えもしなかった様々な考え方、方法で日本一になった。
決して、学があったワケでもなく、身分も地位も何もない。ただの浪人が、今の日本の基礎を作ったのだと思うと、まるで手品のようなそんな胡散臭い気持ちにもなるけれど、種明かしをしてみれば…、
柔軟な発想と、自分の心に正直でそして、この世に生きるもの全てを愛そうとするその、無邪気で真っ直ぐな性格が、周りの人々の心を魅了し、時代を変える大きな力となったのだと思う。
「ホラ吹き」と言われても、帰る場所を失っても、それでも彼は走り続け、そして彼の1つの夢をちゃんと実現させたのだ。
もし…。
もう1つの夢も叶えていたら…と思うと、今の日本は一体どうなっていたのか…!?想像がつかない。
まるで天が、どうすることも出来ない混乱を収める為に遣した使いのようだと司馬は閉めている。そう。先ほどこの8巻を読み終えてしまった。
でも…。
確かに、竜馬は真っ直ぐ自分の道を懸命に、命懸けで走り抜けた、本当に凄い偉人だと思うけど、でも…。
誰にでもその可能性はあるんじゃないかと思う。
ただ、竜馬や…先に述べた「燃えよ剣」の主人公である土方のように、強い自分の信念を持ち、それを貫き通しせるかどうか…なのではないだろうか?
誰にだって、
夢や希望がある。それぞれの思いがある。
でもその「思い」を病的なまでに、ストイックに信じ続け、そして周りの人々の心までも虜にし、動かすほどのパワーを持ち続けることが出来る人がただ、そんなに存在しないだけの話。なのではないだろうか?
「動機」が大切なのだと思う。
その場限りで盛り上がった「動機」であれば、必ずいつかは壁にぶち当たる、敵に遭遇する。そしてそんなまるで「きのぼう」に「もめんのふく」のような動機しか持ち合わせていなければ、いつまで経っても壁は乗り越えられない。何度挑んでも敵は倒せない。
あ、もう…何か面倒だから良いや。それで終わってしまう。
今。
まさに私がその状態だ。
テンションが上がらないで悶々としてしまうのは、モチベーションが低いからだ。
この旅をする!と決めてからもう…1年以上経つ。ドンドン積極的に動いて来ていたのに…この直前になってコレだ。
自分にはやはり…ムリなんじゃないか!?もう十分なんじゃないか?結局はどうしたいんだ?
そんなマイナス的な、消極的なことばかり。
これは自然なことである。
何か目標に向かっていると、必ずぶち当たるものである。
この時期こそ、どうやって乗り越えるかが、その先を大きく左右するのだ。
鬼の副長の土方も、泣いた夜がある。
無邪気に笑う竜馬も、怒りに震えたことがある。
それでも彼らは走り続けた。
高いモチベーションが、彼らを支えたのだと思う。
私の、モチベーションは何なのか…?
司馬遼太郎のこの2作品を読む機会があって、本当に良かったと思う。
もっと早い時に読めていたら…そう、欲張ってもしまったけど、でも…今、この時期の私だったから良かったと思えるのかも知れない。
ホンの少し…。
早くても遅くてもきっと、これほどまでに様々なことを考え、思ったりはしなかったと思う。
土方も竜馬も。
とても若くして亡くなってしまったけど、そしてその最期はどちらも本当に悲しい無念な状況だったけど、でも決して司馬先生はそのようには書いていない。
心の弱い私には…まだまだ未熟なモチベーションしかなくて、同じところをあたふたあたふたしている状態だけど、
でも、諦めず自分らしく、進んでゆこうと思う。
ゆっくりで良いから。迷っても良いから。
焦らず、しっかりと。自分らしく。
どんどん…。
今の環境が劇的に変化しようとしているのを実際に、現実的に目の当たりにしている今、どうしても今1つ、テンションが上がらない。
マリッジブルーと言うのはこんなもんなのか!?(結婚しないけど。ってかしたくても出来ないけど…)
未だに…。
分かり合えない家族との冷戦も関係しているし、とにかく暑くてだるいし、仕事もラストスパートに向けて忙しいのか忙しくないのか良く分からない、慣れない引継ぎ業務に疲れるし…。変えたくもないケータイの機種変もしないといけないし、いくらやっても覚えない語学にほとほとウンザリするし、痛くもない歯医者に行くもの何だかなあ…と結局たぶん行かないし…そんなこんなで何だかやる気が起きない。
旅の準備だけでなく、家事にしても、何にしても…。
そんなだらけたダメ人間のような状態でも、ただ1つ、積極的に取り組んでいるのが読書。
それも、恋愛小説でもなければ、ファンタジーでもなく、コメディーでもない。
歴史モノ。司馬遼太郎の「竜馬がゆく」
今まで自分が読んだ小説の中でも1番長い、全巻8冊の、長編。
その最終巻を今、読んでいるって言うか、これしかしていない。
昔、中学生の頃、父親のを勝手に読んだことがあったけど、結局は読破しなかった上、内容を殆ど把握してなかったので、今、改めて読み返してみると「ああ、こんな内容だったんだ」ととても新鮮に感じる。
司馬遼太郎は「燃えよ剣」を今年の5月に、ちょっとした成り行きで軽い気持ちで読んだのだけど、あまりにもの衝撃で…。同時に、あの頃結局読破できなかった「竜馬がゆく」もちゃんと読んで見たくなって6月くらいから読み始めている。
主役の竜馬は…はっきり言って長生きをしていない。それなのに1冊1冊が結構の厚さがあるくせに、全巻で8冊もあるのは、竜馬を取り巻く周りの人々のことも細かく書かれていて、時折、竜馬はそっちのけで話が進んでいるからだ。
それがたまにつまらなくも感じたけど、でも客観的にその幕末の凄まじいほどの変貌と、その流れの中を必死で泳ぐ人々、そしてそのそれぞれの思いが、その渦の中心部にいる竜馬を一層、惹き立てていた。
「日本一の男になりたい」
何気にただ、そう軽く言っただけの、武者修行の為に土佐の田舎から上京した若い竜馬は、結局は、刀ではなく、法や思想、商いなど、その当時の人では決して考えもしなかった様々な考え方、方法で日本一になった。
決して、学があったワケでもなく、身分も地位も何もない。ただの浪人が、今の日本の基礎を作ったのだと思うと、まるで手品のようなそんな胡散臭い気持ちにもなるけれど、種明かしをしてみれば…、
柔軟な発想と、自分の心に正直でそして、この世に生きるもの全てを愛そうとするその、無邪気で真っ直ぐな性格が、周りの人々の心を魅了し、時代を変える大きな力となったのだと思う。
「ホラ吹き」と言われても、帰る場所を失っても、それでも彼は走り続け、そして彼の1つの夢をちゃんと実現させたのだ。
もし…。
もう1つの夢も叶えていたら…と思うと、今の日本は一体どうなっていたのか…!?想像がつかない。
まるで天が、どうすることも出来ない混乱を収める為に遣した使いのようだと司馬は閉めている。そう。先ほどこの8巻を読み終えてしまった。
でも…。
確かに、竜馬は真っ直ぐ自分の道を懸命に、命懸けで走り抜けた、本当に凄い偉人だと思うけど、でも…。
誰にでもその可能性はあるんじゃないかと思う。
ただ、竜馬や…先に述べた「燃えよ剣」の主人公である土方のように、強い自分の信念を持ち、それを貫き通しせるかどうか…なのではないだろうか?
誰にだって、
夢や希望がある。それぞれの思いがある。
でもその「思い」を病的なまでに、ストイックに信じ続け、そして周りの人々の心までも虜にし、動かすほどのパワーを持ち続けることが出来る人がただ、そんなに存在しないだけの話。なのではないだろうか?
「動機」が大切なのだと思う。
その場限りで盛り上がった「動機」であれば、必ずいつかは壁にぶち当たる、敵に遭遇する。そしてそんなまるで「きのぼう」に「もめんのふく」のような動機しか持ち合わせていなければ、いつまで経っても壁は乗り越えられない。何度挑んでも敵は倒せない。
あ、もう…何か面倒だから良いや。それで終わってしまう。
今。
まさに私がその状態だ。
テンションが上がらないで悶々としてしまうのは、モチベーションが低いからだ。
この旅をする!と決めてからもう…1年以上経つ。ドンドン積極的に動いて来ていたのに…この直前になってコレだ。
自分にはやはり…ムリなんじゃないか!?もう十分なんじゃないか?結局はどうしたいんだ?
そんなマイナス的な、消極的なことばかり。
これは自然なことである。
何か目標に向かっていると、必ずぶち当たるものである。
この時期こそ、どうやって乗り越えるかが、その先を大きく左右するのだ。
鬼の副長の土方も、泣いた夜がある。
無邪気に笑う竜馬も、怒りに震えたことがある。
それでも彼らは走り続けた。
高いモチベーションが、彼らを支えたのだと思う。
私の、モチベーションは何なのか…?
司馬遼太郎のこの2作品を読む機会があって、本当に良かったと思う。
もっと早い時に読めていたら…そう、欲張ってもしまったけど、でも…今、この時期の私だったから良かったと思えるのかも知れない。
ホンの少し…。
早くても遅くてもきっと、これほどまでに様々なことを考え、思ったりはしなかったと思う。
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でも、諦めず自分らしく、進んでゆこうと思う。
ゆっくりで良いから。迷っても良いから。
焦らず、しっかりと。自分らしく。
※明日すること。
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