2008'12.09.Tue
level.46 (きらめき団2008展覧会開催中。会場へはコチラから→)
最近…。
素直に自然と思わず笑ってしまったマンガ。
マンガは好きですが、この歳になると中々素直に感情移入は出来ないんですよね。どうしても客観的にサラリと見てしまう。
でも文字通り「あはは」と思わず笑ってしまうツボがいくつもあった貴重なマンガです、コレ。
同じ作者で「荒川アンダーザブリッジ」ってのもあってそっちも面白いですけど、多分無表情で読み終えた。
まぁ、どっちが面白いかは、好みの問題だと思いますがってか、面白いと思うマンガ自体、好みだと思いますけど。
こんばんわ、スナです。
何とか皆様に押し付けるXmasプレゼント(フリマに出す試作品…)を完成させ、とりあえずホッ。
当初考えていた発送時期は思い切りオーバーしてますけど、もうクリスマスまでに着けば良いやと思っていた矢先だったので…。ホントダメ人間だな。あとは趣味のHPの方を年末までにどうにかしたいものだ。
中々…皆さんのところに遊びにいけなくてすんません。
頭の中で閃いたモノを具体的にカタチにするまでの構想時は、思い切りウルサイロックでパンクな曲を延々流してますけど、
その構想を現実のモノとしてカタチにする作業中は、めっさバラードばっかを作業が終了するまで聞いてます。
ちなみに…。
今回の作業中は、tacicaの「熱帯夜」1曲を飽きもせず流しておりますた…。
電気ストーブMaxでもガタガタ震えるようなこの寒い中「熱帯夜」だからね…まぁ、ある意味良い選曲だ。
この曲は、
歌詞はあまりピンと来ないけど(と言いつつ今日のタイトルはその歌詞の一部…)、メロディーが凄い好き。曲も七分以上あるので意外にあまり回数を流した気がしない。
皆さんも気が向いたら聴いてみてくだせぇ。
助手席のムラサキが大声で歌っている。意外にオンチだが流暢なその英語は心地良い。擦り切れかけたカセットテープから無理矢理ロムにダビングしたビートルズの軽快な音楽が流れていた。
「ねえ」
不意に歌うのをやめ、こっちを見ている姿が目の端に映り、何だ?と返事をする。
「来週のパン教室、楽しみだね」
俺はハンドルを握りながら一瞬だけムラサキを見、視線を前方に向け応える。
「何だその俺も参加するのが当然だと言わんばかりのセリフは?」
「え?だって、参加者は美術部の生徒さんたちじゃない。顧問のキッシーも参加するに決まってるでしょう?」
「アイツらが勝手にオマエと話をしただけだ。俺は聞いてねぇよ」
えー?!とムラサキは非難の声を上げ、その声に思わず首をすくめる。
「良いじゃん、どうせ暇でしょう?」
「何だそのまた決め付けた言い方は。暇じゃねぇよ。トチ狂うほど忙しい」
「…何があんのよ?」
「朝起きて便所行って、歯ぁ磨いて顔洗って…」
「いつもやってんじゃない!」
「…当番なんだよ、夏休みの学校開放の」
「お腹痛いって良いなよ。何なら私が電話してあげようか?キッシーの母親ですけどって」
「俺に母親はいねぇよってか、何だよキッシーの母親って。何でアダナ?ってか、ガキじゃあるまいしどこの教師の母親が休みの電話を入れるんだってか腹痛の仮病?バレバレだよ仮病。もうツッコミどころが多すぎてビックリだよ」
俺は呆れた声で答えながら片手で煙草に火を付けた。うふふと何故か嬉しそうにムラサキは笑い、そのまま窓の方へ顔を向ける。俺も真っ直ぐフロントガラスを見、運転に集中する。再びムラサキの歌声が聞こえてきた。しかし今度は呟くような小さな声だ。俺も心の中で歌う。
緑のトンネルを進むこの山道は、ポンコツ車のふざけた冷房よりも、随分と気持ちの良い風が開け放した窓から吹き込んでいた。
「ねぇ」
再びムラサキが呼びかける。しかし顔は窓の外を向いたままで白い首筋が見えるだけだった。何だ?と俺も再び応える。
「左手の指輪、ないみたいですけど」
俺は一瞬言葉に詰まるが、出来うる限りサラリと言った。
「返してきた」
俺の返答にムラサキは暫く黙ったままだったが、
「そう…」
それだけ言うと再びビートルズを軽快に歌いだした。
※今年中にはこっちも終わりたい…。
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