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cesta 07

かいしんのいちげき

2024'11.05.Tue
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2008'06.30.Mon



level.43


おたふく風邪と悪戦苦闘を繰り広げている最中に、コッソリと届いておりますた。

今年の朝顔(ってか昼顔?)の種たちが。


外に出てもゼーハー真っ直ぐ部屋に直行したくてポストを覗く体力もなかったのですが、本日「あ、そう言えば…」と覗いてみたらば、

来てますた。

やべぇ、間に合わないかも。



とりあえず。蒔きますた。


今日はそのご報告ナリ↓









はい、以上。

コメント付けるのも面倒いや、付ける必要もないかな…と。

ホントは西洋朝顔よりも日本の大輪朝顔のしかも「団十郎」が欲しかったのですけど、あまり構ってやれなさそうなので繊細な日本の昔ながらの朝顔よりも簡単お手軽なもんは…と探してコレにしますた。簡単かどうかは育ててみてからでないと分かりませんが、ま、なんか強そうなんで。

インスピレーションで生きてます。


そんな感じ。






ドアを引く時、一瞬躊躇ったが、それでも俺はそのまま帰る気はさらさら無かった。勢い良くドアノブを引くとカランコロンと変わらない音がし俺は少しホッとする。店内の喧騒も相変わらずで、つい数秒前まで緊張していた自分がアホらしくさえ感じた。
「あ、タローさん!」
ハルタが親しげに声をかけてくれる。ハルタが立っているすぐ傍のカウンター席にはキシザワが腰掛けており、タバコを指に挟んだその手を軽くあげた。俺もぎこちなく片手を挙げ、キシザワの隣に向かう。
「よう、久しぶりだな。元気だったか?」
ああ、まぁ、ぼちぼち…。曖昧に返事をしながらスツールに腰掛けハルタが持って来てくれたお絞りで手と顔を拭う。
「ちょうど良かった。今からラストオーダーだったんですよ~」
メニューを差し出しながらハルタが言う。まさかの言葉に思わず俺は腕時計を見た。まだ19時過ぎだ。
「20時からこの店、電気を消すんです」
「え、何で!?」
俺の素っ頓狂な声にキシザワはニヤニヤし、ハルタも少し困った顔をした。
「今日、夏至でしょ?夏至の夜と冬至の夜はそういうルールになってるんです、この店」
「え、でもそしたら食事出来ないじゃん!?」
電気は消すけどその代わり、ロウソクの火を灯すんですとハルタは言いながらキシザワのジッポを勝手に手に取り、カウンターに置かれたキャンドルに火を灯した。片手にスッポリ収まるほどの小さなガラスの器に入ったそのキャンドルは、こうして火を灯すと意外に明るい。良く見ればあちらこちらにそんなキャンドルが置かれていた。

「このロウソク、蜜蝋って言ってミツバチから取れるんですけど買うと結構するんですよ。でもムラサキの知り合いの養蜂場からいつも安く大量に譲って貰ってるんです。煙も少ないし匂いも良いし、何より安く手に入るってのが良いけど、これ準備するヤツの身にもなって欲しいなと…」
本当にうんざりと言った顔をハルタはするが、それでもテキパキ楽しそうに用意を整えて行く。
「タローさん、定食で良い?」
カウンターに置かれてあったロウソク全てに火をいれ、表の看板の電気を消し、その代わり入り口のレジの傍にある蜀台に火を灯しながらハルタが言う。俺は「ああ」と頷き、「それと黒ビール」と叫んだ。パタパタ忙しそうにキッチンへ向かうハルタが俺の声に頷く。

「な、ヘンな店だろ?」
いつの間にかスツールを降り、カウンターに入ってジッポをカチカチ鳴らしながらキシザワが言った。
「火事になっても知らねぇっつうの」
そう言いながらもカウンターの内側に置かれていたキャンドルたちに火を灯していく。電気もまだ付いている今、眩しいくらいにカウンターは明るくなった。
「あ、俺も手伝おうか?」
キシザワの持っている高そうなライターは持ち合わせていないが、気晴らしに時折タバコを吸う為、胸ポケットの100均ライターを探りつつ俺は言う。
「んじゃあ、2階席から順に点けてってくれや」
キシザワの指示に俺は頷いたが、
「オマエがやれ!」
左手に黒ビールのグラスと枝豆を乗せたトレーを持ち、右手で着火マンをカウンターの中にいるキシザワに投げつけながらハルタが言う。器用だなと俺は思った。
「タローさんはビールでお仕事の疲れを癒してください。アイツはロクに働いてない給料泥棒ですから」
「んだと?オマエこの前俺の貸したマンガに米粒つけてたろ?ページがくっ付いてたぞ。破らないように剥がすの大変だったんだからな!」
教師が生徒にマンガを貸すのか…。枝豆をプチプチ口に入れながら俺は呆れた。
「週間マンガ誌の1冊や2冊、ケチケチすんな」
そして週間マンガ誌ね…。俺は黒ビールをグビグビ飲んだ。


※途中で力尽きた…。
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