2010'09.17.Fri
level.49
この前。
休みの日に窓からベロンと布団を干して、そして床に寝そべってマンガを読んでたんですけど、
ふと目の端に映った青空と白い雲が、あまりにも眩しくてカシャリ。
この頃は…一体いつまでこの暑さが続くのかよ~?とグデングデンでしたが、気付けばいきなり涼しいですね。
こんばんわ、スナです。ようやく過ごしやすくなってきた今日この頃、皆さんお元気ですか?
思うに、秋と春は1週間くらいで終了しちゃうんじゃないかと…。そんくらいの心構えでいかないと、もうね、夏の暑さと冬の寒さは乗り越えられないんじゃないかと…。
イキナリ暑くなったりイキナリ寒くなったりするんだって気構えていた方がダメージが少ない気がする。
ってか、何のダメージ?
んなこと考えている辺りでもうダメージ食らってる。
そう言えば…。最近、誕生日ですた。
昨年の誕生日は何をしてたっけ?とか考えてみたけど、何も思い出せない…。何とか思い出したのは、その頃お世話になっていたキノキノから、私が使用させて頂いていたドアのノブにプレゼントの紙袋が下がっていて、何だかサンタさんのプレゼントみたい!って思ったのを思い出した。
帰りが遅かったってことだから、フツーに仕事してフツーにヨガでもやって帰ったんだと思う。
どうですかね、キノキノ?(自分の過去の記憶を人に頼るな)
ちなみに、今年は…。
とんでもなく仕事運がない1日でした。フツーに出勤したまでは良いが、とんでもないトラブルの連続で、全く通常業務が出来なかったと言う…。あんなイレギュラー処理、リーダーレベルだよ。何でペーペーの私がしなくちゃいけないんだ。単に人がいないからだ。こんちくしょうめ。
特に。
何かイベントがあったワケでもないけれど、こんな1日で終わるのは流石の私でも嫌だと、今まで感じたことのない拒否反応が起こり、
誕生日くらい、勘弁してよ!と、早退しました。(別に誕生日ですとか言ってないよ、体調悪いって言ったよ…それもどうか?)
自分でも凄いなと思います。
フツーのリーマンとかもまだまだ外回りとかやっている時間帯に、シャーとチャリを飛ばす開放感が今年の誕生日プレゼントだったってなワケで…。
これぞ、ダメ社会人の誕生日プレゼントってことだよ。
ここ何ヶ月も…。
自分の道楽の為にってなウィンドーショッピングをしたことなかったので、何か思い出になるようなモノでも…とイソイソとウィンドーショッピングをしました。
思い出的なモノがないと、来年絶対忘れているし。
ストールかカードケースを買おうかと思ったけど、結局買ったのは…。
植物です。何かモシャモシャしたヘンなの。
ドカンと木でも買えば良いのに、数百円の小さな苗。
でもこれが良いと…私の唯一の特技であるインスピレーションが久々反応したワケです。
元々植物は大好きで、母方が華道の家系でもあったので花を生けたりするのも生活の一部だったのですが、ここ数年は殆ど植物に触れていなかったし、昨年は引越しをある意味2回、立て続けにしたモンだから、今、我が家にいる植物は24歳の誕生日の時にクンクンから貰ったガジュマロだけです。
昨日のことも曖昧な私が、こうもハッキリ断言できるのは滅多にないことなんだけど、こればかりは何も努力しなくても忘れない。
昔から。
我が家では誕生日に植物を贈ることが多く、我が家の庭木は、私と姉の誕生日と共にやってきた木や植物でワサワサしてるようなモンです。
緑を見ると…やはりホッと心が和みます。ワシャワシャした…モスのような柔らかなその葉に触れると思わず口元もほころびます。
真面目で責任感が強く。
馬鹿正直で諦めの悪い、そんな人間のハズなのに、本気の本気で「もう嫌だ!」と心底思って放り出してしまう(途中では放ってませんよ。区切りがついて帰りましたよ)そんな風な人間に豹変してしまうこの職場は、自分に向いていないのだとつくづく思ったりした。
でも生活するには働かないとならないし、自分に何が出来るのかとかも分からない。
3年前の誕生日に。
何もかも全て捨て去り飛び出した、あの頃をふと思い出す。
昨日ことも曖昧な私がこうも鮮明に、まるで昨日のことのように思い出すことが出来るのは、
あの3年前と今がまた同じ気持ちだからなのかも知れない。
モシャモシャの新たな住人を連れて帰っている途中、小さな公園のブランコをギーコギーコと漕ぎながらそんなことを考えていた。
覆いかぶさるような、コンクリートの大きなマンションに囲まれたこの小さな公園の小さなブランコでは、どんなに高く漕いでも何にも見えないけれど、
「おう、早いな、今日は」
自分の部屋のあるビルの屋上に鞄も置かず直行していると、作業場として借りている部屋のドアからカメラマンが出てきた。
「早退した」
「何で?どっか悪いのか?」
「誕生日だから」
「…ああ、そう。ってか、あ、オメデトーゴザイマス」
「アリガトーゴザイマス。ブランコ漕いでたんだけど、意外に怖くなかった。小さい時、物凄く怖かったのに」
「ホント、何やってんの?仕事しろよ…あ、いや誕生日ですもんね」
睨んだ私に慌ててそんなことを言ってたけど、誕生日なのに1人ですか?とまた睨まねばならんことを抜かすので、
「ハイ、乾杯」
屋上で缶ビールを奢ってくれた。
「オレ、仕事中なんだけどな…」
ブツブツ言っているのを無視して空を仰いだ。綺麗な夕焼けだった。
「夕焼けは良いねぇ」
携帯を出して写真を撮っていると、
「オレは朝の方が好きだな」
谷川俊太郎の「あさ/ゆう」の写真集を思い出し話をしたのだけど、
「別にあれは谷川俊太郎が撮った写真集ではないけどね」
仕事の邪魔をされて機嫌が悪いのか、普段に増してムカつくことばかり言うのだけど、この日の私の仕事の洒落にならない内容に比べれば何チャなかったので、そうだねとだけ言ってやった。
「でもあの『朝のリレー』は良いよね」
そうだねとまた答えてやった。
「屋上があるところに住めて助かったよ」
立ち上がり背伸びをしながら言うと、何が?と言われたけど、
「色々と…」
まぁ、こんなにしょっちゅう利用している人がいるってのも大家も嬉しいんじゃないの?とか何とか言いながらカメラも立ち上がり、
「んじゃ、仕事に戻るけど、飯食うとき声かけてくれたら何か奢るよ。誕生日なんだろ?」
そう言って降りて行った。勿論奢って貰いましたとも。近所の祭りの夜店の食べ物でしたが…。
シンプルに、静かに、滞りなく。
そんな風に穏やかに生きたいだけなのに、気付けば何やかんやゴチャゴチャ絡まりあってとても面倒くさい、億劫になっている。
ゴチャゴチャ毛玉のようになってしまってるのを取り除くにはきっとまた、
旅すれば良いような気もする。
誰も私のことなんて知らない、言葉も文化も違う、そんな場所へ。
でも、3年前と違うのは…「リセットをするのではないんだよ」と頭のどこかが言っている。
単にリセットをするのが全てで、そして必死だったあの頃よりは、少しは強くなれているのかも知れない。
今年ももっとシャンティであれますように。
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