2010'09.06.Mon
level.49
気にはなっていたけど、DVDでも良いかと思っていたけど、でも気づけば映画館の席に座って観ていたってな映画です。
こんばんわ、スナです。日中は真夏日和で夕立も当たり前だし、一体どうなってんの!?ってな気候が続いておりますが、皆さん、元気でお過ごしでしょうか?
私は相変わらず荒んだ日々を過ごしておるので、そんな日常から逃げるように街外れの小さな映画館に行って参りました。
久々の映画。DVDでも良いかと思いつつも最近は滅多にそのDVDすらも観ない始末…。何年か前は、週に2.3本軽く観ていたのになあ~。
そんな私でも荻上直子監督作品は、何故か、観てしまうと言う不思議マジックです。
「かもめ食堂」や「めがね」を手掛けた監督の最新作「トイレット」
はてさて。感想はと申しますと…。
日本映画は日本人が主人公が良いんじゃない?
決して。
批評しておるワケではないんですよ。全体的にはとても面白かったし、ホロリするところもあったし、カナダと日本がとても自然に融合されており、画像も凄く美しかった。
しかし。
何より、もたいまさこさんの演技がハンパなくて…。
若手カナダ俳優御三方が、沢山のセリフをゴチャゴチャ一生懸命素晴らしい演技を綺麗な英語でしているのが、もたいさんのたった二言のセリフで全て持って行かれたってな具合です、ハイ。
あ、ホント、英語はとっても綺麗で凄く聴き取りやすかった。英語の勉強にはなりますな。
ってか、もたいさん、セリフ二言だからね。ふたこと。
仕事帰りにレイトショーを観たのですが、封切りして数日と言う事もあり、結構沢山の観客がいて、私の特等席(一番後ろの真ん中)でユッタリ靴でも脱いで観るってことが出来ませんでしたが、観客の殆どが女性ってのも面白いなと。
こんな夜中に街中彷徨うな(オマエもな)
昔は。
どうしても電車に乗らないと帰り着くことが出来ない町に住んでいたので、仕事帰りに映画なんてもってのほかだったんですが、チャリで帰り着くことが出来るってのは有り難いですな。
映画館の雰囲気がホントに好きです。
でも大きな映画館はニガテ。後ろからドーン!と大きな音が出てきたり、コンサートホールのように出入り口が幾つもあるような映画館はニガテです。
一番お気に入りだった映画館がピンク映画館になってしまって本当にガッカリしたのですが、今回観た映画館でも結構私の好みの映画をやっているので、これからももっと通ってみようかなと。
「あ、こんばんわ~」
昨夜、久々2階のお店が開いており(8月一杯お休みだった)ドアの隙間から光が漏れていたのでチラリ、何気に顔を出してみると、お店のお兄さんが笑顔で迎えてくれた。
でもいつも思うんだけど、このお兄さん、凄く人懐こいし、話しやすいんだけど、会ったその瞬間はいつも不思議な顔をするんだよね。
「どちら様…でしたっけ?」みたいな。
多分、本気で忘れているんだと思うんだけど、でも言葉を交わした次の瞬間は、「ああ~!!」とビックリしたような、大事なことを思い出したかのような顔をする。
でもその距離感が凄く良いと思います。
「何だか久しぶりですね~。元気ですか?何か飲みますか?」
懐かしく感じるお兄さんのその声を受けながら奥にオズオズと進むと、パートナーの彼女さんがニコニコしながらいた。
あ、それじゃあ、ビールを…。お兄さんではなく、カウンターにいた彼女サンに伝えると、ニッコリ笑って冷蔵庫からコロナを出してくれた。
「あ、どうも」
気付かなかったけど、奥の壁のベンチにカメラ君が座ってミネラルウォーターのペッとボトルをペコペコさせていた。
「…持ち込みOKなんですか、ココ?」
私の言葉にお兄さんは笑い、ジョギング帰りにちょっと顔出しただけだよ!とカメラ君は言った。
「久々、開いていたから…」
特に干渉していないし、普段はスッカリ忘れて日々の生活に溺れかけているってのに、
見かけたら気になるし、声を聞きたくなる。
「何借りてきたの?」
私の腕に抱えていたレンタルビデオのバックをお兄さんが見つけて、
「ああ、『かもめ食堂』です」
私は応えた。
面白いよね、その映画ってお兄さんや彼女さんが返事をし、面白いんですか?とカメラ君が尋ねた。
「この前、この映画を手掛けた監督の最新映画の『トイレット』を見て来たんで、何気にまた観たくなっちゃって…」
トイレット?何それ?カメラ君が言い、そうなんだ~!面白かった?とお兄さんが聞いた。
「つうかさ、夜中にあまりトイレに行かないでくれる?夜中配管のジャー!って流れる音、結構響くから」
「寝てんのに聞こえんの!?何かスッゲー恥ずかしい」
「いや…夜中にね、トイレにいると聞こえるんよ」
「何で夜中にトイレにいるんだよ?」
「トイレに居たくなる時もあるんだよ」
最近。
仕事中でも、戦い破れた時とかに気持ちが高ぶって、どうしても冷静になれないとき、私は速攻、トイレに行きます。
別に用を足すのではなく、タダ単にちょっと…泣くために。
ホンのちょっと泣くとスッキリします。
弱い私の、弱みを見せない為の必死の手段。
日本のトイレは凄いです。この映画でもそれを目の当たりにします。
「何で夜中にトイレにいるんだよ?」
一緒に店を後にし、階段を上りながらもカメラはしつこく言ってきましたが、
「最近買った芳香剤が良い匂いなの!」
適当過ぎる返答をしてしまったかと思ったけど、
「あ、そーなんだ!どこの芳香剤!?」
どこまで本気なのか分かりません。
明日からも頑張んべ!
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