2010'08.31.Tue
level.49
今宵は。
職場の送別会ですた。
もう慣れっこです。歓送迎会なんてもんは。ってか、送別会の方が圧倒的に多いつうねん。
こんばんわ、スナです。8月ももう終わり!?ってな、月日の流れに相変わらず驚かされますが、それ以上に「もう暑いの飽きた~ご勘弁を~!」ってな仮死状態から早く解放されたい。
日本もさあ、熱帯気候に属して良いんじゃない?
しかし。
恐らく、エアーをコンディショニングするアイテムを持ち合わせていなかったってのが痛恨のミスだとも思う。
冬はホント、凍死するかと思ったからね。この暑さでHPもMPも常に瀕死ってな状態でも、あの冬の寒さを思い出すとゾッとしてしまうくらい、過酷な環境だったからね。
この地球で生きていくにはもう、エアーをコンディショニングするアイテムを持ち合わせていないとならんのかも知れない。
そんなことを朦朧と考えながらあらゆる窓全開&過去の遺物となりつつある扇風機を全開しておるワケですが、
こんな修行僧のような環境にいるのは私だけではない。
上のカメラ君ちもエアーコンディショナーがないらしく、帰って来るなり大慌てで窓を全開する音が毎夜の日常音です。
お互い、筒抜けです。
先ほど。
母親から電話があり、グダグダと地元の方言で喋っていたのですが、上のカメラ君も電話中だったようで声が聞こえてきて、誰が何を誰と話をしているのか分からなくなりました。
そんな環境です。あらゆることが修行です。ある意味、「精神と時の部屋」です。
ま、そんな日常報告はこのへんにして。
今宵の送別会は、またもや私に少々寂しさを与えてくれるものでした。
ヤハリ…別れがニガテです。
まだ入社して数ヶ月の人で、ようやく仕事の流れが分かってきたようなくらいだったワケで…。
物覚えも速いし、要領も良いし、この先このチームを引っ張って行くエースになるんじゃないかと期待の星だったのに、この別れ。
ペーペーの私でもガッカリする程の人なので、リーダーのガッカリは想像以上のモノなのではないかと思われる。
しかも!
何と言っても超ベッピンさんのカワイコチャンで、目の保養としても欠かせない存在だったワケで…オマエはドコのオッサンなんだよ!?ってな状態ですが、ホントに荒んだ奴隷のような過酷な職場にいると少しでもステキなモノに縋ってしまうんですよ!
つうか…
この部署は何故か、いつもカワイコチャンやベッピンさんが早々に去っていくのがジンクスのようになってしまっているってのもどうよ?
まぁ、とにかく。
今日付けで退職をされたワケで、そしてその理由と言うのが…
イングランドに就職決まったと言う…。
イングランドってな会社名じゃないよ。イングランドってな国で社会人になっちゃうんだよ。
凄いなあ~。
マジ、この一言。溜め息とこの言葉しか出てこない。
まぁ、
彼氏さんがデンマーク人のイギリス留学中と言う国際的恋愛が大半を占めているのだろうけど、それでも、そのイギリス行きのチケットをゲットしたのは、彼女自身の力です。
行動した彼女の勝利です。
世の中には。
周りの誰もが絶対コッチの道が良い!と、どんなに背中を押しても当の本人は微塵もそんなことを気づきも考えもしないで、その背中を押している手をスッと避けてしまうような人も沢山いるし、そしてそれは決して間違っているワケではない。
だって、本人が「これで良い」って思っているってのが一番なんだもの。
100人が100人「コッチの方が良いよ!」って指差したとしても、本人が見向きもしなければそれは「良い」ってことにならない。
本人が「気付き」「考え」そして「行動」しなければ、何も始まらない。
良いも悪いもそれどころじゃない。
先ほど。
家に帰りつき、交換して貰った彼女のメールに「ココでの仕事の仲間ってことよりも、この職場で知り合ったと言うだけで、これからもっともっと色んな話を聞かせてください」とメールしたらば、チラリ呑み会で話をした私の過去の一人旅に凄く共感したと言う嬉しい言葉を頂き、是非イギリスに遊びに来てくださいとお返事頂きました。
ヤハリ。
暮らしたこともない、しかも文化も風土も違う海外での生活ってのには不安も沢山あるみたいです。
でもきっとそれは…
ほんのヒトカケラの考えようでガラリと変わるハズだと思います。
私もチェコに行ったとき、本気でこのままココで暮らしたい!って思ったもの。
きっと自分は過去、チェコ人だった!!
当たり前に。
特に苦労もせず、当たり前にしていること…例えば「¥」をレジで何も数えなくてもすぐに支払いが出来るとか、電車やバスに寝ぼけながらも乗降り出来るとか、地元の方言と今住んでいる街の方言を巧みに使い分け、極自然に友人達とコミュニケーションが取れ、笑い合えるとか、逆に仕事上で難しい言い回しで何気に自分を正当化し、色んなやり取りが出来るとか…
そう言った、この「日本」で生まれそして育ったと言う、この過去の生活の積み重ねの中で学び身に付いたこの「日本でのルール」が極自然に当たり前に出来て、そして当たり前に生きていけるってことが私は、
決してこれが「全て」だとは思いません。
これが「正しい」とも思いません。
むしろ、この日本のルールが「自分の中心」になってしまうことの方が勿体無いと思うのです。
世界共通でも何でもない、単なる「島」でしかない。日本なんてものは。
そして同時に。
その単なる小さな「島国」で生まれ育ったそのことを誇りに思い、有り難味を実感し、自分をそして自分を取り囲む全ての人々を大切に思うってことが重要なことなのではないだろうかと…。
そして同時に。
世界は限りなく広いけど、でも全て繋がっているんだと感じられることが出来たらそれは、
本当に幸せなことだと思うのです。
彼女の、この勇気ある一歩が。
彼女のこれから先待ち受けている素晴らしい人生の旅路に向かっての一歩であることを心から願い、そして、
私自身もまた、上記に述べた過去に実際に感じたことを再びまた、この体で直に実感したいとウズウズしてなりません。
そりゃ。
心細いし、衣食住全てがイチイチ大変で、何もかもに頭を使い、迷って時間を費やし、イライラしてグッタリ疲れるけれど、
だからこそ、私が今まで極自然に当たり前に生きてきたと言うことが、どんなに凄いことだったのかってのを目の当たりに出来るのです。
インド旅行についてウニャラウニャラとダラダラ検討している最中ですが、そんな中、ふと、
色んな各国の場所に大切な人々が点在し必死に生きていることに気付きました。
そして。
今日退職した彼女も、そして来年…私の最も大切な人の1人である友人がこの日本から旅立ってしまうこともあり、
コレって…御礼参りに旅立てって言ってんじゃないの?!
とか思ったり…。
「いいね!」
先ほど…
このビルに帰り着いた時、またもや上のカメラ君に遭遇し(向こうはジョギング帰りだった…)
酔いも良い感じもあって、そんなこんなをグニャグニャ話してしまったのですが、
「いいね!」
とガッツポーズで返してくれたので、一気に酔いが冷めてしまったと言う…。
「当たり前のことがどんなに凄いことなのかってことに気付く旅…ね」
階段に腰掛けてグビグビミネラルウォーターを飲みながらカメラ君は言いました。
「そういうモンじゃないのかな、旅って。帰る場所があるからこそ旅するんじゃないかと…。同時にさ、自分は必死に苦戦しているそのことが当たり前のその土地土地の人々の暮らしを垣間見るってのも面白いんじゃないかと…」
「退職した彼女のこれから先が、スナさんの思っているような経験が出来る旅路だと良いね」
私の「旅」の自論を語るとあまり共感してくれる人がいなかったのですが、カメラ君は特に何も質問もせず、そう言ってくれました。
「そうだねえ~。来年が楽しみだな」
別れは、辛い。寂しい。
だけど「また会える」ってのは楽しい。嬉しい。
何もかも全て。
ヒトカケラの考え方次第。
「ところでさ、昨日の夕方、凄い雷雨だったでしょ?んで、夜帰って来たらブレーカーが落ちててさ、冷蔵庫まで止まってて慌てて上げたんだけど、アンタんとこはどうだった?」
私の問いに「ん?」とヘンな顔をしましたが、
「いや…別に。フツーに電気付いたけど?」
確かに自然災害で停電が起きたとしても、部屋のブレーカーが落ちるのは…おかしい。
「スナさんとこの階の他の部屋さ、今凄い改装してんでしょ?誰かスパークしたんじゃないの?」
スパークって…。ってか、他の部屋がスパークして私の部屋まで巻き添え食らうのは勘弁して欲しい。勝手にスパークして欲しい。
「電気系統、どうなってんの、このビルは?!」
「しらねーよ。不動産行けよ、目の前なんだし」
他人事だと思いやがって…オマエの部屋がスパークしろ。
とりあえず。
明日早く支度できたら、出勤前に不動産に寄ろうと思います。
「誰かがスパークしてうちの部屋もスパークしてブレーカー落ちちゃったみたいなんですけど」
ちなみに。
私の階の他二部屋は、美容室と雑貨屋がオープンするらしいです。
現在急ピッチで改装が進んでいて賑やかです…。静かなままで良かったのに…。
このオバケ屋敷のようなビルですが、ぶっちゃけ私だけが住んでいれば良いのにとか思ったりもしています。
明日からも頑張んべ!
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