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cesta 07

かいしんのいちげき

2025'07.06.Sun
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2009'06.25.Thu
公開まであと…12日くらい?とにかくもうすぐカウントダウン!


level.47


今日は休みで、いい加減どうにかせなならんだろ!?とテスト前のような気持ちで部屋の片付けとついでに家事と…そして本題の「オタク作業」にドップリ浸かろうと何気に計画していたのですが、友人のお子の手を引いて歩いておりますた…。

アレ?


こんばんわ、スナです。上のお姉ちゃんの授業参観か何かでどうしても下の子をどうにかせなならん!と言う状態だったけど、ウッカリミスでどこにも預けが出来なくなってしまった!と困った顔で何気に悩んでいたキノキノに、

「私、みてようか?その日仕事休みだし。どうせ1時間くらいでしょ?」

いつものように仕事帰りにフラリ、ノラ猫のように寄ってムッシャムシャと遅い夕食を当たり前のように食べながら私は軽く引き受けたんですが、

ここ最近…遊びに寄っても時間も時間で滅多に顔を合わせていなかったお子と、しかも甘えん坊盛りの4歳の男の子の相手を私なんぞが出来るのか?!

しかも二人きり!数時間!!

ドキドキしてましたが、元々大人しくて教育の良く行き届いた良い子なので素直に私の言う事をきいてくれ、本当にホッとした。

途中で…
「お母さん~!お姉ちゃん~!」なんぞ喚き出されたらどうしよう…とそれだけが不安だったのですが、

意外にこの私とのデートに乗り気で、少し照れながらもトコトコ。何か…可愛いぞ?!


私の方がへばってしまってミスドに入り、そこで残りの時間を過ごすことにし、とりあえず食べ物を与えておけば良いかと好きなモノを言われるままに注文。

美味しそうに頬張る姿に、とりあえず餌付け成功と私もコーヒーを啜り、本を開いた。


キノキノのお子達は。
全く子育てと言うものを知らない私から見ても、ホンに良く出来たお子達だと感心するほど、礼儀正しくそして大人しく、素直で良い子です。ついでにお姉ちゃんはゾッとするほど大人びてもおり、シッカリ者過ぎるので、反対にこのお坊ちゃんが少々甘えん坊と言うところが、今回の唯一の心配の種でしたが、

前日に良くキノキノが言い聞かせてくれてたのでしょう。そして、アイテムとして色鉛筆とスケッチブックも持たせてくれてたし、元々、絵を描くのが結構好きみたいなので食べ終わった後は大人しく絵を描き描き…。

私も絵を描くのは嫌いではなく、むしろ好きなので、流石に飽きてきてモゾモゾとしだした頃、その色鉛筆を勝手に奪って、私が絵を描きながら話をしてやったらば、また乗ってきて…。

保育園に上がる前、英語のキッズスクールに少し通っていたこともあったことを思い出し、

「ABCの歌、知ってる?」と聞けば、コクリ。私が歌いながら、逆向きからアルファベットを書き出すと、一緒になって歌いだして…。

結局は「D」までしか覚えていなかったけど、続きを教えてあげるといえば、素直にと言うか興味深々で乗り出して食い入るように見つめて…。

「Z」まで書いて、そして数回歌ってあげたら、

「下に日本語でも書いて」と…。本気で歌いたがっているなと何だか私が嬉しくなって、ふり仮名を打ってやれば、

「ABCDEFG~♪」

指で1つ1つ押えながら大声で歌いだした。


周りに座っていた人々から時折、チラチラと見られる視線を感じたので「シー!もっと小さな声で!周りの人もいるからね!」
と言えば、すぐに囁くような声で…。

本当に可愛いなあ~と思い、気付いたら私も一緒に口ずさんでいた。


途中。
隣に座った大学生らしき男の子の2人組から茶化されたけど、無邪気に必死に歌うその子の姿に若者2人も一緒に歌ってくれたり…。

彼らが去った後も、何度も何度も…。

「アルファベット、完璧だね!」

思わずそう言えば、またテレながらはにかんだ。





人と向き合うってのは。
こーゆーことを言うんだと、改めて私は教えて貰いました。4歳の男の子から。

こちらが投げた分だけキッチリ素直に受け止め、そして投げた分以上のモノを素直に返してくれる。

ただそれだけなのに…。

素直に。ただ素直に。それだけなのに、大人と言うものは何て厄介なイキモノなんだろう。


本題に入る前に、
時候の挨拶から近況報告。相手を何気に労わる言葉…。えっと本題、何だったっけ?ってか、それより締めの言葉はどうする!?みたいな。


一個前の日記で…。
どうしても届かない声について書きましたが、ぶっちゃけ、

それが現実です。

私が。
1社会人として「ちゃんとした大人」の私が生きる現実です。

どんなに必死に真の声を心の底から叫んでも…永遠に伝わることがない。むしろ、心の声をむき出しにした分だけバカをみる。窮地に追い込まれる。

だから。

皆、それぞれがそれぞれに必死で。飲み込まれないように、見失わないように、自分のことばっかり必死で。

まともに生きる方が疲れるから、サラリサラリと受け流す。流されるのが1番。流れに任せるのが1番。


誰も…人の声に耳を傾けている余裕なんてない。



大人になればなるほど。

「ま、良いか」

ってのが多くなる。もしくは、

「ですよね」

ま、良いか。そうですよね。



流れに流れるままに。でも飲み込まれないように。必死で言葉を探している。なんて答えれば1番ベストなのか、そればかり必死に探している。


相手のことなんて考える場合ではないのは当たり前。そして、

自分の意思なんてのも。



あなたに向けられた、

たった1つの笑顔が。たった1度の視線が。

全てなのに。それすらも気付かなくて。


たった1つの言葉が。たった1度のジェスチャーが。

必死にもがいているあなたを救ってくれる1筋の光なのに、自分に夢中で見落として。


1人1人の顔が違うように、1人1人考え方も生き方も何もかも違う。

それは当たり前のこと。

だからこそ、「向き合う」ってことが大切なんじゃないかと思うのです。
そしてそれは決して困難なことではなくて、たった4年とちょっとしか生きていない人間でも極自然に出来ることなのです。


きっと彼も。

これから先、沢山沢山の辛いこと、困難なこと、悲しいこと、寂しいこと、悔しいこと…そんな苦い思いを沢山経験して、そしていつの間にか…

素直に単純にバカみたいに「ABCの歌」なんて歌うことが出来なくなるかも知れない。

歌う奴をバカにする日がくるかも知れない。


でもどうか、どうか…忘れないで欲しい。

あなたの歌声で救われたバカな人間がいたと言うことを。




「スナちゃん、絵が上手だね」

逆さまからテキトーに描いたのもあって、小学生以下の絵を書き殴って流石に「ヘタクソでごめんね」と思わず言った私に、キャッキャと褒めてくれたその言葉は、

嘘イツワリの無い、でも、優しさに満ち溢れた言葉でした。


20年後が楽しみです。




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