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cesta 07

かいしんのいちげき

2024'04.25.Thu
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2009'08.25.Tue



←きらめき団2009spring開催中!!


level.48


ダウンしてしまいますた。突然ですが。

こんばんわ、スナです。今朝起きたら熱が38度近くあり、吐き気と頭痛が凄まじく、全くテンションが上がらない。

とりあえず会社に行けば、否応無しにテンションを上げざるを得まいと支度をし、家を出たけれど、

向かった先は病院ですた。アレ?


有休が無いってワケではないのだけど、インドで大量消化してしまう予定なのでなるべく使いたくない。
会社に電話した時も、とりあえず診察結果が出てから前半休にするか1日休みにするか判断させてくださいと連絡。

どんだけケチな勇者なんだと…。結局はケチが勝って頑張って後半戦やってきましたけども、もう頭が割れそうで…手の震えも止まらず、意識朦朧の中、ホントにぶっ倒れるかと思いますた。


一体、何だったのか…?とりあえず新インフルでは無いとのこと。咳や喉の痛み、鼻水などの症状は全くなくて、とにかく発熱と吐き気と、何より頭痛を訴えるが医師も「ふぅ~む」と首を傾げるばかり。私も一緒に「ふぅ~む」と傾げてみた。

そうして下された診断結果、

「インフルエンザならば38度以上の発熱になりますんで、とりあえず…風邪じゃね?」


まぁ、見える症状が発熱ってなだけなので、しかもリンパなどは腫れていないので、プロの医師とは言え、これ以上は何とも言えないわな…。

その代わり薬の種類はハンパない。


夏の暑さの疲れと、日頃のストレスと、プライベートでも何だかんだと慌しく過ぎ去った疲れが一気に出てしまったのかも知れないなと。


本日。滅多に会えないクンクンからお誘いを受けていたのですが、やはりココで無理してもクンクンにも迷惑を反対にかけてしまうだけになってしまうので、電話で事情を説明し、とりあえず今日の約束はキャンセル。本当にごめんよ、クンクン。


実家に帰った時、母と珍しく2人で色々と話す時間があったのですが、結局話すことと言えば…仕事の愚痴。

ここ数週間…ってか、今日もだったけど、本当に酷い仕事内容ばかりで溺れる寸前だったので…。


母は黙って聞いてくれてましたが、もう何年も前に亡くなった母親(私からすれば祖母)と、今も頑張って生きている父親(私からすれば祖父)の話をし出した。

私の祖母は…
子供だった私の記憶の中でも、本当に口が悪くていつも何かしらグチグチと思い煩っていた。本人はそれが性格なので全く気付いていなかったのかも知れないけれど、細かいことまで心配性で…。良く言えば自分のことよりも周りのことばかり目に付いて、しかもその人の悪いところや弱点ばかりに気が行って、それらばかりを勝手に心配してしまうと言う、お人よしだったのだと思う。

でも本当に口が悪く不器用だったので周りも中々素直に受け止めてあげることが出来なかった。


それに対して祖父は…
大らかでノンビリユッタリ自由気ままで、自分のやりたい放題。気持ちにユトリもあるから周りの人々にもとても優しくて私の母親も私の祖父からは一度も怒られたことも勿論、手を上げられたこともなかったとのこと。

そんな二人だったから当時としては珍しく、職場内の大恋愛の末の結婚、そして、長年夫婦としてやってきたのかも知れないけれど、祖母は亡くなる何年か前からいつも…孫の私にも、「ジーサン、早く死ねば良いのに…」と口癖のように言っていた。

その言葉の裏にはたぶん…マイペースで勝手気ままでボーっとしている頼りない祖父より先に自分が死んでしまうことを怖れ心配し、自分が亡き後の世界を思い煩っていたのかも知れないなと…。


結果、今現在の現実は…
本当にあっという間に祖母はこの世を去ってしまい、祖父は今も生きている。

ぶっちゃけ、祖父は独身の頃から極度のヘビースモーカーでそれもおそらく関係あるのかもしれないけど、何度も脳梗塞やらで倒れたのに、それでも今も頑張って生きている。


「生まれ持った性格だから中々難しいかもしれないけれど…」

母はそう言って私を見た。

「あまり色々思い煩いなさんな」

母の言葉に私は何も言い返せなかった。


「あんたはジーサンの遺伝子を良く引き継いで左利きだし、頭の渦も2つあるし、ボ~っとしてるし周りを良く振り回すマイペースだけど、そのくせ心配性でお人よしだから、本当は全く自分にとって必要ない問題や心配まで抱え込んでしまう子やったから…ホント母さん、アンタの扱いが分からんやったわ~」

子供の頃、私は母が怖くて滅多に2人で話すことが出来なかった。母も私の面倒は姉にばかり押し付けていた。

「反対に姉ちゃんは、結構度胸があってそして素直な子やったから手に取るように行動や考えていることが分かる。何でこんなにも違う子が出来てしまったんやろ?」

「知らないよ」

母も姉とソックリで素直で裏表が全くない。そしてそれが100%悪気も何もないので嫌味に全く聞こえず、それどころか愛嬌に思えてつい、笑ってしまう。

「頭でゴチャゴチャ考えたらダメ。頭を抱え込むんならその両手を下に持って行きなさい」

「え?」

不思議そうな顔をした私に、母は自らジェスチャーで表わしてくれた。頭を抱え込んだその両手を胸元に…。

「心と相談や。自分の心が『楽しい』と感じることは何や?って」



思い煩うことなく楽しく生きよ。


母は自分の両親の生き方を例えにまで出して、娘の私にその言葉をくれた。


「人の立場に立って物事を考え、一生懸命思いやったり行動したりすることは凄く偉いことやで。でも人の弱い所や不安な所、そう言った…う~ん何やろ?『負』の部分って言うの?何かよう分からんけど、そういうところばかりアンタが心配してもな、結局は無駄なだけで終わってしまうことが大半や。人ってのはな、案外強いイキモノだからアンタが心配せんでもちゃんと生きていける」

「…私、そんなに良い人間じゃないよ」

「うん。だからこそ言ってるんよ。アンタごときが心配しても余計なお世話や」

口を尖らせた私を見て母は苦笑した。

「他人の心配をする前に、自分の心配をしなさい。アンタが一生懸命自分の為に頑張ってそして笑っているだけでも周りに力を与えられることもあるのだから。中途半端なお節介は時に残酷なこともあるのだから」



私が大人になってから…
数年に1度、こうして母と2人でジックリ話す時間を持っている気がする。

子供の私には出来なかった話が今の私ならばちゃんと受け止め、分かってくれるんだと母なりの「教育」を今更ながら実感しています。


口下手で引っ込み思案で…そのくせ感受性だけは人一倍あって、いつも私は姉のスカートを握り締めて影に隠れていた。

学校で苛められても友達とケンカをしても、何も言わずただ1人で泣いていた私を母は知っていながらも、どう声を掛ければ良いのか分からず姉や父に間に入って貰っていた。

母は私のことなんて興味がないんだと思っていた時期もあったけど、でも家族の中で一番、母が私を見ていてそしていつも気にかけてくれていた。


母こそ、私のことなんて思い煩わず、楽しく生きて欲しい。


そのためにももっともっと母や姉のように、しなやかで元気な女性になりたいと強く思う。


思い煩うことなく、楽しく生きよ。


全くそのとおりだ。










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