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cesta 07

かいしんのいちげき

2024'04.26.Fri
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2009'09.13.Sun



←きらめき団2009spring開催中!! ※今月9月末までだよ!!


level.48


ハッと気付けば…来週にはこの部屋のネット回線が解約となっちまうワケで、思いついた時にUPをしておこうと…。

こんばんわスナです。この前、TOPにご紹介している映画「屋根裏のポムネンカ」を観に行って来ますた。

この映画は私の大好きなチェコの人形アニメーションです。クレイアニメのようにコマ撮りをしてそれを繋げて映画にしているってな作品なので動きがぎこちなかったりもするけれど、でも突如、目で追えない位ドババーと動きが進んで映画の進行の強弱も激しく、ハラハラドキドキ眼が離せません。

何より、チェコらしいシュールでグロいけど、でもメルヘン♪てな「キモ可愛い」ってのが全開で、私のハートはキュンキュン鳴りっ放しですた。そうです、ヘンタイです。自覚してます。


ただ座っているだけでも否応無しに「情報」が飛び込んでくる現代、どうしても「想像力」ってものが薄れてしまう。

枕がプカプカ浮ぶ雲になったり、青いシーツの大洪水が起こったり…子供の頃は容易に自ら空想し楽しんでいたハズのことが、今ではスッカリ忘れてしまった私には、ハッとさせられるものばかりだった。

そういうところも見所です。


パンフレットも凄く可愛くてまるで絵本のような表紙。勿論、開演前に購入し、始まるまでパラリパラリと予習しますた。


「壊れたものを完全に直せなくても、そのことを見つめながら生きていくこと」

この映画のテーマ。


屋根裏に放置されているガラクタたちの世界を描いたものだからってのもあるけど、私には「人」そのものを連想させられてドキリとしました。

人と人との繋がり…
一度壊れてしまったら完全に直すことなんてほぼ無理だけど、でもそのことを見つめながらもまた繋がりを持つと言うこと。

自分自身に対しても…
昔の古傷に加えて、新たな傷も子供の頃のようには治らなくなり、痕がドンドン増えていく体。傷だけでなく、もう何十年も使い続けているこの体。若かりし頃のようには思うように動いてくれなくなることもある。でもだからこそ、イキオイだけで日々を駆け抜けていたあの頃よりも、自分のイレモノであるこの体と向き合い、一緒に生きていくと言うことを強く実感する。
何年も前の若い自分の写真に対してジェラシーを持つことすらもあるけれど、でも、今の自分の方がとても愛おしい思えるのも事実。

体だけでなく、中身も…
壊れて粉々になって、もう良いやと自暴自棄になったことも何度もあるけれど、でもそれでも私は私として生きていかなくちゃいけなくて、それならば、
壊れた部分を見つめながら生きていったって良いんじゃないの?
そう思った瞬間、再び笑えるようになっていた。


受け入れると言うこと。


完璧なものなんてこの世に1つもない。反対にその「欠けている部分」を受け入れると言うこと。愛おしいと感じること。

モノを大切にすると言うことを恥じない、それが当たり前だと思う心が、そしてその古ぼけくすんで来れば来るほど愛着を持ち、そして楽しむと言う想像力や発想力が、生きていく上でとても大切なこと何じゃないのかなあ~と思いました。


私の街では9月18日までの公開です。たったの2週間だけの上映…。皆様、お早めに~。

余談ですが…
私はこの映画が今回上映された映画館が、この街で一番好きな映画館でした。
10月にこの映画館は休館となり、成人向けの映画館になるとのこと…どわわー!

何故だ!?何故に!?これも世知辛いこの日本経済のあおりを受けているって言うのか…!?

確かにまぁ…。
繁華街のあまり安全ではない18禁エリアに位置する映画館ではありますが、そんな廃れ気味の繁華街の片隅にある小さな小さなこの映画館が、まるで別の世界への入り口のようでワクワクしていたのに…非常に残念。

古い石の階段をコツコツと下りた先の、地下にある映画館だったのですが、たったの1つしかシアタールームはなくて、その1つも昔ながらの小さくて、そして開演と共にビロードの幕がスルスルと開く…そんな私の隠れ家的な場所だったなのに…切実に残念極まりないです、おろろー。

まぁ、そうやって時代も移り変わって行くのかも知れないし、最後にそこで観た映画が大好きなチェコ映画だったってのは凄く幸運だったのかも知れないなと。






今日のメガネ↓

この映画のパンフレットを、席に遊びに来ていた(ってか、ちゃんと仕事の話をしていた)ゴエサンに見せていたらば、メガネが覗き込んで来たので軽く語ってやれば、「ふうん」と特に興味もなさ気に言った。

「つうかさ、また髪の毛、逆立ってるよ?」
ジッと頭を見ながらそう言えば、無言で頭を猫のように突き出してくるので撫で付けてやれば、
「チャリで来るからどうしても髪の毛は逆立つんだよ」
とボソボソ反抗の言葉を言うので、
「会社に着いたらトイレの鏡を見て直せば良いでしょう?」
そう何気に答えたのですが、
「鏡、嫌いなんだよ」

撫で付け終わり私が手を離したのと同時に頭を上げたその顔は、ムスリとしていたので、
「今日もイケてる!とかやれば良いでしょう?」
と問いかけてみれば、
「嫌だ。自分の顔、嫌い」
珍しく子供のように言うので、
「良い顔してると思うけど?」
と思わず言ったのですが、
「いつも端から見ていると、スナさんがメガネさんにダダを捏ねているのかと思えば、そうでもなかったんですね~」
ゴエサンの存在をスッカリ忘れていたらしいメガネは、そのゴエサンの言葉に慌ててメガネをいじっていましたが、
「とりあえず、顔は見なくても良いから頭を見ろ」
そう言った私に、
「スナさん、あの案件どうなりました?」
何事も無かったかのように仕事スイッチ入れるのは止めて欲しい。

ゴエサンはクスクス笑いながら去って行き、何だか少々気まずい空気が残ったけれど、でも本当に良い顔で笑う人だとは思う。
普段。
99%無表情で面白みも何にもないただメガネってな印象しかない顔だけど、1%の印象的な笑顔を持っているってのだけでもステキなことだと思う。完璧な人間なんてこの世にはいないのだから。

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無題
わー!すごく良い日記!
読めてよかった☆ありがとう☆^^
kotomi: URL 2009.09/14(Mon) 12:35 Edit
kotomi先生!
グダグダと長ったらしい独り言にお付き合い頂き、ありがとです。

凄く良いだなんて…照れるな。スグ調子に乗るのが私の利点でもあり、同時に汚点でもありやす…あばばー

声に出して言えって言われても何も思い浮かばないけれど、こうしてグダグダ書いていると自分でも段々と考えがまとまってくるのが良いと思うんですよね。しかも、ブログって不特定多数の人の眼に触れるじゃないですか?だから日記としてノートに書くよりも前向きな自分自身を叱咤激励するような、そんな言葉を自然と選んでいる。ま、格好付けたがり屋ってことですが…。
ちょっと引越しでドタバタするのですが、落ち着いたら必ずご連絡致しますので是非ともお写真の打ち合わせを致しませう。
コメント、ありがとです!
2009/09/14(Mon)
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