2009'08.24.Mon
←きらめき団2009spring開催中!!
level.48
この週末…
実家に帰って温泉にドップリ浸かっておりますた。
まるで、私の体と心の傷みきって部分をシュワシュワと浄化し、そして正常に復元してくれたと感じるほど、今回の帰省は私にとってなくてはならないものだったとほとほと実感しております。
温泉最高。
こんばんわ、スナです。だいぶ朝夕、涼しくなって参りました今日この頃、皆様いかがお過ごしでせうか…?元気でやってる?
実家のある温泉王国の夢の国と、この狭苦しいアジトのある現実世界を行き来してもう何年にもなりますが、帰省がこんなにも回復に威力があるってことを実感したのは、今回が初めてです。
誤解のないように先に申し上げますが、私はこの、私の戦うべき場所である現実世界を決して嫌いってなワケではありません。この世界でも私は私として必死に生きており、そんな自分が嫌いではなく、むしろ誇りに思っている。
両方の場所があるからこそ、私は私として生きていけている気がします。
でも今回ばかりは…
ホントにつくづく疲れ果て傷つきボロボロになってしまっていたなと…。
幼馴染みに、私の成分の90%は、実家のある温泉王国の空気と水と環境で出来ていると言われたことがありますが、まさにそうだと。
方言、最高。
今回行った温泉が。
私が行く前に指定した温泉とは違い、私は初めて行った温泉で、ちょっと遠出になったのですが、ドライブには最適な場所だったし、何より別に私が運転するわけでないし、連れて行ってくれた幼馴染みにとっては何度も行った事のある場所だったので、ナビもせずにすみ、冷房も要らない爽やかな空気を感じ、大草原を堪能しながら、ノンキに歌なんか歌い上機嫌でその温泉に連れて行って貰ったワケです。
ただ、その温泉が…。
超が付くほど「硫黄」が凄まじく、濁り湯も良いところ…。しかも源泉は冷泉でそれを人工的に温めているってな変わった温泉で、まぁ、熱い温泉よりもヌルめの方が好みなので文句は1つも無かったし、「硫黄」が強い分、本当に効いている!てな感じが満載だったワケですが、
「あ…変色してもうた…」
お気に入りのシルバーの指輪が、銅色の指輪になっちまったのです。
勿論!外してロッカーに仕舞って入ったんですけども、それでも指輪は変色してしまって…。どんだけ威力があったんだと…。
翌日、シュウウ~ンとしている私に、幼馴染みは、
「行くぞ」
と、私をショッピングモールに連れ出し、指輪を買ってくれますた。
元々アクセサリーなんて殆どしないし、金属アレルギーでもあるので、貴金属には興味がないのですが、指輪だけは結構好きで、しかも中指に指輪をすると魔よけになると死んだバーサンが言っていたので、それだけはいつもしておったのです。
温泉効果である意味、この指輪もこれで良いんいゃなくね?とも思ったけど、キラキラ輝くショーケースを覗き込んでいるとどうしても銅色になった古ぼけたこの指輪が恥ずかしくなったし、新しいのが欲しくなる。
「どうしよう~」
滅多にこんな立派な貴金属コーナーにやってこない私は、ソワソワしながらあっちゃこっちゃ見ていたのですが、
「これなんて良くね?」
幼馴染みが指差したショーケースを一緒に覗き込むと、ちょっとゴツイシルバーの指輪が…。
まぁ、中指にする指輪を探しに来たし、小さな宝石が付いているような華奢なデザインよりゴツゴツした感じの方が好みでもあったので、ホゥホゥと見ていると、
「これ、トカゲがデザインされているんですよ~」
いつの間にか、目の前にキレーなオネーサンがやってきて説明してくれますた。
「ペアリングですし、彼氏さんとご一緒もステキですよ」
いや、彼氏ではないですから…ただのご近所さんですから…。
チラリみた私と同時に幼馴染みもチラリコッチを見ていてニヤリ、笑った。
「俺、コレが良いな。ちょっと嵌めてみても良いですか?」
私が言葉を発する前に勝手に話が進んで行き、結局は私も一緒にその指輪を嵌めていた。
「あ、良いんじゃなくね?」
オマエ、指輪なんかしないだろ?!
そう思いながらも、「コレ、素材なんですか?」とか聞いている私もアホだと思う…。
「ハイ、誕生日プレゼント」
結局…。自分も同じ指輪を買ってそれはそのまま嵌めた指で、小さな紙バックの紐を摘んで私に差し出した。
「…ありがと」
同じショッピングモール内にあるカフェで。
キレイなリボンをかけられたその小さな箱を開ければ、キラキラキレイなリングがチョンとあって、摘んで光に翳してみた。
「オマエのネーチャンはさ、ネックレスやらブレスレットやらが凄く好きなのに、オマエは全く興味がなかったよな~」
「今でも興味はないよ」
光に翳していたその指輪を左の中指に嵌めるとシックリと馴染んだ。
「だからネーチャンの誕生日プレゼントにアクセサリーを買うことはあったけど、まさかオマエの誕生日プレゼントにシルバーリングを買うことになるとは思いもしなかったな~」
「指輪は結構好きだよ」
銅色になって何だかとても肩身が狭そうにしている古ぼけた指輪を今度は光に翳しながら答えた。
「この指輪ね、昔、彼氏に貰ったものなんだよ」
「…へぇ~」
「この書かれている文字、何て書いているか知ってる?」
「しらねーよ。知ってたらこえーよ」
私は、それもそうだと思いながら
「フランス語で『夢は叶う』って書かれてあるんだよ」
「ふぅん…」
何度も何度も。
私はこの指輪のこの文字に救われてきた。辛い時や疲れた時はいつもこの文字を指で撫でてきた。
「これをくれた元彼は、再来月結婚をします」
そう言うと私はその指輪を右の中指に嵌めた。
「オメデトウゴザイマス」
「アリガトウゴザイマス」
家に帰ったら。
この指輪をこの箱に仕舞おう。
私の夢はまだ途中だけど、でももう大丈夫。今まで本当にありがとう。
明日からも戦場!
魔よけの指輪もリニューアル!邪気は跳ね返して思う存分戦ってそして、
定時で上がるぜよ!!
クンクン、待っててね~!!
勇者は明日、アナタに会いにゆきます!
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