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cesta 07

かいしんのいちげき

2025'07.05.Sat
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2008'09.22.Mon



level.45


段々と…。
疲れが溜まって来ております、ハイ。


元々、ノンビリカタツムリのような人間にしては、9月に入ってから特にドワワー!と過ごしているのでそろそろ限界でもあるんですけど(この前の休みの日のハード家事も、風呂掃除しながらそのまま風呂で寝ていた…)、今朝はホントに起きるのが辛かった。

大雨だし。


え、ホントにもう起きないとならんワケ!?とずっと疑いながらも出勤。

電車、大幅に遅れているし。


ま、遅延届けを出せば何ちゃことないので良いし、こんだけ遅れていれば同じチームのJ○組は皆、遅れてんだろう…とノンビリ出勤すれば…。

皆、フツーにいるし。


朝から踏んだり蹴ったりだったYO!おかーさーん!!


最後の最後で、厄介な仕事に絡みつかれ、ま、朝の遅れをこれで帳消しにはなりましたが(結局は給料)、

皆、帰ってるし。



しかも今日はっ!

多分、私が1番楽しみにしていたであろう、お食事会。恒例の、席向かい合わせの4人でのお食事会(※飲み放題つき)

1番はしゃいでいた人間が、1番遅れて登場だからね。


1人、めっさ空回り。松陰先生みたいだ…。




アフリカ大陸エチオピア料理の店に行って参りますた。

写真はその1つ。なんでもエチオピアの「主食」らしいのですけど、凄い。

とにかく凄い。

カステラみたいに映っているヤツと、クルクルお絞りみたいなヤツがその主食(多分パンみたいな感じ)で、それに3種の具を乗っけて食べるってな作法?だったんですけど、

凄い。

別にその作法が凄いってんじゃなくて、

味が。ってか、匂いが。



1人の人の感想曰く、「帰宅したオッサンが脱ぎ捨てた靴下の…(以下割愛)」

特にクルクルお絞りのようなパンが本気で布みたいな感じでもあったワケで…。

ちょ、テンション下がるわー

おそらくですね、凄い独特の発酵してるんですよ。酵母がアフリカ産なんですよ。エチオピア出身なんですよ。

ヨーロッパーをフラ付いていた時、どっかでも同じようなパンを食べて「こりゃ…来るわ~」
と思いつつも、それしか無いし、ま、普段もある意味未知の食べ物を食べているサバイバー勇者にとっては懐かしい味&匂いだったワケで。


隣の皿に残っているレタスを手でちぎり、同じく残っていた肉の端キレも鷲掴みし、クルクルお絞り(オッサンの脱ぎ捨てた…以下割愛)にクルクル丸めて一口でパクリ。


「やっぱり…旅をされた方は違いますね」とホントに感心したような顔で、その中で1番若い子から言われたらもうね、開き直るしかないけどね。

1口、ネズミが齧ったような程度で手放した彼女の分のクルクルお絞り(オッサンの…以下割愛)も頂いてムッシャムッシャ食べておりますた。

エチオピア☆バンザイ!


ただですね。

全体的にスパイシーだったのがどうも…。基本、辛い食べ物がニガテなので。

今後、インドやアジアも行ってみたいと思っている勇者には、コレが1番の難問でして。

ヒィヒィ言いながら唐辛子のカタマリのようなスープを飲んでいる私に、
「今度は辛いものにしましょう。スナさんの今後の未来の為にも!」
その中で1番辛いものスキーの子に真顔で言われたらもうね、行くしかなんですけどね、でも。

「初心者コースでオネガイシマス…」



日曜の夜の深夜と言う事もあってか、帰りの電車ではユッタリ座れたんですけど、久々、

超爆睡してしまい、ハッと飛び起きてふら付きながら飛び降りたらば、

1つ手前の駅だった…てな、ね。


ああもう、歩いて帰ろうかなとか一瞬諦めましたが、やはり隣の車両に何事もなかったかのように乗り込んで無事に最寄り駅で下車しますた。

寝ぼけながらも、隣の車両に移動する辺りが、ヘンなところでプライドの高いってことを証明してしまいますたね…。



ああ、もうまた何時間後かには、さっきまで一緒にエチオピアンやってたメンツと顔合わせかぃ。

つうか…。
座った席の配置が、会社と同じ位置だったってのがウケる。

仲が宜しいこって。









別に俺はキリスト教徒ではない。ただあの日が12月24日だったと言うこと、そして今、彼女のいる先が修道院だと言うこと。それだけの話だ。

「あー!サンタのにーちゃんだー!!」
車を止め、沢山の大きな紙袋を左手に、そして右脇にはキャンバスを抱えて歩いて来る俺にガキ共が群がって来る。
「あー邪魔だ、近付くな。後で相手してやっから」
「サンタさん、あのね、何でサンタさんは痩せっぽちのおにーちゃんなの?」
コートの裾を引っ張る小さな女の子の発言に俺は片眉を上げた。
「何、言ってんだオマエ?」
「だって絵本で見たんだもん。サンタさんはオヒゲがあってデブッチョで赤い服着たおじいちゃんなの」
「ネネ。そのサンタさんは見習いサンタなんだよ」
俺の代わりに答えた声に、俺もネネと呼ばれた女の子も顔を向ける。
「見習いだから痩せっぽちでヒゲも無くて目付きの悪い変な服着た、にーちゃんなんだよ」
「サトシ…テメェ、変な知識植え付けんな。余計なモンも含まれてるし」
ニヤニヤしながら紙袋を受け取るサトシに俺は呆れた声で言う。
「毎年すみませんね、キシザワさん。神父様もシスターもお待ちですよ」
「ああ…分かった。後でそっち行くからガキ共にそれ、配ってろ」
紙袋がサトシに渡った時点であっという間に俺の周りはスッキリし、今度はサトシの周りが慌ただしい。ゲンキンなモンだ。俺は1番奥の部屋へ向かった。

ノックをすると中からどうぞと返事がする。重たい大きな木の扉を開けると真正面の机に神父が、そしてその隣には1番古株のシスターがニコニコしながら俺を見ていた。
「今年もようこそお越しくださいました。お変わりはありませんか、キシザワさん」
椅子から立ち上がり腕を広げながら神父が言う。
「はぁ…まぁ、ボチボチです。神父もシスターも、そしてガキ達も元気みたいで…」
「早速今年も子供達の洗礼を受けられましたか」
クツクツと笑いを含みながら年老いた神父が目を細める。またシワが深くなった気がする。
はぁ…まぁ。と俺は曖昧な返事を返す。阿呆みたいだ。
「みんなキシザワさんが大好きですから」
シスターがニッコリ微笑む。いつ見てもこの人の笑顔はホッとする。俺は右脇に抱えていたキャンバスを机の上に置き、包んであった布を解いた。
「ほぅ…。今年も大作で…」
飴色の額縁に入れられた油絵を両手で抱え上げると神父はため息混じりに言った。しかし、俺の絵はホワイトをベースにすることが多いため、遠目に見て何とかその絵の全体図が薄っすら分かるような、そんな曖昧な絵だ。だから自分の腕の長さの距離で見ている神父には、一体これが何の絵なのか分かっていないハズなのだが、ま、そんなものは何だって良いのだ。
「早速飾らせて頂きますね。有難うございます、キシザワさん」
隣から覗き込んでいるシスターが言う。このシスターだって何だって良いんだ。
とにかく、俺が。
懺悔をしたいってのを十分過ぎるほど分かりさえすれば。

広間には、過去に渡した俺の油絵が飾られている。年季の入った白い壁にずらりと並んだそれらの端に今年の油絵を掛け、神父は後ずさって改めて絵を凝視する。
「私は、絵画や芸術などについての知識や感性は残念ながら持ち合わせておりませんが、キシザワさんの描く絵はその…」
隣に突っ立っていた俺はチラリ、神父を見る。
「悲しすぎます」
俺は組んでいた腕を無意識に強く掴んでいた。
「切ないと言うのでしょうか。こんなにも幸せそうな素晴らしい絵なのですが、胸が締め付けられます」
黙っている俺の肩にそっと手を乗せ神父は続ける。
「もう…無理してココに来なくて良いんですよ?」
「別に無理なんてしてません…っ」
即答する俺に神父は微笑んだ。その笑みが1番悲しすぎる。
「それじゃあ、ゆっくりされて行ってくださいね」
ポンポンと軽く肩を叩くと神父は去って行った。俺は小さくため息を付く。
「見習いサンタさん、今年も絵を描いてよ!」
子供たちが喚いている。俺は絵から視線を外すとユックリ彼らに近づいた。


※どんなに小さな子でも、日本語で会話が成り立つ子とは正々堂々対等に話すタイプです、キッシーは。ってか私が…。
「ちょ、オマエ。ちゃんと靴を揃えて脱げや!」とか、フツーに言います。でもそっちの方が素直にキチンとやってくれたりするもんです。子供は可愛い…っ

※今日のタイトルはRADの「有心論」から抜粋。「トレモロ」と「バイ・マイ・サイ」と同じくらい好きな曲でございやす。

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