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cesta 07

かいしんのいちげき

2024'04.27.Sat
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2008'09.11.Thu


level.45


ねーむーいー

こんばんわ、スナです。写真もくだらない絵も、ご紹介したい本もマンガも、何も思い浮かびません。

つうかさ、何もTOPに持ってこない方が良い気がする…。


誕生日前の大試練が過ぎ、気が抜けてしまいますた。もう複合機、見たくも触りたくもない…。写真の編集もしたくない。

ってか、写真を撮りたい。

ああ、私のこの複雑且つ!繊細な心を癒してくれるものは何だ…?(ねーよ)



あ、そうだ。旅に出よう。



つうことで。今週末はちょっくら旅に出ます。きゃほぃー!



まずは行き先を決めて…と。

はい、インスピレーションです。決定しますた。ってか、コレ、フリマやってた時には既に決定しており、客にも「今週末はココに行こうと思ってんですよね~」とか数人に何気に話したんですけど、その数人が数人全て、

「え?なんで?」


なんででせうね…?



ま、んなことはどーでも良いので(1番重要だろ!?)、昨夜からルートを決めたり宿の比較なんぞをしているのですけど、

ねーむーいー NEMUIー


つうか。

私の体力が持つのか?と少々不安になる移動手段&移動距離&移動時間なんですけど、でも別にケチって、せいしゅーん!とかでもなく(今の時期は無い)このルートでしか他に方法がないので仕方ないんですけど、

今の私の体力が持つのか…っ!?


どんだけご老体!?


いやはや、歳は取りたくないもんですな。


ま。行くけど。



今日。
昼ご飯を会社の近くのコンビニに買いに行ったときに、「あ、私、持ってきていたオニギリ、ロッカーに忘れちゃったから先に食べてて」と言われ、言葉通り、先にムッシャムシャ食べてたんですけど、息を切らして戻って来た彼女は開口一番、こう言った。

「オニギリ、忘れてきた」

え!?会社に持ってきていたって堂々と言っていたのに、実は持ってきていなかったの!?

と私は思い、やべぇよ、コイツ…と本気でちょっと引きましたが、ま、でも私もそんなことが無いワケでも無いので、「ちょっと行って来る!」と再び去って行った彼女の後ろ姿を温かな視線で見送ったのですけど、次に戻って来た彼女の手にはシッカリとオニギリが…っ


え!?持ってきてたの!?

もう、どっちだYO!とビックリしたんですけど、ま、どっちでも良いと他人に関心持たないB型がムクムクと浮上してたので、あえてスルーしようと思ったんですけど、何も聞いてないのに彼女が喋るから真相が明らかになりますた(ホント、どーでも良いのに長ったらしくてすんません)


彼女はちゃんとロッカーにオニギリを置いており、それを取りに行ったのは事実。

でもその時に何故か、オニギリは掴まず、持っていた財布をロッカーに放り込んで悠々と戻って来た…と言う…。



ふ~ん。



つうか、どっちにしてもやばくね?


「もうちょっと、生きることに頑張らないといけないよね」とヘコみながら彼女は言い、オニギリにかぶりついておりますたとさ。


お疲れですな。いやはや。

普段は、多分無意識にでも出来ることなのに、疲れが溜まっていて集中力が自分では気付いていないけど低下している時なんぞ、こーゆーことってありません?

私はあります(あるんだ!?)

加えて。
まぁ、そんなに忙しくなかったとしてもだ、仕事の合間の昼休みであり、気に掛かっている仕事のこととか、ま、プライベートのこととかあったら、オニギリ忘れちゃうよね?(…そうか?)

うん、そうだよ。



私も歩いて数歩、「あれ?何すんだっけ?」とふと思い、

「ああ、そうだ。印刷出したヤツを取りに行こうとしてたんだってか、印刷押したっけ?」

と思いなおし、慌ててPCの印刷押して再び歩くんですけど、また「あれ?」って思って…

ってことが以前あって、結局同じものを3回出力してしまったと言う…ね。


他にも…。

クッチャクッチャと口が動いてるんですけど、「あれ?何で口が動いてんの?」と思ったらガムを噛んでたと言う…。でも食べたかったのは飴玉だったと言う…ね。



あまりにも「生きること」に平和ボケしてますな。



ああ、早く旅に出たいなあー!

でも心配なのは…私の体力が持つのか?ってことだ、う~む。


旅に出るなよ!






※この前…。自分が摂取できる量を超えて胃を痛めてダウンしてしまったばかりなのに、相変わらずムッシャムシャと大飯を食らっていた私に、一緒に食べていた子が、「見かけによらずホント大食だよね~」としみじみ言った。

いえ、コレは夕飯を食べない前提で昼に賭けているだけですから。

…良くわかんねーよ。

基本私は晩飯を食べません。帰ってくるのが遅いし、21時を過ぎると次の日に響いてしまう、ヤマネのような胃腸なもんで…。

でもこれでも痛い目見てから控えるようになったんですよ。今日もチャーハンセット(2種類のチャーハンが入っている弁当…どんな弁当だよ!?)とマフィン2個でしたから。

どんだけ食ってんだよ!

ああ、光合成が出来るようになりたい。



外からは賑やかな音楽やら笑い声、そして沢山のざわめきや足音が聞こえる。しかし俺は黙々とキャンバスに向かって絵を描いていた。
服が汚れないようにと白衣を着ているが、実際、油絵は滅多に描かない。しかし今俺は、憑かれたかのようにキャンバスに向かっていた。
「オーイ、キザサワ!!」
ガラっと威勢よく準備室のドアが開かれたかと思えば、ハルタが叫ぶ。俺は目線だけ一瞬上げるが、スグにまたキャンバスに戻した。
「何やってんだよ?今日は学祭だよ!?」
ツカツカと寄って来ると俺の隣に立ち、キャンバスを覗き込んだ。
「…何、この絵?しかも白ばっか」
「オマエには関係ないモノだ。学祭なんだろ?楽しんで来いや」
チュッパチャップスの柄をユラユラさせながら俺は答える。
「キザサワだってこの学校の関係者じゃん。折角だから楽しもうよ!」
そう言うとグイッと俺の腕を取る。手元が狂って思わぬところに思わぬ色が乗ってしまった。
「あ…っ!ご、ごめん…」
パッと手を離し、すかさずハルタは謝る。口は悪いし行動もガサツで乱暴だが、根は素直だ。
俺は小さくため息をひとつ付くと立ち上がった。
「チュッパチャップス、売ってっかな?」
「んなもの売ってるワケないだろ?」
「んじゃ、煙草」
「益々あるかっての!」

この高校に。
教師として戻って来てからいくつか年を越してきたが、こうして学祭に出るのは自分が生徒として在籍していた時以来だ。
この季節、俺はいつも…油絵を描いていたからだ。冬までに仕上げないとならない。あの日までに仕上げないとならない。だけど…実際にデザインが浮んで構図が出来てそして取り掛かるのはいつもこの切羽詰った時期だった。
それだけだ。

ハルタと一緒に各教室を見て回る。学校では週に一度の授業で顔を合わせるくらいだが、夏休みからハルタはムラサキの店でウェイトレスとして働き出し、自然と俺に懐いていた。夏に行われたモジャモジャ頭の胡散臭い男の帰省祝いとか言うやつでハクは、そのモジャモジャ男から「ハルタ」と任命された。俺もそっちの方が呼びやすい。学校では他の生徒と同じく苗字で呼んでいるが、店ではムラサキと被るので名で呼び、そうやって呼び分けていたのだが、どうも…間違えそうになる。学校で「ハク」なんぞ呼び捨てしたら面倒なことになる。
俺は…極力この学校に関わらないようにしていた。いや…多分。この学校の生徒と関わらないようにしていた。

「あ、キザサワ!カフェだって。ちょっと一息つこうよ」
白衣のポケットに突っ込んでいる腕をグイグイ引っ張りながらハルタは1つの教室を指差す。
「煙草、あるかな?」
「ニコチン中毒は黙れ。あ、こんちわー」
無理矢理俺を引きずり込んでいるのに、ピシャリと言いのける。ヤレヤレ…。
「あ、キザサワ。オマエが学祭に来るなんて珍しいな」
俺と同期である数学教師のマツモトが居た。
「あれ?ここってオマエのクラス?」
「何、今更なこと言ってんだよ?」
マツモトは呆れた顔をする。
「お?ハクも一緒か」
「マツモト先生、儲かってますか~?」
「ボチボチでんな~」
マツモトは閉鎖的な俺とは対照的に凄く開放的で愛想が良い。生徒を皆、下の名前で呼ぶが嫌味も嫌らしさもない。金八先生みたいだ。3年B組の担任でもあるし。ノラリクラリ適当に毎日をやり過ごしている俺とは違い、あっという間にマツモトは出世している。俺達の同期で3年の担任をしているのはマツモトくらいだ。
「何にする?」
デップリとした腹を突き出して俺達の席に自らオーダーを取りに来る。
「オイオイ、担任がパシリかよ」
「パシリ言うな。ウェイターと呼べ」
「…それもどうか?」
「良いから何にすんだよ?」
「俺、コーヒー。ハルタは?」
「アイスカフェオレ。それとシフォンケーキ」
「OK!ハクは可愛いからサービスしちゃう。キザサワはムカつくから倍の値段な」
「何でだよ!」
「しかし、ハルタってなんだ?オマエ、ハクじゃなかったっけ?」
「そうだよ。キザサワの頭がイカレているだけだよ」
「…オマエらな~」

案外。教師として参加してみるこの学祭も悪くないもんだと思った。

「ねぇ!あの絵ってキシザワ君の絵でしょ!?」
どっかにチュッパチャップスが売っていないかとブラブラ学祭で賑わう廊下を歩いていると、ポンと肩を叩かれた。
「中庭に展示されているあの絵!」
走って来たのか、彼女はいつもの落ち着いた姿からは程遠い興奮した声音で、捲くし立てるように言った。
「…そうですけど?」
「凄いね!中山賞で審査員賞受賞したんだって!?」
「…ええ、まぁ…」
「一緒に見に行こうよ!」
え?驚く俺の右手首を彼女は掴むと背を向けた。一度も触れたことのなかった彼女の細いその指が今、俺の無骨な手首に触れている。こんなにも簡単に、アッサリと。
沢山の生徒で賑わう廊下をすり抜けるように小走りに進む彼女の華奢な背中に揺れる長い髪をボンヤリと見つめながら俺は考える。
これは夢?
中山賞で審査員賞を取った俺への褒美なのか?
中庭には、美術部員の絵の展示がされており、その一番奥には俺の絵がドンと置かれていた。こうして改めて見ると…何だか恥ずかしい。
「素敵ねぇ~」
少し息を切らしながら彼女は言い、自然と俺の手首を離した。ぶらんと俺の右腕が重力に従って垂れた。
「ねぇ、この絵に描かれているこの人は誰?あ、キシザワ君の彼女かな?」
そのキャンパスは殆どが白で、真ん中に描かれた扉から真っ白の光がキャンパス一杯に放たれているという構図だ。そしてその扉を押し開いている人物の後姿は、腰近くまである長い髪から女性なのだと連想される。
そう、確かに女性だ。でも、俺の彼女なんかじゃない。つうか、彼女なんていない。友達すらままならないと言うのに。
「彼女なんていませんよ、俺」
ぼそり言う俺に、
「んじゃあ、お母さん?」
「…母親も俺が小学校上がる前に男作って出て行きましたよ」
「え…?あ、じゃ、じゃあ~」
「先生です」
しどろもどろになっている彼女に助け舟を出したかったワケではない。むしろ彼女を困らせるだけの発言だった。
「え?」
俺は真っ直ぐ彼女の眼を見て言った。
「先生です、この絵の人物」
最初は。
憧れだった。
ただそれだけだった。
確かに、一般的な母親の存在を知らない俺にとって、優しくていつも笑ってて、でも時には厳しいその美術教師に俺は母親の姿を重ねていたのかも知れない。

元々、人付き合いがニガテだった俺は、幼い頃から紙に絵を描くことばかりしてきた。仕事でいつも帰りの遅い父親。金だけはやたらあるから大きな家にお手伝いさん、欲しいものは全て金で与えられ、何1つ不自由はして来なかった。
でも俺は。
どう人と接すれば良いのか分からなかった。家庭と言う中で自然と培われていくコミュニケーション能力、そして団体行動力、そういったものが全て欠如していた俺は、学校と言う場所が苦痛で仕方がなかった。
そんな俺が唯一、ホッと心を許せる場所が紙の上だった。
何枚も。何十枚も。何百枚も。何千枚も。何万枚も…。色んなものを描いてきたが、その殆どは、人のカタチをしていた。
人と関わることが出来ない人間のくせに、俺は…。
誰よりも人と言うイキモノの温もりを求めていた。

「キシザワ君…だよね?」
初めて彼女に声を掛けられた時、高校に入ったばかりなのに既に俺は1人だった。1人で夕方の暗い廊下を歩いていた。
「美術部に入らない?」
「はい?」
「この前の課題の絵、凄く素敵だったわ。私ね、美術教師で美術部の顧問もしてるの。ね、良かったら美術部に入部しない?」
殆ど顔を出すことはなかった幽霊部員だったが、一応俺は所属していた。だからこれまでもこの顧問のおかげで賞に出展のチャンスがあったり、そしてこうして学祭に絵を展示して貰えたりもしていた。
何より…。
生徒の前では一切披露しないけど、でも実は美大の油絵科を卒業していた彼女は、密かに美術準備室で油絵を描いており、時折その絵を見ることが出来ると言う事が、俺が美術部に所属していた理由だった。俺は、彼女の描く絵が好きだった。自分でも意外に思う自分の女々しい繊細な絵とは対照的な、まるでゴッホのような力強い彼女の艶やかな油絵は、とても新鮮で刺激的だった。

ただ…。
それだけのハズだった。

「俺、先生のことが好きです」
わいわいと多くの生徒が行き来している中庭。吹奏楽部がステージで賑やかな音楽を演奏している中庭で、俺は生まれて初めて自ら人との関わりを求めた。



キッシーの淡い青春なのに(ってかこーゆー内容じゃないハズだったのに…アレ?)色気のない前置きすんません。あ~腹減った。



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