2008'09.09.Tue
level.45
ホントはレタスを使うんですけど、レタスが高すぎて手が出ず、グリーンボールで誤魔化したと言う…。どっちも横文字だしねと。
添付されてたチリソース?が予想外に辛すぎて、マヨネーズをウネウネ大量にかけてしまったと言う…。チーズの代わりだよ、コレねと。
どうしても作り方通りにいかない料理下手☆スナです。どうも!
美味しかったです、フツーに。ありがとね、キノキノ!!
最近…キノキノに、おんぶに抱っこだな。最近ってか、いつもだけど。
この前、
物凄いお腹が空いて、やっと来た休憩にガツガツと昼飯に有り付いて、最後の一口をゴクンと飲み込んだ瞬間、胃がめっさ痛くなって休憩室のソファーに倒れこんだと言う…ね、もうホント勘弁して欲しい。
子供じゃないんだから。自分の食べられる量を食べようよ!
うう~と唸る私の背中を優しく撫でてくれながら「赤ちゃんみたいにゲップしなよ!楽になるよ」と言ってくれた同僚にお母さんの影を見たYO…。
今日。
寝起きでボ~としていた私に電話をしてきたキノキノ。
「ごめん!今日行っても良い?」
遠慮なく来れば良い。寝起きだけど。
「ご飯食べた?何か欲しいものある?!」
おかーさん!?
そう叫ばずにはいられなかった…。
私の周りにはおかーさんが一杯いてくれて幸せです。
ちなみに…。
私をこの世に産み落とした真の母は…。
「お父さんがジャム作って瓶に詰めたのは良いんだけどね、開かなくなっちゃったのよ。アンタ、帰って来てコレ、開けなさい」
ジャムの瓶の蓋を開けに実家に帰るので有休下さい…
言えるかよ!?つうか、そんなのに有休使いたくないよ。
それよりも、何か私が凄い瓶の蓋開け名人、もしくは凄い怪力みたいになっちゃってるけど、無理だから。そうじゃないから。筆圧は強いけど、握力15だからー!
『こんな母だから娘もこんななんだよなと客観的に思いますた』(きらめき団suna、今日のひとこと作文)
校内は禁煙だ。1つくらい喫煙所を設けてくれても良さそうなのに、ヘンなところで頑固な拘りを見せるこの学校の廊下を、上履きサンダルでペタペタ歩きながら、俺はチュッパチャップスをガリガリ噛んでいた。別に普通の飴でも良いのだが、柄が付いているコレの方が何となく落ち着く。頭の部分の飴を全て噛み砕いて飲み込んだ後も、ブラブラと柄を銜えていた。
「歩きながら菓子を食うな!」
声のした方を横目で見るとムラサキんとこのガキが腕を組んでこっちを見ていた。
「食うか?」
俺は白衣のポケットから1つ取り出す。
「バカじゃないの!?」
いらないんならと俺は白衣に戻すと再びペタペタと歩き出す。
「ちょっと!」
「何だよ?先生は忙しいんだ。数学の問題なら数学のマツモト先生に聞けよ。あ、知ってるか、オマエ。マツモト先生な、フルネーム、マツモトキヨシってんだぜ?マツモト先生とはマツキヨに行きにくいよな。行かないけど」
「暇だろ!?どうみても暇だろ!?」
「…会議なんだよ」
ボソリ言う俺に流石にムッと押し黙る。こうして見ると…何となくムラサキに似ていないでもない気がした。
「早く言えよ、んな大事なこと」
そうボソボソ言いつつ彼女は右腕を俺に突き出した。一瞬、殴られるのかと思ったが、彼女の細くて白いそのこぶしは俺の真ん前で止まったままだ。夏服になって結構なるのに、彼女の肌はとても白い。ああ、ムラサキに似ていると思ったのはコレかと妙に納得しながら俺は言った。
「何だ?」
「手、出せ」
言われるまま下に手を添えると、その白いこぶしはパッと開かれ、ストンと何か俺の手のひらに落っこちてきた。
「ん?何だコレ?」
絵の具が1つ、乗っかっていた。
「やっとお金少し貯まったから…。じゃあな!」
クルリと彼女は背を向けるとサッサと歩いていく。お~い!俺の呼びかけに振り向きもしない。
「…何で白なんだよ?」
美術教師なのに何故にこんな所にいないといけないんだ?
俺はボンヤリ自問自答する。かび臭い独特の本の匂いが充満している静かな図書室のカウンターの中に俺は頬杖を付いて座っていた。
夏休み。蝉の声がやたら煩い。窓の外には、絵の具をぶちまけたような真っ青な空が広がっている。
受験を控えた3年生の為に、教師が交代で学校を開放している。良い迷惑だ。俺は大あくびをしてボンヤリ回りを見渡した。
懐かしいな…。
うとうとしながら俺は席の1つを見つめた。そこは誰も座っていないハズだったのだが、夢と現を彷徨っている今、1人の男子生徒の姿が見えた。
「キシザワ君」
聞き慣れた優しい声に俺はすかさず顔を上げる。見慣れた優しい笑顔がそこにあった。
「デザインに興味があるなら、この本とかオススメよ」
すっと差し出されたその本は、勿論この高校の図書室なんかにあるものではなく、彼女の私物だ。良いんですか?と遠慮がちに言いながらも俺は嬉しくて胸を高鳴らせていた。
ありがとうございます、お借りします。両手で丁寧に受け取る俺を見ながら彼女は再びニッコリ微笑んだ。
「キシザワ君の志望校…東京だっけ?」
俺の向かいに腰掛け彼女は静かに言う。
「ええ…。デザイン関係に本気で進むつもりなら、一度は首都で揉まれて来いって親父が…」
「良いお父さんね」
「…あの入学倍率の高さ日本一の国立芸大しか受験許可下りてないんですよ。どこが良い父親ですか」
ため息混じりに言う俺に彼女はまた微笑む。この笑顔が見られなくなることが何より…寂しい。どうしてここが東京で無いんだと悔やむ程に。
でも…あと半年後には自動的に彼女との別れが来るのだ。俺達生徒はこの高校から散り散りに旅立ち、そして彼女はそんな俺達を見送る教師なのだから。
「キシザワ君はきっと合格するわ。私、キシザワ君の描く絵、大好きだもの。特に白の使い方が素敵だわ」
「…あまりプレッシャーをかけないでください」
俺は再びノートに目線を落とした。必死に参考書を目で追うが、ちっとも何も入って来ない。
「じゃあ、頑張ってね」
彼女は静かに立ち上がり俺の前からカウンターの中へと戻っていく。遠い昔の夏休み。あの日も蝉の声は煩くて、そして空は絵の具をぶちまけたように真っ青だった。
「オイ!キザサワ!」
ハッと顔を上げると、目の前に大きな二つの目玉があって俺は思わず仰け反る。
「な、な…っ!?」
「いくら暇だからと言っても、貸し出しカウンターで間抜けな寝顔を晒すなよな」
「何やってんだ、オマエ?!」
「本、借りに来たんだよ」
きょとんとした顔でヌッと一冊の本を差し出す。あ、ああ…と俺は慌てて貸し出しの手続きをし出した。
夢…か。そうだ、そうだよな。何、やってんだろうな、俺。
俺の様子をじっと見ながらハクは言う。
「今夜、ムラサキの馴染みのヤツが店に来るんだ。そいつ、ずっと海外に行っててさ、凄い久しぶりなんだけど良かったらキザサワも来いって」
「…何で俺?関係ないだろう?」
カードに日付を書き、ポンとハンコを押す。
「自分の大切な人だから、キッシーに是非とも会わせたいんだってさ」
ふぅんと適当に答えつつも、内心何となく嬉しい気もした。パタンと本を閉じ、ハクに戻しながら俺はふとその本を見た。
「…オマエ、こんな本を読むのか?」
『インドネシア料理』と書かれたその題名は、何故にこんな本が高校の図書室にあるのか疑問に思うものだが、そんな本を見つけて持ってきたコイツも凄い。
「まさか。ムラサキだよ、読むのは。じゃあな!」
パタパタと小鹿のように去っていく後姿をボンヤリ見送り俺は椅子に深く腰掛けた。
…そう言えば。
ムラサキもココの卒業生だと言っていた。俺と3つ違いだから丁度入れ替わりになるが、ムラサキも彼女のことを知っているのだろうか…?
アホみたいに東京で騒いでいた俺は知らない彼女を、ムラサキは知っているのだろうか…?
「やめやめ!」
ブンブンと頭を振る。
「…何やってんだ、キザサワ…」
男子高校生が顔を引きつらせながらカウンターの前に突っ立っていた。
※そう言えば…
昔、何かの気の迷いでチュッパチャップスを大量に購入して「もう食べたくない!」と思ったハズなんだけど、今、口にあるのはチュッパチャップス…。
幼い頃からおしゃぶりや指しゃぶりが抜けるのが遅かったんですけど、どうにか抜けた後も、そして今も爪を噛んだり、飴が大好きだったりする…。
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