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cesta 07

かいしんのいちげき

2024'04.27.Sat
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2010'06.14.Mon


level.49


炭酸と言えば、ジンジャーエールくらいしか飲まないってか飲めない私が、ふと何気に目に留まったこの飲み物を飲んだわけですが、

これが意外に美味。

チョコは一切使用していないらしいのですが、それでも敢えてズバリ「チョコレート」なんぞ言い切っちゃう辺り、まさに「チョコレート」なんですわ、コレ。

匂いも味も後味も。チョコレートがスパークリングですよ。

とにかく。
飲み物は甘いモノに限る!ってな人間には、そしてチョコレートが好きだ!ってな人間には是非とも一度飲んで頂きたい。

逆に。どちらもニガテで、特に炭酸=ビールとか思っちゃっているような人には過激過ぎる飲み物なので是非とも気をつけて頂きたい。

きっと噴き出しちゃうよ?



こんばんわ、スナです。最近、体調が悪くて、ただでさえモチベーションを無理矢理上げて生きているような状態なのでホント参ってます。

特に肩から背中にかけてのコリが半端無くて…。右肩がずっと痛いのは前々からだったのですが、先週はついに左肩まで尋常でない痛みで睡眠もままならず…はわわ~。

そんなに皮膚が弱いわけではないのだけれど、決して強靭でもないのでこうも湿布関係のお世話になると肌も荒れて悪循環。

血行を良くすれば…とYOGAに行っても、最近は逆に股関節やらの他の部分が痛んでYOGAに行った次の日は、ヨタヨタの状態であったりする…どうすれば良いんだってか何かしましたか!?


こうも体調が優れないと流石に精神的にも弱ってしまい、もしかしたら…

この部屋は呪われているのかも知れない…っ

とか思ったりもするわけです。


夜な夜な聞こえるあの三味線は、もしかしたら呪いの三味線で私にしか聞こえないのかも知れない…っ


もうスグ母の誕生日で、今年は家族で揃って食事を久々することになっているのでその件で姉に電話をした時、本題は思い切り横に放置されペラペラと一方的に姉が勝手に話をされたのですが、

姉は不動産関係の業界で働いており、まぁそれで色々物件について詳しいわけなのですが、

「アンタの部屋は確実に呪われているよ、帰って来なさい!」

なんぞ、どこぞの霊媒師?ってなことをズバリ言われたら、へこみます。タダでさえ弱っているのに、もうねクリーンヒットですよ。かいしんの一撃を食らわされましたよ。

姉は私の住んでいる部屋を見たこともないし、私もロクに話をしていない(ってか、話を聞いて貰えない…)のに、その言い切る自信は何なんだと。

心配してくれているってのは痛いほどビシビシ伝わっているし、私も時折、何でこんなに頑張ってんだろう…と思う事もありますが、

だからと言って今更実家に帰って来なさいなんぞ勝手に言われても私の都合とか気持ちのこととか、もう少し考慮して貰えないものなのか?と…。


昔から姉は、家族で一番私に対して物凄い思い込みの心配を勝手にしてくれやがります。



「あ…。どうも」

屋上の防水加工の補強工事がようやく終わり、どれどれ?とどれだけ変わったのか偵察も兼ねて屋上でチョコレートスパークリングを飲んでいたらば、久々カメラヤローに遭遇しました。

「珍しいっすね、こんな夕方に。今日はお休みなんですか?」

手すりに寄りかかってグビグビ飲んでいた私の隣に立ち、そう言いながらタバコを吸い出したのですが、こんなに広いのに何故に隣に立つんだと、横目で見ている私に、

「あ、タバコダメっすか?」

別にどっちでも構いません。と言い切る前に、

「何飲んでんですか?」

人の話を聞け。



無言でお互いボンヤリ景色を見ていたのですが、

「何だか元気がないっすね」

と言われたので、色々あるんですわと答えれば、

「あ~フラレたんですね」

何故限定する?!つうか、フラレるようなことすらない。

「肩が痛くて…姉にはそんなボロっちい部屋にいるから呪われてんだとビシーと言われて、もしかしたらそうなのかな~と…。何か最近、夜中に三味線の音も聞こえるし」

「あ、それオレっすよ」

知ってますよ。

「姉ちゃんいるんですね~」

そっちかよ。

「肩が痛くて元気がないんです」

無理矢理自分で本題に戻したらば、YOGAのやりすぎなんじゃないかとか、あの整骨院が良いとかなんか色々勝手に言っていましたが、

「全部背負いすぎているんじゃないんですか?」

突如そんなことを言い出したので、それまでボケーと聞き流していたのだけど、思わず顔を見た。カメラヤローは真っ直ぐ景色を見たままで、何だか負けた気がして私もまた景色に視線を移したのだけど、

「な~んか、スナさんって、真面目な優等生タイプっぽいもん。ゴミ出しも煩かったし」

「明日は燃えるゴミの日ですからね」

「あ~ハイハイ。姉ちゃんの言葉をさ、まともに受け止めるのもスゲーよな、しかも呪われているとかさ、確かにボロビルだけど、呪われてるは無いんじゃなくね?」

「んじゃあ、夜中に三味線は弾かないで下さいってか、何で三味線?」

「この前土産で貰ったの」

「貰ったら弾くの?」

「弾くでしょ?」

「…昼間に弾いてください」

「大丈夫だよ」

三味線のどこが大丈夫なのかと思えば、

「スナさんが選んだ場所なんでしょ?ココは」

そんなことを言うのでドキリとした。

「きっと良いことありますよ。大丈夫ですから」

「…そうですね」

何の根拠があって大丈夫なんて言えるのか?とも思ったけれど、私は誰かにそう言って欲しかったのは事実です。



「何か腹減ったな~。暇ならメシでも食いに行きません?」

「…カレーが食べたい」

「え~今日の昼カレーだった」

「インド人は3食カレーだと思うよ」

「何でインド基準なんだよ」

最近、夜は殆ど食事をしていなかったのですが、それは1人で食事をするのが何となく嫌だったからです。
その分、昼間は途方も無く食べるので職場の人たちからは「どんだけ燃費の良いチビなんだ?!」と怖れられていますが、朝も夜も1人で食事をするのが嫌で食べないから昼に皺寄せが来ているだけだと言う…。
精神的にも本当に最近何だか弱っていたなあと久々夜の食事をして思った。

結局カレーではなく、小汚い定食屋でしたけども。


「三味線は封印します。怖い思いをさせてすみませんでした」

玄関のところで別れる間際にそう言われ、ヤレヤレとホッとしたのですけども、

今度はギターを弾きながら歌っているのが聞こえるんですけど。

ギターも歌もヘタクソで、声も時々裏返ったりしているのだけど、ま、三味線よりはマシかと。


何となく励まして貰ったカタチでしたが、カメラヤローも彼なりに色々あって、それでもこのボロビルでエネルギー補充をして頑張っているんだと思えば、少しくらいは許そうと思います。


色々あるけど、今はこの場所が私の生きる場所です。


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