2010'03.23.Tue
level.49
生まれて初めて行ったのは…2005年の秋。
その日、まさか自分が日帰りでその場所に行くなんて、その前日の夜まで思いもしなかった。
こんばんわ、スナです。皆さん、お元気ですか?私は死にそうです。一体いつになったら少しは心に「ゆとり」と言うものを持つことが出来るのでしょうか?
danna、ごめん。今、マジで私もgoeさんも棺桶に片足突っ込んでいる状態なので、中々始動出来ませんー!
もう少々お待ちを…お願いします。
そんな人生崖っぷちギリギリの状態で、宮島に行って参りますた。
ここに行ったのは人生で3回目です。
今日のTOPに書いたように、初めて行ったのは2005年秋、10月10日のことでした。
2回目に行った時(翌年2006年秋)の記憶はあまりないのですが、この1回目の時の記憶はとても鮮明。
丁度。
仕事が休みの週末で昼前にノッソリと起きたのですが、その起きる直前に夢を見たのです。
滅多に夢を見ない、見てもすぐに忘れる私が珍しくカラーで鮮明に覚えていて、覚醒した時も夢なのか現実なのか分からなくて暫くボンヤリしてしまったほど。
でも。
その次の瞬間、私は家を飛び出し、そしてみどりの窓口で新幹線のチケットを頼んでいました。
「お帰りは明日?」そう聞かれた窓口のオネーサンに、「いえ、今日」と言って、オネーサンびっくりしていたのも覚えています。
そして。
気付けばこの厳島神社の艶やかな朱の回廊を歩いておりました。
見た夢ってのが、その艶やかな朱色の神社にいる夢だったんです。
その場所が厳島神社だったかどうかなんて分からないけれど、でも何故か私は知識も何も無かったこの宮島の厳島神社に行かなくちゃ、今すぐに!と思ったんです。
多分、広島に行けば後はどうにかなるだろう。そして広島に行くには新幹線だろう…それだけの知識で宮島に行ったワケです。
方向音痴の私は、
それまで一度たりとも自分で遠出をしたことってのがありませんでした。広島に行ったのも勿論、初めてでした。
だから。
宮島に向かうフェリーの上で、再びふと我に返ったときに「とてつもなく遠いところまでやってきてしまった…無事に帰れるのだろうか?」と物凄く不安になったのですが、同時に、
どうして私は、今まで自分で動こうとしなかったんだろう…?と言う思いもありました。
自分の稼いだお金で誰にも迷惑をかけずに動いたって誰にも怒られないのに。
時折フラリ、遠出をしてしまう私が生まれた瞬間でした。あっははー
自分の力で私はどこにだって行けるんだと知ったのです。
この厳島神社に。
何かがあったってワケでもなく、ただフラリ彷徨っただけでしたが、朱色の回廊はとても綺麗だったし、丁度その時満ち潮で、本堂近くまで海の水がタプタプしていたので凄く幻想的だな、昔の人は凄いなあと感動しました。
ちなみに。
2回目に行った時は引き潮で、今回の写真の鳥居まで歩いて行けて、その大きな鳥居をくぐったり触ったり出来ました。
今回は…中途半端に引き潮で、鳥居は水に浸っておりましたが、回廊辺りはむき出しだった…。
でもこうして海辺ってか、海の水に満潮で丁度床下になる場所に神社を建てたってのが、本当に凄いと思う。
別に。
宗教に強く惹かれているワケでも興味があるワケでもないし、ぶっちゃけ自分が仏教徒なのかも良く分からないような人間なので、普段、特に神社やお寺に行くこともないんですけど、でも神社の空気は凄く好きです。
やはり何だか神聖な感じがします。
そして。
タダの自分の思い込みなだけかも知れないけれど、夢に見た朱色の回廊を求めてイキオイだけでやって来たこの厳島神社は、それまで気づこうともしなかった自分に気づくことが出来た場所でもあるので、凄く何だか特別な感じがします。
この神社に向かう途中で。
好きな牡蠣も沢山焼かれていて勿論、気軽にスグに食べることも出来るってのは本当に嬉しい…私の夢の場所ですよ、ホント。勿論、今回も牡蠣、食べましたとも!
広島の牡蠣はデカイので、少々グロテスクですけども、やはり牡蠣は牡蠣だ!!
美味しいのだ!!
ちなみに…
私は貝類が嫌いです。でも牡蠣だけはどうしても好きでたまらない。
ホントどーでも良い話なんですけど。
この厳島神社に突発的に行ったあの2005年10月10日があったからこそ私は、
仕事を辞め、何もかもリセットし、そして新たな何かを見つけるために2007年旅立ったのです。
そして旅から無事に帰って来て数年経った今、相変わらずの奴隷生活をしている日々ですが、それでも随分、自分自身も周りの環境も変わりました。
それが良かったことなのか分からないし、それどころか、本当はもっと良かった道もあったのかも知れない。
でも私の人生は一度きりで、そして確実に言えることは、
あの日、後先考えずとにかく飛び出した自分は決して間違っていなかったと言うこと。
ぶっちゃけ…昼過ぎじゃん、今から広島まで本気で行くのか!?とも思ったし、みどりの窓口のオネーサンのビックリ顔を見て、あ、やっぱりイカレてるんだ…と躊躇いもしたのです。
でも。それでも。
行かないと一生後悔する。理由は分からないけど何故かそう思った自分を信じて動いた自分を今の私は「良くやった!」と抱きしめたいし、誇りに思っています。
そして。
私がこの厳島神社に行く時は、
日常に疲れ果て、どうしても未来に希望を見つけられなくなった…そんな、にっちもさっちも行かなくなった時であることが今回の行動で気づきました。
ここが私の出発点。
逃げるように新幹線に飛び乗り、慌しく向かうのですが、帰るときはホッとしている自分に気付いたのです。
そして再び、いつもの有り触れた駅に降り立ったその時、その喧騒がとても愛おしく、そしていつも当たり前に私を取り囲んでいる人々や環境があるっていうことがどんなに有り難いことなのかと言う事を改めて実感できるのです。
くたびれ、泣きそうな情けない顔でやってきた小さな1人の人間を神様は笑って励ましてくれる…そんな気がします。
いつでもおいで。そして、行ってらっしゃい。
何かが解決したとか、何かが始まるってワケでもなく、何1つ変化はないのだけれど、それでも、
ま、良いか。頑張ろう。
そう思うことが出来るだけでも、本当に救われる。
どんだけギリギリの状態なんだってな話ですけどね、結局は。
繁忙期も…きっともうひと踏ん張りだ!
PR
2010'03.20.Sat
level.49
普段「職業:奴隷」やってますんで、いくら働いても働いても¥はちっとも貯まりませんが、そんなのどうだっていいから今、やらなければならないことってのがあります。
「勇者」だったことを忘れない為に。
おはようございます、スナです。
やってもやっても果てしない仕事も家事も放り投げ、トランク掴んで飛び出し、今、新幹線に乗ってます。
「日常」の限界でした。
強くなるって決めたのに、ヘタレ勇者はやっぱりヘタレです。
会いたくて会いたくてどうしようもなくて。
グッタリため息しか出ない有り触れた奴隷の日常からほんの少しでも、たまには飛び出したっていいでしょ。
新幹線なんて。
何年前に乗った?!ってな乗り物だし、ホントにこれでいいのか?!とドキドキしたけれど、
会いたい人が私を待ってて、そして、その今、向かっている場所は、私が生まれて初めて一人で遠出をし行き着いた場所でもあります。
またここから始めよう。
あとちょっと。
勇者は今、あなたに会いにゆきます。
普段「職業:奴隷」やってますんで、いくら働いても働いても¥はちっとも貯まりませんが、そんなのどうだっていいから今、やらなければならないことってのがあります。
「勇者」だったことを忘れない為に。
おはようございます、スナです。
やってもやっても果てしない仕事も家事も放り投げ、トランク掴んで飛び出し、今、新幹線に乗ってます。
「日常」の限界でした。
強くなるって決めたのに、ヘタレ勇者はやっぱりヘタレです。
会いたくて会いたくてどうしようもなくて。
グッタリため息しか出ない有り触れた奴隷の日常からほんの少しでも、たまには飛び出したっていいでしょ。
新幹線なんて。
何年前に乗った?!ってな乗り物だし、ホントにこれでいいのか?!とドキドキしたけれど、
会いたい人が私を待ってて、そして、その今、向かっている場所は、私が生まれて初めて一人で遠出をし行き着いた場所でもあります。
またここから始めよう。
あとちょっと。
勇者は今、あなたに会いにゆきます。
profil
kategorie
poslední verze
(12/31)
(08/07)
(07/26)
(04/13)
(03/12)
(03/04)
(02/11)
kritika
[01/07 danna]
[08/12 える]
[02/19 ちか]
[02/15 える]
[01/12 える]
[11/16 ちか]
[11/14 きのきの。]
[11/11 みち]
[11/11 kotomi]
[11/11 ゆきんこ]
linkovat
svobodný