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cesta 07

かいしんのいちげき

2024'04.26.Fri
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2010'02.13.Sat


level.49


手作りチョコを作って渡すワケではありませんが、作った方がカナリ安上がりだなと思っただけです。


コンバンワ、スナです。明日はバレンタインデーですね。

今日、ムッシャムシャと貰ったパン(娘がパン屋でバイトしていると言う同じ職場のオカーサンからたまに大量に頂くのです。ホント有り難い)を食べていると、同じチームでいつも一緒に食事をしている女性から、
「明日だよ」
と言われ、何が?とムッシャムッシャ食べながら答えれば、
「バレンタインデー」
と…。

こういったイベントの類はホントに疎いし「贈り物」的なものに関してマジでセンスがないので、スッカリ忘れていた。

それに…昨年夏からやってきたリーダーが若い女性なので、こーゆー時こそリーダーだろがと、まぁ何か言ってくるだろと適当に考えていたのに、全く何も言って来なかったし、今日に限ってお休みだったと言う…リーダーって何?

こんな金ばかり掛かる義理なんぞ、無くなれば良いと思っているし、現に前の職場では廃止になった。

だから別に良いんじゃない?とも思ったのだけど、自分の手に負えない困ったチャン達(お客様)の手助けやフォローで駆け回ってくれている方々も実際いるワケで、そう言った意味では、このイベントはやっとかないとならんかの~と…。

今後1年も絶対お世話になるワケだし。

というワケで。

仕事帰りにバレンタインデーコーナーに寄って帰ったワケですが、意外に男性の多い部署なので、ホントにアホらしい金額が掛かってしまったワケです。
女性も勿論多いのだけど、今回全く他の女性達と打ち合わせをする暇がなかった(だって気付いたの前日の昼過ぎだもの)し、上記に述べたように、こういったイベントを仕切るのは大の苦手なので、仕方なく個人プレーになってしまったのですが、ホント、こんなことにお金をかけねばならんと言うのは何とも世知辛いシステムだなと…。

せめて、一緒にお昼を食べている女性とお金を出し合って…とでも良かったのだけど、その女性こそ個人プレーを愛する人であり勝手に帰ってしまったので…気付かせてくれただけでも有り難かったと思うべきか…?


色とりどりのキレイなチョコレートやらケーキやらを見ていると、過去にたった1度だけ、自分も必死になってこのバレンタインデーコーナーを見ていたことがあったことを思い出しました。

気付けば。
もう何年も前になると言う事にも驚きですが、以前付き合っていた人が甘いものが大好きで、しかも料理好きだったと言う事も有り、勝手にケーキやらクッキーやらを焼いていたのですが、

とにかくマズイ。

好きなのは良いけれど、きちんと作らないからホントに「何ですか、コレは?」と言うある意味アート作品を生み出し、しかも私に食べさせるものだからつくづく参っていた。

勿論と言うのも可笑しな話だけども、2月14日は必ず「原材料:チョコ」であるハズの「何か」をこの世に作り出し、それと戦うのが私だった。

2月14日と聞くと条件反射で眉をしかめてしまうのは、このせいだと思う。

チョコレートは大好きなのに、どうしてこんな違う物質になってしまったモノを食べないとならんのか?!と2月に入るとブルーになっていたのだけど、

つうか、2月14日は女性から男性へ感謝の気持ちを込めてチョコを渡すのが一般ではないのか?と言う世間一般の常識を辛うじて思い出した時があり、バレンタインデーコーナーへ飛び込んだのです。

人ごみは嫌いだし、1個何百円もするチョコを買うのは馬鹿らしいと、そんなコーナーに自ら行った事もなかったし、思った通り、もみくちゃにされてツクヅク疲れ果ててしまったのだけど、

それよりも錬金術のように違う物質に変えられたチョコを食べさせられるよりはマシだと必死に選んだワケです。

でも。
普段、ニコニコとボールをかき混ぜ、鼻歌を歌いながらオーブンレンジを覗き込んでいた姿を思い出しながら、選んでいると、

あの錬金術に勝てる市販のチョコを見つけることは出来なかった。

結局。
疲れ果てるだけ疲れ果て、1つも何も買わなかった。

だから。
その年も同じように、私の帰りをニコニコしながら待ちうけており、そして目の前に「原材料:チョコ」である「何か」が差し出されたのだけれど、

「マズイけど美味しい。ホントマズイけど」
半泣きしながら全部平らげた。


2月14日になると…。
ほろ苦いビターチョコの気持ちになりますが、
誰かを思いながら時間をかけて、その人のために自分の力で、この世でたった1つの何かを作るって言うことは、
例えそれがどんなに不恰好でマズイものであったとしても、
何物にも代えられないものなんだと言う事を改めて思い出す日でもあります。

今日。
キラキラ輝くショーケースを見て、思わずテンションが上がりましたが、久々、あのオドロオドロシイ、黒い物体を食べたいとも思ったのも事実です。


ちなみに、3月14日には。
料理なんて拷問だと思っている私が、粉まみれになりながら焼いたヘタクソでマズイクッキーを嫌な顔せず、美味しいと言ってくれた彼は、本当にツワモノだったなと…つうか、単に味覚オンチだったのかも知れない…。

一般的な女性と男性の日頃の感謝を表現する日程が逆でしたが、まぁ、そんなことに拘らず、いつも彼なりの愛情表現をしてくれていたことに今は感謝の気持ちで一杯です…捩れた愛情表現ではありましたけども。


彼を見習って、明日は。
「義理」とかあまり考えず、ただ単に素直に日頃の感謝を込めて男性陣にチョコを渡せれば…と思います。こんなに出費が!とプンスカしながらチャリと飛ばして帰って来ましたけども。

しかもまたもや偶然、上の階のカメラヤローにビルの入り口で遭遇し、ワサワサ言わせているお菓子屋の紙袋を凝視され、自分用に買ったチョコを渡すハメになりましたけども。


結局…金だよ、世の中は。自分用と言ってもその辺のスーパーのチョコではないのに~。

私の不穏なオーラを感じたのか、キレイな箱に包まれたその「自分用」のチョコを見ながらカメラヤローも少々躊躇っていたのでこちらも少々悪い気がして、
「自分用なんで、良いですよ。気にしないでください」
と堂々と言った自分も凄いなと思う。

「んじゃあ、来月、自分用に買ったクッキーでも渡しますから」
そう言い返された時は、思わずチョコを返して貰おうかと本気で思ったけど、
何かもう、色々と疲れたので単に「それでお願いします」と…。


良い話で締めくくろうと思ったのに、やはり2月14日のイベントはロクなことないってな話で終わってしまった…。

皆さんにとっては、ステキなバレンタインデーでありますよう、心からお祈り申し上げます。シャンティ!


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