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cesta 07

かいしんのいちげき

2025'07.08.Tue
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2009'04.05.Sun



level.47


出勤途中、通り道の桜並木のサクラ吹雪に眼を奪われるの図。


ああ、もうスグ戦場だわさ…と足取りが重くなるそのタイミングに、桜並木があります。

このコンクリートジャングルの中に、突如グラウンドがあり、その脇にズラリと桜の木が並んでいるのですが、この季節は本当に美しい。

今日は「霧雨が降ってる?」てな、生憎のお天気でしたが、本当に心底「クルリと反転して帰りたい…」と思ったその瞬間、サァっと風が吹き、ハラハラと桜の花びらが舞い散りました。

思わず足を止め、そのピンク色の世界に一瞬浸り…。ああ、メルヘンだ~と…。

ホント、儚いメルヘンだったよ…。



朝から怒涛の如くハチャメチャで、儚いメルヘンに浸った時に乱れた髪の毛を手櫛で直す暇もなく、ウガー!と暴れまわっていた矢先に、本当にワケの分からないクレームまがいの内容のメモが電話受付さんから回って来て、

「何じゃコリャー!?」と本気で引き裂こうとしたその時、

「あ、桜の花びら」

メガネ上司のボソリと呟く声が聞こえ、反射的に振り返ろうとしたらば、ニュッと私の頭に手が伸びていたので小動物のように体を強張らせれば、

「あ、ごめんごめん…。はい」

1枚の花びらを差し出され、「は?」と呆けてしまったという…。


「いつもは俺の頭にイチャモン付けてくれてっけど、今日のスナさんの頭、スーパーサイヤ人だよ?」

花びらを受け取り、慌てて手櫛で整えている私をニヤニヤしながら見ているので思わず、

「んじゃ、代わりに…ハイコレ」

クレームまがいのワケの分からない仕事を押し付け、結局全てメガネが対応してくれたという…本当にごめん。


交換条件(桜の花びらは交換条件か…?)を飲んでくれないともう、新たな仕事なんて受け付けられないほど、飽和状態なのです…。

いつ、なんどきに…担当お客さんからお叱りの電話を頂いてもちっとも可笑しくない状態…。


隣の島のリーダーからも。
時折誰も担当できないオーダーがこっちに回ってくることがあるのですが、その時も私は反射的に交換条件を出してしまうのですが、そのリーダーは、物凄く渋って結局こっちの条件は受けてくれない。

そのリーダーも既に自分の仕事や自分の部下の世話で手一杯なのは、私でも重々分かっているので結局は、
「ああ、とりあえずこっちが全て受けるしかないんですね」
とか、ちょっと嫌みったらしくネチネチと困らせることを言って引き受けるのですが、

メガネは必ず交換条件に乗ってくれる。まぁ…自分の部下のことだからってのもあるだろうし、餌付けのようにパンも食べている立場として弱いのかも知れないけど、

取り急ぎ、ここまでやってくれれば後は引き継ぎますからと言う案件でも、全部最後まで自分で処理をして、そして終了した後に報告だけしてくれる。


ああ、そうか…と。メガネ信者の気持ちが何となく少し、分かった気がした。



手一杯で髪の毛に手櫛を入れる隙間もないほど、必死こいている人間に、色々アドバイスや指示を出してやらせるよりも確かに全部自分がした方が早いし確実だ。特にこの皆が皆、飽和状態になっている異常な中では、イレギュラーとして仕方のないことだと思うけど、

本当に相変わらず、メガネにオンブに抱っこだなあ…とちょっぴり情けなくなってしまった。


とりあえず。
明日を乗り切れば、サーカス!!なので、明日1日くらいは、キィキィ言わずに「スマート」に乗り切りたいもんだと思う。


…出来るかな。不安。



桜の花びらがくっ付いて来ていることにすら気付かないほど、仕事に振り回されていますけど、水面下では色んなことが動き出しています。

だって春なんだもの(関係ないだろ…)


ってか、やっちまわなければならないこともずっと山積みなんだけど、ま、1つ1つ焦らずクリアーすることが一番の攻略法だな、うん。

こんな簡単で地道なことを再度言い聞かせないとならん自分に少々ガッカリもするけれど、


とりあえず、折角のこの人生ゲーム、エンジョイ★しなくちゃな。
















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2009'04.04.Sat



level.47

「Spring」ってスペル合ってる?



こんばんわ、スナです。相変わらず皆さんのところに行けず…本当に申し訳ございません。

こんな私ですが、コッソリとケータイからチラチラ覗いていたりもしてます。こんなところで暴露するのも何ですが…。


明日明後日はまた正念場。結局、仕事の時間が始まれば全く手が回らなくなってしまう雑用を片付けるため、勿論早出…。ホント、嫌んなっちゃな。

早出の申請書を記入しながら、
「メガネさん、パンいる~?」
と私が聞き、
「いる~!」
と声が返ってくるのも日常となりつつあります…。

「明日は何?やっぱりベーコンかウィンナー?」
申請書の紙を渡しながら尋ねれば、
「う~ん。塩辛いのが好き」
それは聞いた。くどいな。どんだけ塩分欲してるんだよ?
「バケットとかも好きなんだけど」
「え?あの長いヤツ?」
私が両腕を広げて見せながら聞き返せば、
「そんな長いのもちょっと…」
面倒くさいヤツだな…。

約週に1回、私は自分へのご褒美としてマンションの近所にある、メチャメチャ美味しいパン屋のパンを買って持って行き、仕事する前に食べているのですが、

「好物=パン」

であるメガネにもそのついでにおすそ分けをしてやってるのです。ま、いつもお世話になってからな。ってか、もう、食べることに走らないと現実で生きていけないくらい、皆ギリギリです。


昨日も…。
結局、ヨガ体験ファイナルは受けることが出来ず、本当に勿体無い事をしてしまった。

とりあえず。
元上司は入会希望だったので、一緒に付いて行ったらば、「只今キャンペーン中!」と言う、めっさお得なコースがあったので、つい、私も入会してしまいますた。

ま、気分転換もないと本当にイカレてしまうし、この値段ならば…と。

帰りに。
いつものごとく一緒に遅い食事をし、話をしたのですが、普段はあまり仕事の話はしない元上司も、

「メガネと話が出来て良かったじゃん!」

と自分のことのように言ってくれましたが、浮かない私は、

「私はメガネさんに求めすぎていたのかも知れません…」

と、A型メガネちゃんとの会話を話すと聞いていた彼女も少々表情を曇らせました。

「私は『最初』が完璧すぎました」

私のそんな、元上司を何気に評価する言葉を聞いて彼女はなんとも複雑な表情をし、益々気まずくなってしまいましたが、

「でもうん、メガネさんは素晴らしい人です。私は今は、彼の下で本当に良かったと思っています」

「うん、それなら良かった…」

なんだか…。
本当に「巣立ち」のような気分でした。

私の今の上司はメガネです。いくら私が元上司信者と言っても、私の現上司はメガネなのです。


思い返せば…
元上司にはいつもいつも、メガネの愚痴しか言って来なかった。そりゃ、彼女と比較しちゃったらメガネに太刀打ちできるモノなんてない。

でも、それでも。

これからは元上司にメガネの良いところを教えてあげられるようになりたいと思う。

月曜日には。
コンビニで並んでジ○ンプを立ち読み出来るのも、このメガネとだけだ。

「○○ってマンガ、面白いよね~」とか普通に情報交換が日常会話としてサラリと出来ているのもメガネだけだ。

元上司はマンガを読まない人なのでってか、マンガのことしか良いところないのか?


ま、今はそんなところでも。


泣きそうになりながらも必死に伝えた私のあの時の言葉1つ1つを、

メガネは確実に応えてくれている。不器用ながらも、彼なりに必死に。


直接私に、
「言葉」では何1つ、返してはくれていないけど、それよりも本当に嬉しかった。

口だけでは何とでも言える。人はそう言うし、確かにそうだとも思ってきたけれど、

こんな人も世の中にはいるんだと初めて知った。


昨日貸したマンガは、もう読んだのだろうか?それすらも何も分からない状態だったけど、私も敢えて何も聞かなかった。


昨日貸したマンガに挟まっていた私の言葉は読んだのだろうか?

今日もキィキィとメガネにいつもと同じように私は突っかかっていたけれど、でも、いつもは無表情であったメガネの表情が、

今日は、笑顔の率が多かったのが、

答えだと思いたい。




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