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cesta 07

かいしんのいちげき

2024'05.17.Fri
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2008'11.18.Tue



level.46 (きらめき団2008展覧会開催中。会場へはコチラから→



きらめき団2008写真展覧会はもうご覧頂けますたでせうか…?ドキドキ。

毎回毎回上がって来たかと思えば、気持ち悪いくらいこのきらめき団のことばっかですんません。でもこのアホブログの中ではこの内容、まともな方だと思うので…どんだけアホブログだよ。


つうことで。

ボツ画像、其の三。個人の自由展示、最初は物語風にしようと思ってますたってな写真。

あ~んど。

全てバカチントイカメラで撮ろうと思ってますた。

『或る朝…目覚めれば入れ替わっていた』

何がって、私(スナ:人間)とミル(ミル姉さん:猫)が。

もし。ミルが私の代わりに休日の用事を済ませるってなことになるとどうなるんだろう…てな。ちゃんとできるのだろうか…てなね。

上手く人間としての機能を使えなくて、眼に映るモノがちょっとズレてる…あくまで人間の目から見てるんだけど、何かヘン。

てなモノを考えてますた。だからバカチントイカメラ。




どーでも良いですけど。結局はボツったので。



あ、何か内容がどんどんアホに流れている~。

でも…。結構面白かったデス(やったんだ…)

私はミル。普段は狭苦しい家で1日中グーグー寝ている猫な~のだ。外のことなんて1つも分かりません~。

てな感じでフラフラしながら自転車に乗り(これはいつものことだ)ショッピングセンターに入り、行きかう人、ウィンドーショッピング、メモに書かれているモノのおつかい…。

本屋で。
メモに書かれた書籍を暗号文のように一冊一冊照らし合わせながら探す中、猫雑誌を見つけてカッ!と瞳孔開く!みたいな…。

道端の草花を摘み取ってスンスンと匂ったり…。

真っ青な空を、轟音を立てて飛んでいく大きな飛行機にビックリして思わず自転車から降りてずっと見送ってみたり…。

ヒラヒラと飛ぶ蝶々にフラフラと付いて行ったり…。

塀を歩いている若いノラ猫共に老猫の威厳を見せつけようとするけど、見た目はタダの人間スナだから無視されたり…。

何もかもがはじめてのモノたち。

そんな風に思いながら見慣れた近所を散策すれば、いつもは当たり前過ぎて見落としていたってか気付かなかったことに気付いたり、新鮮だったり…。


タダの変人ですけど。



仕事がドカンと忙しくなって来ますた。処理できる量、本気で超えてるもん、コレ。


昨日は…

本当に思考能力が完全に麻痺してしまって、理性すらもぶっとんでしまって…

トイレで落ち着くために半泣きしてたらば、前の私の担当上司にバッタリ出会い、「今日はもう帰れないYO!!」と思わず泣きついてしまったらば…

現担当上司に「スナさん、限界超えてんだけど」と直々にズバンと言ってくださいますた。

アナタ方、どんな関係!?


現上司のメガネは、「そりゃイカン!」と叫んで「何でも言ってください」と頼りになる発言をしてくださったのでここぞとばかりに&頭がもうぶっとんでいたのもあって、

「これとそれと…それからこれ!!」

と押し付けたんですけども…っ


「あのさ、コレって明日でもいけるよね…?」

なんて、残業時間も限界の時間にポツリ言ってきたよ。

え?それ、期限…今日までなんですけど?…え?

フリーズしてしまった私にヘラリとひとこと。

「いけるいける!!」



結局。

期限切れで慌てふためきながら今日、無事になんとか自力で処理をしますた。自力で!

やれやれ…。



現上司は。
物凄い大雑把でテキトー人間なのでビックリです。

まぁ…私も。
いけるいける!ってな派ではありますけども!何か起こったらそんとき考えよ~♪とか楽天的なツメの甘いタイプではありますけども!!

ちょ、ちょ…っ!

ちょっと待てやー!!



先がかなり…思いやられます。まぁ、お姑さんのような細かい人間の方が本気で洒落にならんので、そっちじゃなくて良かったと思うしか…あばば~。


本当に世の中には色んな人が居ます。一体、何やってんだろ~てなビルの一角では常に戦争が繰り広げられてます。リーマンは本当に戦士だ。


今日。
帰宅途中の電車の中で、隣に立って吊り輪にぶら下がっているリーマンが、本気でぶら下がっていたのに驚いた。

真っ暗な窓越しにそれを見ていたんですけど、頭を垂れてガクンガクンとなっているその姿に、

本当にお疲れ様ですっ!と…。

















良い天気だ。良い天気過ぎるくらいだ。どうせなら台風でも来てくれりゃあ良かったのに。
俺は眼を細めて早朝の真っ青な空を仰いだ。
「はい、朝ごはん」
ムラサキは紙袋をハルタに渡しながら俺を見た。
「ごめんね、キッシー」
「謝る位ならオマエが行けよ」
そうぼやいた俺の二の腕をギュッとハルタが摘む。
「いってー!何すんだ!?」
「ホラホラ、そろそろ駅に向かわないと飛行機に間に合わなくなっちゃうよ」
ハルタはさっさと歩き出す。俺はため息をついた。
「夜ご飯のデザートは、キッシーの大好きなイチゴのショートケーキも用意して待ってるから。気をつけてね。ハルタをヨロシクね」
ムラサキは店のドアの前でピラピラと手を振っている。俺は再びため息をつくとトボトボと歩き出した。
日帰りで北海道。しかも墓参り…何だコレ。こんな旅費の使い方するヤツっているのか…?ま、ムラサキの金だから良いんだけど。

搭乗手続きを済ませ、チケットに記入されている指定席に着く。
「ほら、どうせならオマエ、窓際が良いんじゃないのか?富士山見れるぞ」
俺は振り返りハルタを見た。
「…オマ、大丈夫か?真っ白だぞ、顔」
青ざめたと言うより、動脈も静脈の血すらも通っていない蝋人形のような真っ白な顔でハルタは俯いていた。
「ちょ、気分悪いのか!?」
俺はそこまで言ってハッと気づいた。
「オマエ、まさか本当に…」
以前…。ハルタの苦手なモノは飛行機なんじゃ、だからハルタを連れて行くことが出来んとモジャが嘆いていたのを思い出した。あいつの言う事だから冗談なのか本気なのかサッパリ分からなかったし、どうでも良いことだと思ったのでスッカリ忘れていたのだが…。
「バカ!降りるぞ!すみませんー!!」
俺はハルタの肩を抱くと周りを見渡した。まだ間に合うだろうか…!?
「…いい。黙れ、このヤロー」
ハルタは低く唸るように言うとグイッと俺を突き放し窓側の席に座る。
「オイ、本当に大丈夫なのか!?どんなに早くても2時間は掛かるぞ!?」
俺は席に顔を突っ込み、間近でハルタの真っ白な横顔を見ながら言った。本当に持つのか?
「こんな国内線も乗れない人間がフランスなんかに行けるワケないだろ?大丈夫だから座りやがれ」
ムラサキは…全てを知っていたのだろうか。ハルタはこんな姿をムラサキには見せたくなかったのだろうか…。ムラサキってさ、どんなにワガママを言っても必ず朝食を食べさせるんだとハルタはぼやいていたことがある。それなのに今朝ムラサキは紙袋に朝食を入れて持たせた。真っ白なハンカチを口にあて、苦しそうに眼を瞑っているハルタの横顔を俺はハラハラしながら見守ることしか出来なかった。
ホント、勘弁してくれ。何でこんなことに巻き込まれなきゃならないんだ!?
「キッシーの大好きなイチゴのショートケーキ用意しとくから」
それだけじゃ足りないぜ!全然足りない!!この借りはっ!
「うぐ!」
ハルタが呻いたのと同時に飛行機は離陸した。

「…大丈夫か?生きてるか?」
ペットボトルの栓を開けて差し出しながら俺は聞いた。函館空港のロビー。ソファーの背もたれに後頭部を乗せ、ハンカチを顔に被せたままハルタは微動だにしない。
「…これ、帰れるのか?」
思わず呟いた俺にニュッと手が差し出された。
「水…」
ハイハイとその手にペットボトルを握らせる。ハンカチを取るとゴクゴクと美味しそうに飲んだ。
「ふぅ…。あ、キザサワ、これ食え」
自分の脇に置いてあったバックから紙袋を取り出す。
「アンタの分だから、それ」
俺は黙って受け取り中を覗いた。ムラサキのサンドイッチの美味しそうなニオイがしている。
「それ食べたら出発な」
まだ真っ白の顔をしているヤツが何をほざいてんだと呆れながらも俺はサンドイッチを取り出すとかぶりついた。何にしろ、体力と根性が必要だ。今日一日を無事に終え、ムラサキの作ったイチゴのショートケーキを食べるまでは絶対死ねない。

途中の小さな花屋で白いトルコギキョウの花束を作って貰い、ブラブラと歩いて墓地へ向かう。まるで勝手を知り尽くしているかのようにハルタの足に迷いはない。ユックリとだが確実に真っ直ぐに目的の場所へと俺達は向かった。その墓は、函館市内を一望できる開けた高台にあった。
「お父さんちのお墓なのよね…」
墓石の前にかがみ、花束をそっと供えるとハルタはポツリ呟く。
「ひとつ、聞いても良いか?」
「何?」
「オマエのオヤジって…何人?」
沢山の様々な形をした立派な墓石が並んでいる間に、御影石で作られた小さな十字架に手を合わせているハルタは見向きもせずにサラリと言った。
「ロシア人に決まってんじゃん。宇宙人とか言って欲しいワケ?」
「な…っ?!」
俺は思わず後ずさる。ジャリっと靴裏が鳴り、ハルタが振り向く。
「お母さんもココにいるんだ。アタシさ、事故でお母さん達死んじゃった時、病院で1週間意識なかったからさ、お葬式もお墓参りも全然出来なかったのね。でも1度だけモジャが一緒に連れてきてくれたことがあるんだ」
ハルタは立ち上がりじっと墓石を見つめている。風にワンピースの裾がなびいていた。黒のこのシフォンワンピースは、ハルタの母のお気に入りで良く着ていたんだとムラサキが言っていた。
「モジャとお父さんとお母さんは…。凄く仲良しでね、大学時代の先輩後輩だったんだって。『自分が尊敬している先輩の大切なモノは俺が守ります』なんてね、珍しくハズイことをこのお墓の前で言ってたよ」
ハルタはハハハと乾いた声で笑い、少し伸びた髪を耳にかけた。
「行って来ますってちゃんと言いたかったの。いつもいつもモジャやムラサキに守られてばっかじゃなくて、ちゃんと飛行機にも乗れるし、ちゃんと自分の夢に向かって頑張っている姿を見せたかったの」
ハルタは俺を見た。
「付き合ってくれてありがとね、キザサワ」
「別にいいんだけど、そのモジャとはどうやってここまで来たんだよ?」
もう一度ジッと墓を見つめると不意にクルリと背を向け、スタスタと歩き出しそして言った。
「新幹線とか電車とかフェリーとか?1週間くらいかけてノンビリとね。中学の夏休みだったから」
「…マジ、在り得ないんだけど…。つうか、ロシア人!?」


※キッシー中心のハズなのに、何故かしら脱線して他の人の話になってしまっているのはきっとキッシーが意外に面倒見が良いからです。ノー!と言えないジャパニーズ…。でもこうして自分の周りの人間が必死にもがいている姿に影響を受け、いつの間にか…自分でも気づかないうちにどんどん自分も良い方向に変わっているってことで。殻に閉じこもってヒッソリと生きていた人間ほど、人と人との関わりを欲しているのではないだろうか…?まさに自分ー!!わっしょい!

※ロシアに行きたい…。ロシアの人気キャラクターの「チェブラーシカ」は本当に可愛い。ロシアとか東欧とかのキャラクターは野暮ったくてパッとしないけど、何となくノスタルジックでホッコリするものが多いです。



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きらめき団~。
こんばんわ。きらめき団ですか!
素敵なネーミングです~。
早速遊びに行ったんですが
肝心のスナさんや他のお二人の作品のページに行くと、画面が変わってくれなくて…。
私のPCのメモリー不足か、アクセスが集中しているのかなぁ~。
っということでまた、あらためて拝見させてくださいね~。
しばらく休止中の「トッテンジャー」に強力なライバル(勝手に)が出現(笑)って感じなのかなぁ。

える: 2008.11/18(Tue) 02:56 Edit
える兄ぃぃぃぃー!
すみませんんんんー!!
お返事遅くなってしまいますたっ!!ジャンピング土下座するから許して!!

アクセスが集中しているってことはまず、ありえません(自分で言いながら少々悲しい…オロロン)

ん~。リンク先がですねfotologueってとこのを使ってるんですけども、コレ、Macでの動作が何か曖昧なんですよ~。

私のPCでもそすて、きらめき団他2名のPCでも事前の動作確認で特に問題は無かったんですけど…。今日も1人、展覧会にご訪問してくださった友達にも動作確認したんですけど特に別状は無いようです…。

Flashを使っているので、確かに重たいし、WinのOSもXP以下はちょっとマズイみたいなんですけどね。

本当に申し訳ございません。ど素人の私にはどうすれば良いのかが分からずうろたえるばかりでございます、あばばば。

絶対!!える兄には見て欲しいんですっ!!恥ずかしいけど、える兄には絶対!!

だから…申し訳ございません、何度かチャレンジして頂いても宜しいでせうか…?本当にお手を煩わせてしまいすみません。

「トッテンジャー」も凄い楽しみなんですよ~♪是非ともまた開催して欲しいーっ!

ライバルなんてもんじゃございません、だってきらめき団団員は…
普段は死んだ魚の眼をしたただのオタクですから~。

でも私は…っ!

このきらめき団として参加してくださった御二方を大変尊敬しております。本当に凄いヤツラだと思う。だからこそ本当に辛かった。自分の力も良く知っているし。無謀だと…、自分から提案しておきながら逃げ出したくて仕方なかった。

でも自分は自分だし、私の写真も技量も全て知っていながら私のこの申し出を受け入れてくださり、しかもこの為に忙しい中新たな写真を撮ってくださった二人には本当に感謝してます。

だからこそ!沢山の人に見て欲しい。本当に素敵ですからー!!

どうか!!える兄のPC頑張ってください!!える兄に見せたってぇぇぇー!!
2008/11/21(Fri)
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