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cesta 07

かいしんのいちげき

2024'05.11.Sat
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2007'09.06.Thu
level.1

先程まで…
呑んでますた…。

あれ…?


つい先週末まで働いていた戦場の戦士からのお誘いに、ウハウハしながら行ってきました。

ほんの数日、会っていなかっただけなのに…話は尽きない尽きないわははー。

って言うか…今だから話せる「ぶっちゃけトーク」だったからかも知れないけど。


そして…長時間に亘る討論(!?)の結論。

「もう絶対にこの世界には帰って来るなってんだコノヤロー!!」

はい、頂きました。頂いちゃいましたー!!


「もう…。私も辞めたかー!!スナめ、コンチキショー!!」

はい、頂戴しました。この言葉っ!!

「アンタには、この日本は向いていない。日本に居るべきじゃない!!」

はい、も1つ、頂きましたぁぁぁー!!

って、帰ってくるんですけど…。日本、大好きなんですけど…。追い出さないで…。


彼女から見ると…
私は「不思議ちゃん」だったとのことで、それはどう弁解して取っ払おうとしても無理だったのですけど、でもま、その彼女の友達にいる他の「不思議ちゃん」にないものが、私にはあったとのことです。

そしてそれは…今日の「ぶっちゃけトーク」にて判明した。

「いや~。今日はここまでの収穫があるとは思ってなかった~」
彼女はまるで、得意先のオッサンのように言った。

そいつは、良かった。マジで。


私は…。
メルヘン王国を常に捜し求める旅人ですけど、でも超現実主義者でもある。

カタチになっていないただの「妄想」を、軽々しく口にするのがとてもイヤだ。

こうして…。
マニアックな場所で少々何気に書くのが関の山だ。

まぁ…。
その「妄想」を「現実」にするために必要な人物には話すけど…。でもそのくらいだし、ぶっちゃけ、1番の重要人物にも本音の本音はメールでしか言えていない。今の段階では。

武士は軽々しく言葉にしてはいけないのだ。

なんて…。

でも、それは間違っているのかも知れない。

つい、酔いに任せて話してしまったけど、結果的には凄く背中を押してもらえることとなった。


「スナ…。仕事、好きだった?」

何気に彼女がボソリと言った。もう隠す必要なんてどこにもない。

「え!?嫌いに決まってんじゃん。割り切ってたよ。でも、仕事なんてそーゆーモンでしょ」

私のアッサリとした言葉に彼女はビシっと私のオデコを叩いた。

「今のアンタ、すっごく良い顔してる。ムカつくほど良い顔」

ビシビシと連打する。ボンヤリしている私も流石にムッとした。

「ちょ、やめっ!!」

「いつもいつも…。ボンヤリして、何考えているのかサッパリで…。色々アドバイスしても『暖簾に腕押し』だったし、どうなることやらとちょっと心配してたけど…。そうか、そんなこと、考えていたんだ…」

彼女は焼酎のグラスをグイっと男前に飲み干して続けた。

「アンタがそんな…明るい未来を考えていたなんて…。マジで驚いた」

「そう…?」

私は頭のテッペンのお団子に触りながら言った。

「でも…。こんな突拍子もないこと…出来ないかも知れないし、何だか恥ずかしくて…」

「今までずっとアンタを見てきたけど…」

彼女は真っ直ぐ私を見て言った。

「それがアンタの道だと思うよ。つうか…それがスナだろーがっ!!」

そう…ハッキリ言い切られちゃうと…

もう後には引けないではないかっ!!!!


それが私。

自分でも良く分からなかったけど、自信がなかったけど…。

一所懸命、それなりにやってきたけど、でもそれでも自信がなくて…。


でも。

それが私だ!

時に第3者の言葉が物凄く心に突き刺さる時がある。
合わせ鏡を使っても、それでも盲点になっていた部分をズバリ、見せ付けられた、そんな感じ。


意外に現実派で、完璧主義者の私だが、時にそれが盲点を生み出す。

でもこうして…
アリアリと見せ付けられると、ああ、そうか…と妙に納得してしまう。

人間と言うものは本当に不思議なイキモノだ。


「スナは今のスナのままが良い。あの場所は…その本当のスナを引き出せる場所ではなかった。やっと…飛び立とうとしてるんだね」

戦友は満足げに頷いていた。

「いつでも私に出来ることがあれば、力、貸すから」


ありがとう。


本当にありがとう。


いつもいつも。
お互い必死で、仕事中は何もロクに話も出来なかったけど、仕事だと割り切って付き合っていたけれど…。

でも。
こんなにも私を見てくれていたんだね。

ただ「不思議ちゃん」だから、ただ気になっていただけなのかも知れないけれど…

私はただの「不思議ちゃん」ではなかですっ!!

実証できて良かった。



もう…。
暫く会えることはないだろうけど、
こうして飲み交わすこともないだろうけど…、

でもいつの日かまた。
必ず会おう。

勇者sunaの良き仲間で居て欲しい。

全く違うフィールドでそれぞれがそれぞれ、戦っているだろうけど、
でも、
何かの弾みでまた、
こうして肩を並べてお互いのことを話しましょう。

また1人…。

私の背中を押してくれた親愛なる戦友へ。

「不思議ちゃん」は、「勇者」へと変わりました。

勇者としての1歩を、
恥じない1歩を、

今、踏み出します。


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