2010'11.27.Sat
level.51
私の好きな花は「梅」です。
こんばんわ、スナです。皆さん、お元気ですか?私は半分死亡です。
ポーション(栄養ドリンク)の小瓶を何か有効活用できないか…とか考えています。何か良いアイディアがあったら教えて下さい。
仕事が。
史上最強に忙しいです。こんなに酷い仕事している人、他に思い当たらない…。
眼精疲労から来る肩こりがハンパ無くて、特に上半身の右側が最悪なので右上半身は湿布とサロンパスでガチガチですが、それでもまるで癌のように痛むし、肌がかぶれて痒くて大変です…2重苦です。ホント、洒落になりません。
それでも。
毎晩、インド人の彼に英語でメールを送っています。
最初は3行短文を書くだけで精一杯だったし、次々に送られてくるスラングまみれのスラスラ英文メールに「うぇ~」となりながら何とか解読し、そしてまた3行ほど何とか送信…ってな感じだったのですが、
最近は英文のメールにだいぶ慣れてきました。
慣れって凄いですよね。
勿論、分からない単語だらけで、辞書を引き引きですが、パッと最初読むと知っている単語だけで何となくその文章の内容が感じ取れる。
そして何より。
彼の文章はいつも前向きで力強く、繊細で優しい。
S-KoreaとN-Koreaのニュースが流れたとき、スグにメールをくれました。
ぶっちゃけ…
TVを見ない私が、職場の友人からランチタイムにそのニュースを聞くより早く…。
「いつでもインドに飛んでくれば良い」
昨夜。生まれて初めてSkypeと言うものをしました。説明書なんぞ読んだこともない私が、あらゆる説明サイトを隅から隅まで読んでもイマイチ良く分からないまま、電話がかかってきたのです。
はわわわ~!と半ばパニックになりながら電話にでれば、懐かしい彼の声が飛び込んできて、ホッとしました。
ニュースの事をメールでも話したのに、電話でも気にしてくれ…でもネットニュースもあんまり流れてないし、日本の中で朝鮮半島に最も近いこの街は、いつもと同じなので特に何も言う事もなかったんですが、
それでもちょっとは不安に感じている私の心が声に出てしまったのか、彼は上記のように言ってくれました。
話は尽きることがなく…
インドから帰って来て今までロクに休みすらもなく、体も精神もボロボロの状態だったけど、朝方まで話し込んでしまいました。
彼は意外と花が好きで、特に日本の花たちに興味があるらしく、ボタンって英語で何ていうの?とか聞いてくるのですが、
英語名なんて知らないっての。
私の好きな花は何か?と聞いてくるので「梅」だと言えば、どんな花だと、しつこい…。
私も「何で何で?」と良く聞いてしまう方ですが、インド人はもっと「何で何で?」と探究心が強いです。
そこで今日の写真は梅です。季節外れですけども。
母が。
香りの良い花が好きなのもあって、実家には香りのする草木が多いです。
私は、植物の香りで四季を感じていた部分もあります。
梅の香りがしだすと「ああ、やっと春が来る…」と思ったものです。そして沈丁花が香り出すと「春だなあ~」と思う訳です。
そんな。
些細な話でも彼は熱心に聞いてくれました。
「雨は好き?」
突如、話が変わるのも当たり前です。私も「思考回路、どうなってんの?」と良く突っ込まれる方ですが、ホントにインド人は次から次に思いつつまま自由奔放です。
「好きだよ」
根っからの雨神さまの申し子なので、好きも嫌いも関係なくむしろ雨とは一心同体のようなもんなんで、サラリと言えば、
息を飲み、ビックリしているので、何かヘンなことを言ったのかと思えば、
「ワタシも好きです。でも好きだと答えた人は初めてです…」
まぁ、好きな人は滅多にいないだろうね…。
「私が何かしようとすると雨が降るのよ…だからもう、嫌うより好きになった方が…って、人の話を聞けよ」
ワタシは雨が降ると嬉しくて住んでいるマンションの屋上で踊ります。とか何とか勝手に言っているのが無邪気で、
そうね、良いね。としか言えなかった…。
必死に。
朝から晩まで日本語で日本人相手に仕事をしていると、いくら英語で毎晩メールを書いているとは言え、簡単に英語なんて出てきません。
しかも電話でなんてどうにか言葉を発するだけで精一杯で…
日本語でしか話をしない私に、一生懸命日本語でそして、時折もどかしそうに英語で話をしてくれた彼に、
とても感謝しています。
仕事は。
きついし過酷だし、忙しすぎて頭が可笑しくなりそうだけど、
私が、ずっとずっと気になって仕方がなかったインドで、
生まれ育った1人の、
ずっとずっと日本が気になって仕方がないインド人の青年から聞く日本語は、
とても温かくて、そして日本人の誰よりも優しくて、
私の疲れ果て荒んだ心に染み込んで癒してくれました。
「さっき送ったメール、読んだ?」
そう言われてメールを確認すれば、
「konwanwa…?『こんばんわ』なの?これ?」
思わず突っ込んでしまえば、恥ずかしい…と…。私が悪かった。
こんわんわ。良いんじゃないですか?
なんか…ワンコみたいで。
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