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cesta 07

かいしんのいちげき

2019'09.20.Fri
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2010'11.19.Fri



level.51

ガンガーの朝日。夕日が大好きですが、これを見て、朝日も良いもんだなとシミジミ実感しました。




提出した確定申告の用紙に…

ハンコ押すの忘れていたことに、我が家のドアの鍵を開けながら思い出した。

後で押そう押そう思いつつ、仕事が目まぐるしくて、そして回収に来たオッサンが「申告出来ませんよ~。戻って来ませんよ~」とウザくてあのままだったら、辛うじて息の根がある毛根を死滅させてしまうとこだったので、思わず渡したんだけど、

結局またやり直しかよと…。


「スナさん!アナタはどうして毎年毎年…っ」と毎年毎年ウザいオッサンの毛根にトドメを刺さないよう、気をつけようと思います。


こんばんわ、スナです。会社奴隷の確定申告の時期です。本当に1年は早いもんだ。

まぁしかし。
毎年毎年「早いもんだ」と言いつつも、それなりに毎年毎年、何かしらイベントは発生しているもんだ。

去年は引越しだったし、今年はインド。しかもどっちも年の暮れ駆け込みみたいな感じで。


別に狙っているワケでは断じてないが、何か大きなことはいつも後半戦に起こる。その年の集大成みたいな。

ま、そんなペースで良いと思います。



あっと言う間に。
約一週間前と同じ、慌しい日常をやってます。ここから春まで超全速力で突っ切り続ける日々となるので、春には命があるのか…少々不安。

今日も。
チームの皆、本気の本気で屍みたいになってたからね。虚ろな眼、そしてポカンと半開きの薄ら口からエクトプラズム、出てたよ?

まだ一週間の猶予があった私は、申し訳ないが皆よりちょっとユトリがあるので正気を保っていられましたが、あと一撃食わされるとHPもMPもゼロになるところだったので、さっさ帰りました。


バナラシで。
量り売り紅茶を大量に買い、コーヒー豆を入れるような簡易の袋に詰められてホクホクと持ち帰り、それを自分で小分けして職場の皆に配ったのですが、その1人からメールで、

『聞けなかったんですけど、アレって紅茶の葉っぱですよね?大○さんではないですよね…?』

と…。



ハッとしました。



まだゴロリと残っている、コーヒー豆の袋のようなチャイの袋詰めを思わず見、危なかったと…。


税関で。
勿論、申告するものなんて1つもなかったので、何も記載してなかったんですが、とりあえず念のため、税関員も聞いてくるんですね。

「申告するものはないですか?」と…。

んで、ハイ!と元気に答えるワケです。そしてマニュアルどおりの私の返答と、マニュアルどおりにチラリ申告カードを見て、

「お土産は何ですか?」

と私の鞄に手を置きながらまた聞いてくる訳です。そして私も答えるワケです。

「コウチャとザッカ」勿論、カタコトです。


「何なら見ます?」と喉元まで出掛かっていたのですが、チャックの鍵を外すのが面倒だと言う理由で言わなかったんですが、ニコニコしているチビッコと小汚いバックを交互に見て、

「はい、良いですよ」と税関員は、言いました。


余計なこと申し出なくて、良かった…。


別に何1つ、やましいことも間違ったことも言ってないし、やってないのですが、もしあの時、この紅茶の袋詰めを見られたら、あんなにアッサリ通過できなかったんじゃないかと…。


勿論。
お土産用の綺麗なカラフルな箱に包まれた紅茶もあったのですが、べらぼうに高かったんですよ。

私の小さな掌にスッポリ納まるくらいの箱で約400円。別に大した額じゃないだろ!?と思われるかも知れませんが、チャイ一杯約5円の世界では破格の値段です。

ボッタクリも良いとこだろ!?と喚くジャパニチビッコに、バナラシの物売り青年は溜め息を付くってか、ツバを吐くイキオイで「付いて来い!」と…。

そして紅茶の量り売りですよ。京都の裏の細道もビックリな、細い細い路地を行った先にある、薄暗い小さな店でした。1人では絶対に2度と行けない。

量り売りで買うと、10分の1の値段だった訳です。同じ品でこうもラッピングの威力を突きつけられると鳥肌が立ちますな。

日本では、過剰包装が今なお色濃くありますし、私が以前勤めていた会社はソレ関係だったので、ラッピングがなくなってしまうと死んでしまうと言うことであったので、そこまでラッピングが悪いものだとは思わなかったし、高いものだとも思わなかったのですが、

ラッピングの破壊力、マジ、パネェ…。



しかし!

今度もし紅茶やらをお土産にするときは、ちゃんとお土産用の綺麗なラッピングに包まれたものを買おうと思います。




超暴走特急インド人と私がタッグを組むと、国際犯罪ギリになることが判明された瞬間でした。




しかし~。
ホントにアッサ~ムグリーンティーの茶葉の香りは素晴らしい。

あまり紅茶は関心がないので、グリーンティもアルヨと出されたのが、アッサム地方の茶葉と、そしてカシミール地方の茶葉だったのですが、カシミールの方が上品でホンノリ香り、そして日本の緑茶の香りに近い。だから紹介してくれたバナラシの青年も、カシミールをゴリゴリといつものインド人らしくオススメしてきてくれましたが、

アッサムの茶葉を嗅いだ時、もう、これしかない!と…。

何だろう…このずっとずっと嗅いでいたいってか思い切り吸い込み続けたい、この香りは…。

詰めて貰っている間、ずっとサンプルをスーハースーハーしていた私に、流石のインド人も引き気味で、それ以上はゴリゴリ押して来ませんでした。


私は…こーゆーことが良くあります。ピン!とインスピレーションが反応するともう、他のが一切見えない。

ガイドのムケシュご自慢の。
担当した日本人は皆、絶賛しホクホクと大量に買っていくと言う馴染みのperfume屋サンに私なんぞも連れて行ってくれたのですが、その道中、

「絶対ローズが良い!」と鼻息荒く言っており、ほぅ~と私も思っていたんですが、

「ん?この赤いのは何?」

ローズをはじめ、次々とパフュームを私の手につけて一体何が何の香りなのか分からなくなり、匂い慣れていない私は「おぇ~」と少々気分が悪くなってきたとき、

見て考えているのに、次から次へと畳み掛けるように商品を出してくるのがインド人なのに、1つだけ奥の方に仕舞って出してない赤い小瓶があり、私はそれを手に取った。

「ああ…ジャスミンね、ソレ」

ムケシュの友人の香水屋サンは殆ど関心なさげにフタをあけ、私に匂わせてくれたんですが、

もうね、天にも昇るような良い香りで…っ

「コレだよ!」

叫んだ私に、ムケシュも香水青年も「何がだよ?」と言う顔をしましたが、

「コレだよ!コレくださいよ!?」

香水なんて…と全く興味なさげにいたのに、いきなりスイッチ入ったヘンタイに、

もう何十時間も一緒にいたムケシュは慣れたもんでしたが、香水青年は圧倒されておりましたとさ。

「あ、ハイ。勿論良いですけどってか、ホントにローズじゃなくて良いの?」

圧倒されながらも取り合えず、最後の最後までオススメしたそのインド魂は認めます。



「ジャスミンだって!」

だから何?ってな返答しか出来ないようなことを、隣にいたムケシュに言いながら、受け取ったその小瓶を大事に抱えている私を見て、あんなにローズローズ言っていた彼も「そうだね、気に入ったのが見つかって良かった」と笑ってくれました。


インド人との買い物は、本当に楽しいです。


最初は。
オススメされるがままでしかないジャパニなんて、赤子の手を捻るようなもんだと言うような顔をして話していた彼も、この旅で、振り回されるだけ振り回され、沢山沢山噛み付くように突っかかり自分の意思は曲げなかった私に、

「沢山の日本人のガイドをしてきたけれど…スナのような人は初めてだった」

と最後、空港で別れる時ボソリと苦笑いをしながら言ってくれました。


笑顔と言えば…得意げな顔だった彼の笑顔が、いつの間にか苦笑いばかりになっていたこと、そしてその目が優しくなっていたことに気付きました。


私でも、人を変えることが出来るんだと。


私なんかよりも日本を愛し、そして興味を持っているインド人の彼の中で、日本に対する新たな一面が記憶に残れば…そう願いました。


空港で。
ドライバーさんに別れを告げながらチップを渡し、急いで先に行っているムケシュの元へ行けば、日本人の優しそうなオバサマと親しげに話していたので、ビックリしていると、

「あら、奥様?」

と…。

久々聞く、片言ではない綺麗で品のある日本語を聞いた嬉しさの前に、はぁ?と思わず突っ込もうとすれば、

「そうですよ!」

ガイドの彼はニヤリと笑った。

その日本人のオバサマは、同じ旅行会社の同じガイドさんだったとのことで、日本支社にいるそのオバサマは日本人の団体さんを引き連れてこれから東京に帰国するところだったとのことなんですが、

やられた!

アグラで。
ミュージカルを観に行った時、立派なホールで出会った日本人女の子に彼氏だと紹介していたのを聞いていたことにその時気付きました。


「そう…見えますか?」

顔を引きつらせながらそう話しかけると、「あら?間違えてしまったかしら…?」とオバサマは手で口を覆いましたが、

全てが偽りで全てが真実でもあるようなこのインドを。
知り尽くしているベテランの日本人マダムが、笑いを堪えているようにしか私には見えなかった…。


最後の最後まで。

色んな出会いが1本の繋がった糸を手繰り寄せるように押し寄せ、1秒たりとも時間を持て余す暇なんてなかった。

そして。

その出会いの数だけ、別れがあり、殆ど同じような毎日を繰り返しているかのような日本でもそれなりに別れは経験し、そしてその「別れ」と言う「儀式」が、

本当に本当にニガテである私は、涙を堪え寂しさや悲しさを押し込む暇すらもなく、次から次に去っていくインドでの出会いに、かなり別れの儀式に対して免疫が出来ていたのだけれど、


「またね!」

そうカタコト日本語で言って抱きしめてくれたガイドの彼との別れは、思わず私も胸が詰まりましたが、

またね!

そう笑顔で返すことが出来ました。




インドに行く前と何も変わらない慌しい日々。

イヤホンで日本の音楽を聴きながらチャリで通勤し、日本語の敬語をペラペラと使いこなし仕事をする。

同僚達とランチを食べながら日本語で笑い、愚痴を言う。

帰りにコンビニにより、イヤホンをしたまま当たり前に買い物を済ます。


誰一人、私がここで生きていることに疑問を抱かない。

綺麗に髪を整えメイクをし、きちんとした服を身につけビジネスショルダーバックを持った極普通の有り触れた日本人のOLなのだから。



ただ1つ。

手首に巻いている腕時計が。

インド時間だと言うことは…誰も知らない。




これにて。
「Cesta~eposode4~」インド編は終了です。道中ブログに対しての温かいコメントを下さった皆さん、そしてご訪問して頂いた皆さん、本当にありがとうございます。

旅の途中で再会してくれたユキンコ、そして留守を守ってくれたクンクン、2人とも心からありがとね!!大好きだ!!


またいつものダラダラくだらないブログになりますが、そんな中でも時折こうして突拍子もないことになったりもします。



何が真実で何が偽りなのか…。人生は小説よりも奇なり。ですよ。


この旅で私は。
また1つ目標が出来ました。

来年はこの目標を支えに、何とか生きてみたいと思います。

残り少ない今年は…この目標の為の前準備に費やすぞ!


日に日に寒さが本格的になり、冬将軍も足踏みしてんじゃないのかな?

お体には十分お気をつけくださいませ…。

皆様にとって。明日もシャンティな1日でありますように★


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