2009'03.01.Sun
level.46
ヤハリ…。今日も…。
呪われてんじゃないの!?と疑心暗鬼に陥りそうになるくらい、ツイていない&空回りばかりの1日でしたが、
「全然!」
と殆ど愚痴1つ言わず、せっせと仕事をしておりますたらば、
いつもより、疲れが少なく感じるのは気のせいか…?
それでもまぁ…。
それなりにはストレスは溜まるもんだから、職場からマンションへのワープ途中の電車の中で、職場とは全く無関係である地元の古い馴染みへメールはシッカリ送信しましたけども。
意味ないんじゃない?
ヘタレは、そうそう変われるモンではなかとですよ、奥さん。
こんばんわ、スナです。中々皆さんのところへ顔見せ出来ず…毎度ながら申し訳ございません。
早いものでもう3月ですな。月末のラストスパートで私のデスクはとんでもないことになっておりましたが、それでも、
「全然♪」
とヘラヘラしている私に、ついにイカれてしまったか…と言うような哀れみめいた目でメガネが、私に依頼したい案件を持ってきましたが、その時に、散らばっている案件をチラリ見、そして、
「スナさん、ちょ、こっちもあっちも…あ、コレも!何でこんな難しくて面倒な案件ばかり持ってんの!?」
と…。
「あっははー!最近の私はこんなんばっかですよ。何かヘンな依頼が多くてですね、誰の陰謀?!みたいなね、あっははー!!」
まぁ…。
アタフタしてばかりだったけど、それなりにバリバリ仕事が捌けたA型メガネちゃんはお隣にお引越しをし、代わりにやってきた右も左も分からない新人さんの穴埋めをするために、どうしても私やカレーライスさんが貧乏くじを引かねばならんのではありますが、
「でもさ、コレって…可笑しすぎだろ?」
「あっははー!全然♪」
「…何か拾い食いでもした?」
そう来たよ。うん、でもまぁ…。ヘンなモンでも食ったみたいなモンかもなと。
「多分ね、私。試練の時なんですよ」
いつもならば殴りこみのようにメガネに突っかかるのに、ヘラヘラしている私を怪訝な目で見つめるもんだから、流石に私も真面目な顔でそう言いました。
「これで良いんですよ、きっと」
何だか分からないけどスッパリ開き直ったような私に、
「うん…。メガネ島のエースになってくれたまえ」
「うん。エースになります!ところで、コレ、どうすれば良いんですかね?」
何か良いこと言ったかと思えば、早速コレだよ…。
メガネのデスクのPCを覗き込みながら教えてもらっていると、不意にメガネがこっちを見るからビックリすると、
「いや…何か当たってんなと…」
私の首からぶら下がっていた、社員証がガツンガツンとメガネの腕に当たっていたのです…。胸ではなくてすんませんね。
「ああ…。ブラブラさせてすんませんね」
エースが何てこと言ってんだと…。
ま。こんなモンです。今の自分の力だけでは太刀打ちできない仕事ばかりを抱えてるし、殆どが謝り倒すしかないってな、理不尽極まりない内容ですけど、でもま、
ドーンと落ち込んでも勿体無いし、自分のできる範囲で、そして出来ないのならば、メガネや出来る人に頼れば良いんだと、本当に当たり前のことなんですが、それでも今までの私は、そーゆー簡単なことが思いつかなくて、必死で肩肘張って、そうしていつも限界を超え続けてました。
ずっと長引いているトラブルの案件も…。
結局今日も持ち越しになってしまいましたが、それでももう1人救世主が現れ、その人がかなり動いてくれているので凄い救われてます。
でも遠い場所に居る人なので、結局は全て電話でのやりとりなんですが…でも、こいつと力を合わせればギャンギャンとメガネに頼らなくても済むかなあ~と…。
ぶっちゃけ。
メガネ上司は本格的に仕事を抱え出した新人さんのフォローに必死である上に、自分の仕事量も勿論以前と変わることなくやっているので、私やカレーライスさんに構っている時間なんてないんです。
もう、メガネは巻き込みたくないなあ、どうしても無理だったらもう、総リーダーに直に相談しようとも思っていた矢先、
「そういや、スナさん。例のトラブルの件は?」
と普段ならば逐一ウザイくらい言って来ていた私が、今日は何1つ言って来ないのでメガネが恐る恐る聞いてきたんですが、「ああ、あれは…」と内容を掻い摘んで話すと、
「そう…。でもさ、」
クイッとメガネを持ち上げると真面目な顔で、
「ココまで来たなら最後まで俺も付き合わせてよ」
メガネは優しいし、とても話しやすい。ぶっきらぼうで自分からは滅多なことでは話をしないけど、何を考えているのかサッパリ分からないけど、
責任感はとても強い。
「最終結果が地獄でも…巻き込まれ続けてくれるってんですか?」
「地獄なら、スナさんだけじゃ戻って来れないでしょ?」
そう来たか…。
きぃいぃぃー!となっていた時は。
全く気付かなかったけど、私にはこうして、
共に進んでやると申し出て力になってくれている人が居る。
「カレーライスさんより早く上がる」ってな目標は、残念ながら一足遅く達成できませんでしたが、自分の精神安定の為に普段なら未練垂らしく齧りついているのをスッパリ引き上げ、
「お疲れ様でした~!」
とアッサリ席を立った私に、チラリとメガネが顔を向けた。一瞬しか見えなかったけど、ちょっぴり何か言いたげだった。
きっと。
新人さんに1日付きっ切りで1つも気を抜ける時間がないから、最近良く、帰り間際の私を呼び止めてはどうでも良い話をしたがります。
ちなみにこの前は…
猫のご飯を変えるべきか?と言うペット相談に乗ってくれますた…。
うちのウシ猫、ミル姉は、最近食が細くてですね、もしかしたら老猫用にした方が良いのかなあと何気に思っていたんで。
「猫っていいよね~」
実家で猫を飼っているらしく、ホワワ~ンとその愛猫の話をしてくれますた。
ミィちゃんは、首輪をつけてお散歩するそうです…って言う情報じゃなくて、うちのミル姉のご飯について話したいんだけど…。
「うちのミィちゃんは毛の長いペルシャのチンチラシルバーなんだけど、スナさんちの猫は何猫?」
「ウシ猫です」
「…何それ?」
「繁華街で色目使って生き延びていた短毛の雑種ですよ」
「さすがスナさんちの猫だね!」
こんな話でも嬉しそうなただの青年の顔をしていた…どんだけ気を張ってんだよ。
明日は、マンボウを今度見に行く話でもしてみようと思います。
マメスナ(豆知識)
『毒を食わらば皿まで』とは、
「毒を食らわば皿舐(ねぶ)れ。人を殺さば血を見るべし」(『八犬伝』)
美味ではあるが舐めると命をなくすような毒を口に入れてしまったら、もう助かることはない。
どうせ死ぬなら、そのまま死ぬより残りの毒も舐め尽くしたほうが美味しい思いができるだけましだ。
いったん悪事に手を染めたら、そこでやめても罪が消えるわけではないから、ほかの悪事もやってしまえ。
と言う意味だそうです…。(ヤホー知恵袋より)
ちなみに。
最近既に挫折してしまっている、英語のお勉強として…
この言葉を英訳すると…
Over shoes, over boots
(どのみち靴が泥に浸かるなら、長靴の上まで浸かってしまえ) だそうです。
スナマメ!(言い逃げしたよ…)
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