2009'02.27.Fri
level.46
勿論、このあと紅生姜とゴマを大量投入します。それがスナ流ラーメン。
こんばんわ、スナです。今日は帰って来て部屋に入るなり、床に倒れて気絶しておりますた。
イカン~。こーゆーことやっちゃイカン~。
とは分かってるんだけど、やはり今日は壮絶な1日だったもんで…夕べもあんま寝てなかったし…。
メガネ上司はいつものごとくボサボサの頭でフツーに出勤し、今日これから始まる戦いに備えて「体調はいかがですか?」と朝のミーティングに向かう途中にボソリ聞いたらば、眠いと一言応えるもんだから、薬でも飲んでいるのかと気になって聞いたらば、
「いや、単に眠いだけ~」
ま、良かった…のだろうか?
「今日ほど来たくないと思った日はありません」
寝ぼけマナコのメガネの眼を真っ直ぐ見ながら宣言すれば、チラリ私を見下ろして、
「そうだろね…」
そうして。
戦いの火ぶたは切って落とされたのです。
結局。
1件はメガネの恐るべき実力とフォローで片は付きましたが、もう1件は明日の夜まで保留…一時休戦と言う結果になってしまいましたが、その1件も必死な私の言葉が少しは伝わったのか、ちょっとは明るい終わり方ではあるので、
「このままこの方向で片が付くと良いんだけどね~」
とメガネも少々ホッとした声で言いながらメガネを持ち上げますた。
NO残業月間開催中であるのは全く変わらないので、終業のチャイムと共に次々と去っていく中、
「帰れそう?」
新人さんもカレーライスさんも帰り、私もメガネの大活躍のお陰で夕方には落ち着いていたため、帰り支度をしていると、滅多に自分からは話しかけて来ないメガネが話しかけてきてくれました。
しかし。
顔を向けても姿はなくキョロキョロしてると…
「こっちこっち」
真後ろに立つな!
頭を反らせた私を覗き込むように上から見下ろすと、
「お疲れさまでした。頑張ったね」
何だか泣きそうになって、
「スナはヘタレですけど、ヘコタレませんから」
うんと頷きながら、席に戻って行くメガネに、
「今日、新人さんにひどい事してしまいました…」
チラリメガネは私を見た。
「…昨日、メガネさんがいなかった午前中に何度も説明して教えてあげたことをさっきも聞いてきたから『昨日も言いましたよね?』って…。そしたらその後、一度もこっちを見てくれませんでした…」
シュンとしている私にアハハと笑うと、
「デビルスナだね」
そう、デビルスナなんで、優しくしたってあげてください…。
「優しいだけじゃダメだ」
ボソリ、そう言ったメガネ上司の声は、普段より低い声で一瞬ドキリとしました。
仕事は優しいだけじゃ成り立たない。そんなの分かってる。
でも。
人を思いやる優しい大らかな心もないと、成り立たない。
一所懸命質問してくれる新人さんは、早く仕事に慣れようと頑張っている証拠。
それも分かっているけど、今日の私にはそんなユトリはカケラもなくて…。
きっとメガネも物凄い速さで私のフォロー処理に駆け回りながらも、
「クソスナが。死ねよ」
とか微塵も思わなかったハズはないと思う。もし私が逆の立場だったらそうだもん。クソメガネが。死ねよ!って今日の怒涛の1日の中で一瞬でも思わなかったなんて絶対ないハズだ。
でも。
そんな姿もオーラも微塵も見せず、静かで穏やかな声で的確に指示を与え続けたその様子は、素晴らしいと思った。
「明日無事に片付いたら、何かおごります」
そう言う私に少し考えると、
「ラーメン…」
280円ラーメンでイイデスカ?
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