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cesta 07

かいしんのいちげき

2024'05.03.Fri
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2008'11.26.Wed



level.46 (きらめき団2008展覧会開催中。会場へはコチラから→


tenderさんにお会いした時…頂いちゃいますた。

オリンパス、ペンンンンー!!


TVもシティ情報誌も見ない、そんな私が必ずチェックしている雑誌に「カメラ日和」ってのがあるんですけど、

あ!何気に「svobodný(お気に入り)」をちょっくら変えてみますた。何となく…気分転換。そんだけ。B型は突如突発的に動きます。でも疲労のピークで枠線消すの忘れてしもうた。面倒だから良いや。また気が向いたら直します。


まぁ、そこにもご紹介している雑誌なんですけど、その雑誌にも常連さんで当たり前にいつも載っているのが、このハーフカメラ。

ずっとずっとず~っと!欲しいなあ~と思っていたのですが、まぁ、1960年代頃に販売されていたこのカメラ、今時中々入手困難。

オークションで競り落とすのが1番の近道だと思われる品ですが、私、本当にオークションが苦手で…。しかもそのオークションに出ているペンを含め古いカタチのカメラはジャンクモノが殆どで、操作方法すらもままならない私に、

手直しなんて出来るわけがあるかっ!!

てなワケで、99%、タダの憧れのカメラだったのです。


そんな。
私にとっては幻アイテムが「ほらよ」と手渡されると、何が起こったのかサッパリ分からず…

ちょ、ちょ、ちょっと待ってください、やり直し!!カットカットー!!


でも。
ちゃっかりちゃんと頂いてきたワケでして…。


父の愛用していた銀塩カメラを1台、ぶんどって持ってはいるのですが、ファミリー向けのどちらかと言えばコンパクトカメラだし、フィルム使うカメラは専らトイカメラだった私には、

このズッシリと漬物石並みの重量感のある、ヒヤッとした金属のカタマリに、アタフタアタフタ。


でもまずはやってみるべし!の私は、早速今日、出かける用事もあったのもあって、お供させたんですけども…

う~む。

難しい。


まず。
ハーフカメラと言うものについてなんですけど、ハーフって何がハーフ?

1枚の写真に使うフィルムが半分です。うまく言えないな…例えば、24枚撮りフィルムならば倍の48枚が撮れるのです。

まぁ、お得。

確かにシャッターを切って、その後の巻上げが、普通よりも短い気がしました。

んで。

このオリンパスペンだけなのかそれともハーフカメラ全般がそうなのかは分かりませんが、

縦と横が逆なんです。

フツーに構えると、出来上がる写真は縦長になるってワケです。



まずはその2点をちゃんと考慮して特に縦と横は頭に入れてたハズなのですが、

どーしても間違ってしまう。頭と体が付いていかない。

「え~と…。縦にすると横…」

ただでさえ、日頃の疲れが溜まりに溜まっていた今日、しかも繁華街のど真ん中でアタフタどん臭いチビッコが銀塩カメラを構える姿は、ジロジロ見られるし、この重さに慣れてもいないしで、ちっとも満足行かず…。

う~む。


次に。

いざ構えてみて思ったんですが、明るさや距離はどうなってんだろう…?全く分からなかったのでとりあえず、頂いたままの状態でシャッターを所構わず押したんですが、時折シャッターが下りない。

「AUTO」になってたからピントが合わないと下りないようになってんだと思うのですが、ならば、どこにすれば良いんだ?


しかも。
去年、旅の時に残っていたフィルムが全て24枚撮りなので、切っても切っても終わらない…

これ、全部ようやく撮り終えて現像に出しても、こんなメチャメチャなっ状態で撮りまくった、多分…トイカメラで撮ったよりもとんでもない写真がワッサワッサと上がってくるのかと思うと…

う~む。

重いから、きちんと左で支えないといけないんですが、機体が重い割にはシャッターは軽くて、その差にどうしてもぶれてしまうし…。

う~む。


まぁ、
初めて扱ったのだから仕方ないと割り切って、とにかく上がって来た写真とその時の自分の状態を照らし合わせながら次回に繋げるしか、この、理論派よりも実践派の私には道がないんですけどね。

習うより慣れよ。

しかし…。
絞りとか露出とか、広角とか…。そんなん1つも知らないので少しは勉強もしないとならんかのうとは思う。つか、ちゃんと知識があった方がもっともっと幅も広がるんだろうなと…。

でも。
一家に一台は必ず当たり前にあるデジカメ時代に、逆流するような自分のこの行動が、嫌いではない。



おっと。カメラについてこんなにもブツブツ呟く予定ではなかったんですけど…。歳を取ると独り言が多く&長ったらしくなって困りますな。



今日。
チェコアニメ界の巨匠の「ヤン・シュヴァンクマイエル」の作品、及びチェコの絵本展示会に行って参りますた。

チェコアニメをはじめ、チェコの芸術が本当に好きです。そーゆーところが凄い自分と同じ波長だと心底思う。

生まれて初めて貰ったクリスマスプレゼントは、小さなマリオネットでした。

股の間から出ている紐を下に、えいっ!と引っ張ると、両手両足がピンッと動くだけの単純でチャチな木の人形ですが、好きで好きでたまらなくて、何度もやりすぎて1本、紐が切れてしまった時は、本当にショックで…。それ以来、勢い良く連続で引っ張りたくて仕方ない癖に、壁に掛けて眺めるばかり。

小さな小さな子供だったのに良くもまぁ、我慢したなと。そのくらいショックだったってことですが。

チェコには。
マリオネットの専門学校があるくらい、本当にマリオネットが暮らしの一部になってます。毎晩どこかしらの劇場でマリオネットの演劇が行われてます。

私が1度だけ見たそのマリオネットの劇は…。
飛び入りで買ったそのチケットは凄い安かったし、本当に本当に小さな小さな劇場で、最後にステージで両手を繋いでお辞儀をした劇団の人々は皆、若い人ばかりだったので、おそらく…学生達の公演だったと思うんですが(内容も王道のドン・ジョバンニ)

でも本当に本当に感動した。

腰が抜けて、暫く本気で動けなかった。劇場を出たのは勿論、1番最後。一緒に見てくれた若者も苦笑してた。

お土産物屋でも当たり前に沢山沢山様々なマリオネットが売られているのですが、それでもやはりどれもこれも本当に本格的で値段も張るし、しかも私が持っているようなチャチなものなんて1つもなくて、チェコの後もまだまだ国を転々とする予定だったから購入断念…。

そんな「人形劇」が基礎になっているチェコのアニメは…

日本の恐ろしい程クォリティーの高いアニメとは全く異なる独特の雰囲気を持っています。

そして。
私が今日見たヤンのようなチェコの映像エンターティメントの初期とは違い、現代チェコアニメは、また一味違ったモノです。

まず、色彩が本当に美しい。どうしたらこんな色彩感覚が身に付くのか!?と不思議でならない程。

たぶん。
「色彩」ってマジで「好み」の話なんですよね。だから別になんとも思わない人も多数いると思うのですが、でも私の好みにズバン!とストライク!なのです。


まるで。
目の前で起こっているかのような錯覚がしてしまう程でもある日本のアニメは文句なしに世界一だと思う。

そのアニメとチェコのアニメを比較したら…勿論、結果は一目瞭然。


でもそーゆー問題じゃないんですよね。比較できるものではないんですよね。


チェコにはチェコの、辿ってきた長く長く、そして誇り高い歴史の中で変化をしてきたこの芸術は、私のセンサーに見事に引っかかりました。

前世は働き蟻か、はたまたミジンコだったんじゃないか?と思うんですけど、よしんば、チェコのマリオネットとかに携わっていられたんじゃないかと思うほど。


そして。
チェコには沢山の、本当に沢山の本屋があります。

勿論。
日本にもあるような大きくて立派な全国展開しているような新書ばかりの本屋もあれば、同時に、

とてもとても小さくそして古めかしい古本屋もいたるところにあります。

無造作に積まれた山のような本たち。お値段は…と言えば、裏表紙に鉛筆で走り書きされているだけ。これ…消して書き直してもバレないなっつうか、走り書き過ぎて読めないんですけどー!!?

店内だけでは収まらず、店の前にまでワゴンや、ヘタしたらダンボールや腐れかけた木箱にポンと放置されてますからね。

思い切り、日が当たってますけどー?てか、埃だらけですけどー!?

絵本も勿論あって、その中には、子供のドリルみたいなのもあって、可愛らしい字で全て書き込まれているものもあり…思わず苦笑。

私が初めて入ったプラハの古本屋は、市の中心部より外れた街にある、ヒッソリとした古本屋でしたが、店番の若い男性と女性が本当に気持ちの良い人でした。

結構買ったんですけど、丁度その時珍しく大きなお札しか持ってなくて…しかもカードは切れなくて…。

まぁ、お釣をもらえれば良いんだけど、つり銭がありませんと…。

いや、日本のお店ならば、どんなに小さな店でもこのくらいの釣りは絶対用意してるよ?てな釣りではあったんですが、

ありませんと…。


んじゃあ、取っとけ!なんて太っ腹に言えるほどの額でもなかったし、チェコ語でなんて言えば良いのか分からず、私と店員の女性はアタフタ。

私の接客をしていたその女性は丁度やってきた男性店員を捕まえ、「財布だせ」と…。

でも。女性店員と男性店員の持ち金を合わせても足りず…。


こうなったら!と男性が私のお札を握り締めて店を飛び出して行きますた。
近所のお店に両替して貰いに行ったんです。

本当にご迷惑をおかけしましたと、大恐縮しながらも、言葉が分からないからペコペコ頭を下げる私に、

物凄い気さくで素敵で、そして心からホッとした笑顔で見送ってくれますた。


そんな。

ちょっとしたハプニングや、そして静かにユックリと穏やかに流れる時間に住んでいるチェコの人々…

古いモノをただ古いからって敬遠するんじゃなくて、古くても良いものは良いと誇りを持っている、私よりも若いと思われる男女の店員、そして日常の一部として店に訪れる沢山の老若男女のお客さんたち…

そんな光景が。

今日、行って来た展示場に置かれているチェコの絵本をパラパラと捲りながら鮮明に思い出されました。

きっと彼らは昨日も今日もそして明日も。

石畳の道に面したヒッソリとした小さな古本屋で、人生の時間を過ごしているんだなと思うと、なんだか不思議な感じがした。


私が今、こうして。

今にもページが外れそうな古ぼけた絵本を捲っているこの場所は、凄い綺麗で近代的なオシャレでモダンなビルの一角にあるギャラリーなのに…と。

金額が分からないような、そんな鉛筆の走り書きではなく、キッチリと値札が貼られた、しかも立派な百科事典が買えちゃうような金額が付けられているのに…と。



まぁ。

どうしても海外くんだりまで出かけて仕入れてくるとなれば、その交通費や滞在費やらがウンとかさんでしまうから仕方ないんだけど、

何か…。

なんか、なんだか…。

違うんだけどなあ~と。


私の伝えたいあのチェコじゃないんだけどなぁ~と。



ま、

懐かしく、そして私の波長とピッタリと合ったあの場所、あの時間を思い出させて貰えただけでも大満足ですけどね。


つうか。

本気で長くなった、今日の日記…。

私のストライクゾーンは、カメラとチェコってことだぁね。

まぁ、分かりやすいこと。











吹奏学部生の演奏をバックに式は進んでいる。高校の卒業式はいつも淡々だ。推薦入試で既に進路が決まってる奴らも、反対に後期試験を控えてる奴らも単なる通過点でしかない。こんな式典に参加している時間などないのだ。欠席者が目立つ閑散とした、ある意味違った寂しい卒業式。
「はい」
ハルタが名を呼ばれ証書を受け取ろうとしている。あっと言う間だな…と思った。1年も2年も3年も…同じくらいあっと言う間だ。
「絵の具貸して」
そう言ってふてぶてしく手を差し出した生意気な彼女は今、うやうやしく両手で証書に手を伸ばしている。何度も出席してきた。何人もの姿を見てきた。でも何故だ?
今日がこんなにも感慨深いのは。
証書を受け取り、クルリと振り向いた彼女はハッと息を飲む。見開かれた彼女の目線の先には、保護者席にどうしても似つかわしくない、ヘンに目立っている若い3人の姿があった。どうやっても眼を惹くモジャ頭と、どうやっても地味な2人のスーツの男に挟まれて座っているムラサキは、ハルタのちょっとした異変にいち早く気付き、小さく手を挙げにっこりと笑っていた。
「知らなかったのか…?」
思わず声に出して呟いた俺に、隣に座っている音楽教師が、え?と小さく反応したので慌てて咳払いをした。
壇上から降りたハルタはユックリと歩いていく。真っ直ぐ顔を上げて進むその先には、ムラサキの笑顔。流れる涙をキラキラさせて笑っているムラサキの姿がある。その両隣に座っている間抜けなスーツ2人もようやく気づき、モジャがムラサキの頭を撫でていた。タローは口パクでハルタに何か伝えようとしている。どうせ「おめでとう」とか「見にきたよ」とかだろう。俺は食い入るように彼らの様子をじっと見守っていた。式は、自分の頃と全く変わらない様子で淡々と進んでいるのに、俺は…何だか泣きそうになっていた。
自分の席に着くため、クルっと方向転換したハルタが、今度は俺達教師が並んでいる側を向く。バチリと眼が合った。多分、とてつもなく情けない顔をしていた俺は思わず口元に手をやり俯くが、ハルタはニヤニヤと笑いを堪えながらストンと席に座った。
自分の卒業式はもう殆ど覚えていないが、きっと今日のこの卒業式は一生忘れないってか、クッキリと鮮明に覚えていることだろう。

※覚えていてください。
私は仕事で…
「あ、これ終わったらアレをやらないとな…」と思いながらポンッとキーを押したらその瞬間にやろうと思っていたアレを忘れますた…。本気でポンと抜けたので相当動揺した…。
え?…あれ?アレってなんだったけ!?
思わず、前に座ってる子に「やろうと思ってたこと、エンターキーを押したら忘れちゃった。私の頭がエンターキーで消去されちゃった」とワケの分からないことを口走ってしまいますた…オワッタ(^0^)/
何とか…思い出すことは出来ましたけどね、再び、エンターキーを押した瞬間に思い出しましたけどね。頭、病院で見てもらえ。



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失礼しました、、、
この前はどうも!
ココ最近、例のバイトやら風邪やらなんやらですっかりご無沙汰しておりました、、、

そういえば!

カメラの使い方をなに一つ説明してこなかったったっすね・・・
基本的にはAUTOにして下の数字が書いてあるリングでスメ8みたいに距離を合わせてシャッター押すのみ!
たまにシャッターが切れないで赤い物体がファインダー内に見えるときは暗すぎて写りませんよ~と言う意味です。
とにかく距離をあわせて押せば写るんでご心配なく!!!

ぜひとも傑作をば期待しております!
tender-surrender: URL 2008.12/01(Mon) 09:30 Edit
tenderさん。
お体の具合はいかがですか?
疲れが出てしまったのでせう…ゆっくり休養されてくださいね。
そういえば…ペン君の使い方、何1つ聞いてなかったわ…あっははー!
舞い上がってしまって、聞きそびれてしまいますた。
とりあえず…実践派なので失敗しながらどうにかこうにかやってます。でも時折、こんなヤツがカメラを持って、そして撮った写真をウハウハとUPしても良いのだろうかと思う。カメラの神様と写真の神様に土下座して謝らないとならんと思う…。思うだけですけど。
あ、あの赤いのは「暗すぎて」ですか~。コレが判明しただけでもスッキリですたい。
しかし~。距離についてはなに1つ考えてなかったので…スメ8よりヤバイものが撮れていると思います。ガンバリマス!
きらめき団も折り返しですな。そういや…向こうのブログをちっとも管理してなかったことに気付きますた。だわわ~。今からなんか書きに行きます。
友達で…
写真とかには全く興味がないんですけど、でも凄く喜んでくれた人が居て、しかも何故かスグに「sunaでしょう?」と当てられたのがビビッた。あまり感覚的に動く人ではないのに、それでもやはり何かしら感じるものがあったってことなのかなと…。そういった気付かなかった友人等の意外な一面も垣間見れたりして本当にやってよかったなあと思ってマス。
感覚って大事だなと。
こちらに遊びに来たときは是非ともご一報くだせえ。私の好きなお店をご紹介致します。って言ってもマニアックな場所ばかりでつまらないかも知れませんが…。私の実家の土地にも是非とも一生に一度はお越しくださいませ。とてもいい場所だと誇りに思ってますからー。
2008/12/05(Fri)
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