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cesta 07

かいしんのいちげき

2024'11.06.Wed
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2008'04.05.Sat



level.42


昨年の球根祭で…
帰国後ドタバタで土まで頭が回らなかったのがマズかったのか、異常なくらい、成長速度に差が出ちまってます…。

こんなことは初めてなので、やはり土は大事だなと(土が原因かは不明だけど土にしておく)

今度の植え替え祭(毎年5月に開催。我が家の植木鉢全て根を切り植え替えをしてやる)は、奮発して良い土にしてやっからな。


こんばんわ、スナです。毎年我が家恒例のチューリップ3兄弟の長男、近藤さんが花開きますた。

白ですた。「球根祭」と称したイベント事にしながらも、それぞれが何色だったのかは、いざ咲いてみないと分からない(覚えとけよな…)


毎年毎年、3兄弟揃って花を咲かせていたのですけど、今年は上記にも呟いたように、成長に物凄い差が出ておりまして、ひじかた君とオキタはまだまだ蕾もつけておりません。

オキタなんて茎すら伸びてないんですけど~。



これは…何の予言なのだ!?(何もねーよ)

3兄弟が花開いたとき、動こうと予定していたことがあったのですけど、コレはいつ行動を起こせば良いのだ?

動かない方が良いって通告なのか?(ヘタレ)

こんなことは初めてなので、可笑しくなってます…。


夢にも思わなかったてか、思ってもみなかったてか、考えもしなかったことが、極フツーに現実に起こるのが、人生です(言い切っちゃった)



今更ですけど。
もう4月ですね。(ホント今更)

張り切って変えようとしたチェコのカレンダーは既に4月だったのを忘れてて、変えよう変えようと思っていたカナダのカレンダーは、結局3月は飛び越えてしまう結果となり、唯一、まともに変えていた卓上のアマチュアカメラオタクのカレンダーのみを通常的に変える事ができますた…ヤレヤレ。

しかし~
こんな同じような文章を、ついこの前も書いた気がするんだけど…ホント1ヶ月って早いな。でも給料日は遠いな。



元来。
「スナ」と言う人間を構成している細胞の1つ1つは、天文学的数値でグータラ度が高いと言う事を、ここ一年以上忘れておりましたが、最近、細胞がソレを思い出してしまいまして朝から、ぼぼぼぼ~と空を眺めて、何か寒いなと我に返ったら夕方だったと言う様なことがありますた…

ま、春だしね(一言で片付けようとしている)



「オマエの歩き方って…まるで逝き急いでるみたいだな」と、この前実家に帰ったとき幼馴染みに言われてしまいました。

「昔はいっつもボンヤリ歩いてて、隣にいたかと思ったら随分後ろでボーと突っ立てたりしてたのに、何でそんなに歩くの早くなっちまったんだ?」と。


「自分らしく生きるために」と、ここ数年、我武者羅に生きてきました。

色んなモノを手放したり失ったりした代わりに、その分、絶対に一生、経験することなかったんじゃないかなと言うようなこともしたし、そして一生手にすることがなかったんじゃないかなと言うようなことも得た。

色々辛かったし、きつかったし、悲しかったり、悔しかったり…でもそれ以上に、本当に楽しかった。

「自分に正直に生きる」ことに全力なのは、凄く楽しかった。


人生は短い。それなのに私にはこんなにもやりたいことがある。間に合わない。

次から次に湧いてくる「自分の思い」が、いつの間にか…


「まるで逝き急ぐようだな」と思わず人に言わせてしまう歩き方までになってしまっていた。


自分でも分かっていたんです。
グングングングンとオッサンもオニーサンもオネーサンも子供も主婦もOLさんも追い越して一心不乱に歩いている、そんな自分に。

挙句の果ては、気付けば走っていたりもしてるんです。あれ?何で走ってんの?ってな、別に会社に遅刻とかじゃないんです。むしろ、クタクタに疲れて重たい体になってしまった帰宅途中なのに、必死に走ってたりするワケなんです。


何にそんなに急いでいるのか分からないけど、でも、間に合わない。



チューリップ3兄弟は。
確かにあの「球根祭」の時に同時に植えた。

でも今年は全く別々の成長をしている。同じチューリップのハズなのに。同じプランターの同じ土なのに。


「自分らしく頑張る」為に必死になっていたはずなのに、いつの間にか、「元来の自分」を見失ってしまっていた。


開花の時期が違っても。
日々着実に成長し、いずれは思わず見入ってしまうような花を咲かせる。

自分はチューリップの花を咲かせるんだと忘れさえしなければ。


それで良いんじゃないのかと思った。



何も語らないし、何も訴えない、生きているのかどうかすらも忘れてしまいそうな植物から学ぶことは本当に多いです。


ただ。
はるか彼方昔から組み込まれている遺伝子だけに正確に真っ直ぐに従ってその一生を全うする彼らは、

時に世界を深読みして、自らを見失うことばかりしてしまうアンバランスで脆く儚い人間にとって、なくてはならない共存者だと私は思います。


長男らしい、優しくてでも清らかで凛とした強さのあるオフホワイト色の花を咲かせた近藤さんを見ながら、

今度の休みは、何も考えない何もしないそんなある意味贅沢な旅でもしようと思った人間スナですた。






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