2008'05.25.Sun
level.43
最近見た雑誌。
「カメラ日和」は結構前から愛読している雑誌。勿論カメラや写真についての内容ですけどOTAKUの領域ではなくとても分かりやすく、そしてオシャレなので見ているだけで楽しいです。
他のカメラ雑誌は、ただインスピレーションで撮るだけの私には内容がハイテク過ぎてようわからん…。
あ、ダンナ。「flickr」分かりますたぜぃ♪もっと勉強しろってな話ですな、だわわー。
今回のこの「カメラ日和」さんはそー言ったものを特集されてマス(どー言ったモノだよ!?)
ほぼ放置状態のHPの方を…これでちょっとリニューアルしようかなと。
「Pen」は…。別に愛読してるワケでは無いってか、普段は手にも取らない雑誌なのですけど(失礼)、偶然amazonさんでこの号を見かけて凄い気になって…。
しかも中古(?)で恐ろしい程安く売られてたので、取り合えず見たいからなんでも良いやと&丁度他にも欲しいのがあったのでついで感覚で注文したのです。
んが。
ついでに頼んだコッチの方が速攻着いて、しかも新品同様だったのである意味ってか良い意味でビックリした。
ありがとう、Kさん(個人売買だった…)
中古の取引は送料が一点一点かかるのがちょっと…だけど、タダ同然のような商品だったり、反対に中々手の出ない高価な写真集や本が半額とかだと結局安上がりだし、それに、
クリック押すだけで後は勝手に郵便ポストに入ってるってのが、中々店に行けない、行っても「アレ?何を買いに来たんだっけ?」となって結局ゲットできないままになってしまう私には、ホンに助かりマス。
ただ、個人情報をばら撒くのは…ちょっとね、気をつけないとね。
表紙にもドッカリ載っているように、「絵本」特集で、知っている絵本もあれば、全く知らなかった絵本まで、沢山紹介されてて、しかもホントどれもこれも美しい。
絵本の紹介だけでなく、「作家」さんのインタビューも幾人かあって、大好きな「新井良二」さんをはじめ、
ドイツの「ミヒャエル・ゾーヴァ」や、チェコの3世代絵本作家やら…世界各国の作家さんが載っていてそれも見ごたえアリ。
子供の頃。
両親から進んでモノを与えては貰えなかった。
母親は、姉のお古で十分だろうと言う面倒くさがり(放任主義?)だったし、父親はいつも仕事が忙しかった。
だから私はあまり絵本と言うものを開いたことも読んだこともないけれど、別にそれで良いと思う。
「絵本」と言うものは、子供ではなくて大人に必要なものだと思うのだ。
意識して頑張らなくても、ドンドン勝手に沸き起こっている想像力豊かな子供に、絵ばかりの本を与えても色彩感覚はそれなりに身に付くかも知れないけど、型にはまった子供になるんじゃないかなあと。
まだ文字を自分で中々追えない、ようやく絵本てな子供には、読み聞かせの方が楽しい。
実際、私がそうだった。引越しばかりでモノがあまりない我が家に絵本なんて殆ど無くて、眠れない夜は父親が勝手に作ったトンチンカンな話を想像しながら寝ていた。
成長して。
いつの間にか「常識」しか見えなくなってしまっている大人にこそ、絵本の素晴らしさが衝撃的だったりする気がする。
忘れていたものを思い出すために。そう言った使い方もあるのではないかなと。
歳も歳…の私には、小さな、それこそ絵本が似合うお子さんを持つ友人が多いけど、どの家も沢山のカラフルなおもちゃや、そして絵本が沢山ある。
本当にびっくりする。世の中にはこんなにオモチャや絵本があるんだと始めて知った。
「なぁ…。これってオマエが描いた絵だよな?」
この前、実家に帰った時に廊下を歩いているといつも入り浸っている我が家のペットのような幼馴染みに呼び止められた。そいつが見ていたのは、壁に掛かった私の幼い頃の絵だった。
「そうだけど?」
「…何の絵、コレ?」
「とーさんが昔、いつも寝る前に話してた睡蓮の話の絵だよ」
「何それ?オマエのとーちゃんもやっぱヘンだよな」
「そう?」
二人でチラリ、父親を見たけど、ヘタな鼻歌歌いながら一人囲碁を打っている父親が、まさか自分の作った妄想の話を娘が描いた絵が、こうしてヒッソリ今も飾られてることを彼はたぶん覚えていないだろうけど、そーゆー親子の過去がカタチとして残ってるってのも良いと思うのです。
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