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cesta 07

かいしんのいちげき

2025'07.08.Tue
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2008'03.08.Sat


level.42


自分ではあまりにも当たり前すぎて、一体何をビックリされているのか分からない…てなことがありませんか?

私にはあります。それは…

左手が利き腕だと言うこと。


まだ自分で自覚がない程昔…たぶん、生まれて初めて鉛筆を持たされた私を見たその瞬間、私の親は、

やべぇ…っ

と思ったのでせう(たぶん、左手で持ったから)小学生に上がると共にお習字教室に通わされますた。
…まだ日本語の書き取り、学校でひとつも習ってないんですけど~。

だから文字は何とか右で書きますが(絵を描くのは殆ど左。眉描きも化粧も全て左)、そのほかは全て左です。あ、皮むきは右だ。

母親のを見よう見真似で覚えたから…。でも切るのは左なのでホント面倒。いちいち包丁持ち替えないといけないからね。

これが料理嫌いな理由のひとつでもある。


とまぁ。
字と皮むき以外は、どうしても右に出来なかった人間です。


別にそれはそれで良いし、ここ何年も左利きを珍しがる人間にも出会っていなかったので忘れてたんですけど、この前、久々、左でご飯を食べているのを驚かれますた。

最初、何を言っているのか本当にサッパリで、きょとんとしながらも黙々と食べ続けてたんですけど、

あ、コレか。と。


あまりにも自然に私が食べているので、周りの人も全く気づいてなかったんですけど、一人が指摘するとそれはもう…インフルエンザウィルスもビックリなくらい感染して、軽く大騒ぎになってしまった…。


めんどいなあ、もう…。




左利きで生まれたトンチンカンな自分の頭にイラッとします。でも今更右でご飯を食べようとは微塵も思わないけど。こんな下らないストレスは感じたくない。


しかし。
本当にまぁ…この世は右利き世界ですな。

「コーヒーばかりじゃなくて、ちゃんと緑茶も飲みなさい!」
と以前母親に言われて、強制的に茶っ葉と急須をトランクに詰められたんですけど、

「ちょっと待った!その急須はイヤ!!」

私の声にムッとした母親だったけど…
「あ…。なるほどね。それならコレにしなさい」

ヤカン型の、取っ手が付いたヤツにしてくれますた…。あのヘンなカタチの急須は右利き用なので上手く扱えないんですよ。


他にも…
駅の自動改札機もそうだし、自販機も勿論、電話も、そしてケータイだってそうなんすよ。

左から「123~」って並んでんぢゃないですかっ?左から「あかさ~」ぢゃないですかっ!?

左で打つには右から「123~」にして欲しいんすよ。

何、コイツ言ってんだ?とお思いのそこの方、
ほら、考えてみてくださいよ、左から「321~」って並んでたら気持ち悪いでしょーがっ

それを言ったら、リモコン全般じゃん…。


…ちょっと逆ギレ気味?


瓶のフタも、ドアノブも、郵便ポストのダイヤルも何もかも右利き用なんだよ。


面白いことに、心理的なモノもみられます。

それは…HP!…とかブログとかもだけど。

ほら、基本のレイアウトは、左側に一覧が並んでるでしょ?右側でマウスを動かすから、どうしても目線が左側寄りになるんですよ。


PCの「お気に入り」の一覧も左側でしょーが。

でも、左でマウスを動かす人には、右側にあって欲しいんですよ、コレが。
だから私のブログも右側に一覧をば…。(HPは流石に左にしたけど)


左利き用のマウスとか出ないかな~…。



しかし…
生まれて今まで、左利きって人に片手で数えるほどしか出会っていないのでまぁ…仕方ないっちゃあ仕方ないんだけど。


でも。
唯一、嬉しかったのが、まだ幼い頃…。

母親の花鋏を初めて使わせて貰ったとき、ただでさえあの鋏は扱いにくいから、しつこいほど握り方を教えてもらったのだけど、それでも思い切り怪我をしてしまって…。

血が信じられないほどドクドク出て、ワンワン泣いたら、滅多に動揺しない母親も流石に真っ青になって…。

それから何週間後、完治した私に、母親は特注の左利き用の花鋏をくれますた。


これで花が嫌いになったらと思ったんだろうけど、
滅多なことでは子供に何かモノを与える人ではなかったので、本当に本当に嬉しかった。


今でもその鋏を愛用してます。ボロッちくてサビだらけで、切れ味悪いけど、それでもその鋏(ちゃんと研げよ…)


とまぁ。
左利きの嘆きをグダグダ語ったワケですけど(嘆き?)、それでも私は、これからも左利きで生きていきます。


左利きであることを普段は何とも思いませんが時折…とんでもない変種を見るような目で見られるとやはり…少なからず、疎外感を感じます。

別に団体行動が好きなワケではないけれど、でも、やはり…自分では当たり前と思っていることが実は当たり前ではないのだと、少数派なのだ指摘されるとちょっとヘコむ。


でも、それでも。
中学までは右で扱っていたから今でも頑張れば右手でも扱える箸を、右で使わないのは、

何となく、苦労するんじゃないかな~と、でも結局はどっちでも良いべさと私の左の箸を当たり前に受け入れてくれる家族がいるからです。

花鋏もそう。タダでさえ結構高い花鋏なのに、特注でしかない左利き用の花鋏を子供に与えてくれる親は滅多にいないと思う…。


何故か私の指定席は、姉の右隣だったんですけど、だから毎食、カチカチ箸が当たって姉がブーブー言っていましたが、それでも親は右で持ちなさいとは言わなかった。

ちょっと離れなさいよとは言ってたけど、何かソレ、違くね?みたいに私が思ったよ…あははー。


まさか自分の子供が左利きだなんて思わなくて、やべぇとは思ったみたいだけど、お習字だって続けろとは言わなかった。引越しも多かったし。でもこれだけは自分の意思で続けた。

皮むきだって本当は、左で教えたかったのだろうけど、なんせ言葉で教えられるものじゃないからね、アレは。


自分の好きなように自信を持って堂々としていなさいと言う個人個人を尊重する家族が好きです。


でもま。
オヤジのPCを使ったあと、「マウス戻しとけ!」とイチイチ言われるのは面倒だけどね。



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2008'03.07.Fri


lebel.42

そうそう。ダメダメでヘンなオジサン的な1日の中で、唯一ちょっと生産的なことをした。

来週、スナ父の誕生日なので、植木鉢(ハナミズキ)の配送を頼んできたんす。ホントは桜の切り枝にしようと思ったけど、豪華な花束より質素でも根が這ったモノが良い。

なんだかね、今一時だけの喜びよりも、ずっとずっと長く味わえるモノを選ぶのがが家族間の暗黙の掟なのです。スナ家家訓。



つうか…今さっきだけど。ネットで…。



何気に「あ、オヤジの誕生日ぢゃね?」みたいに思いつき、サラサラと絵を描いて満足して、そしてダメダメブログアップして…

こうしてツラツラ文章にすると益々ダメダメさが浮き彫りになって…

ちょっとはマシなことをするべ!と…。ネットで…。


オヤジ…ダシに使ってごめん…。己の娘が、あまりにも自分のダメダメさにイヤになって、親孝行ぶってみますた…。



ってゆーか…

オヤジのばーすでーは約一週間後なんすよ。今から数えて約一週間後…約だからね。またビミョーな。

もう忘れちゃうからイインダヨ。もう何でもイインダヨ!(ヤケクソ)



とーさん。

生まれて初めて、
スナ家の女三人がコソコソ、とーさんの還暦の祝いについて団結したあの年からもう何年も経ってしまって、私はもう…。とーさんが一体何歳なのか分かりません。

昔…。
かーさんから若かりし頃のとーさんの写真を見せてもらったことがありました。

かーさんのかーさんが亡くなった時にね、かーさんと、かーさんのいもーとと、そして私で荷物の整理をしていたら出てきたのだよ。

引越しばかりであまり「過去」がないスナ家ですが、かーさんの実家は今でもかーさんのいもーとが住んでいて、そしてそこはまるで時が止まったかのような古い一軒家です。「過去」のカタマリのような場所です。


かーさんとは違って、何でもかんでも取って置くのが好きだったばーさんは、かーさんが無くしたと思っていた「過去の切れ端」を残していたんだって。

何か…ヘンな化学反応を起こして変色したアルミ箔とかは使いたくないけど、捨てられない病もたまには役に立つモンさね。


かーさんと、かーさんのいもーとと私で見た、
その「過去の切れ端」のとーさんは、


何気にムカついた。

大正ロマンですか!?

そのムカついた時のエネルギーを糧に、思い出しながら描いた絵です。



とーさんとかーさんは、
全くの正反対の性格をしていて、どーして結婚したんだろうと本当に本当に不思議で不思議でなりません。

でもきっと。
私の知らない「二人の過去」がその答えなんだと思っておきます。



大正ロマンのキザヤローから、
スッカリ老けてタダのガンコジジィになっちまったとーさんへ。

いつまでも元気でガンコなクソジジィでいてください。

そしていつか孫が生まれたら育ててください。


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