2007'08.06.Mon
level.1
この旅の「命綱」的でもある、航空チケットの担当者Sさんは…、
結構ウッカリさんなので、ちょっと困る。
忙しいのは分かるけど、「予約確認書」の度に、初日に乗る便の1つが、1つ前の便だったりその後の便だったりとコロコロ変わるので、一体本当はどっちを予約してくれているのか、きちんとして欲しい。
私を試しているのか…!?
他にも…。
1つのメールに3つ、質問を載せているのに、帰ってきた返信には1つしか答えてくれなかったりもする。
私を試しているのか…!?
既に戦闘が始まっているのか!?
私の最初の敵はSさんなのか、そうなのか!?
私はSさんを倒さないといけないのか!?長老並みの重要人物だと思っていたのに…っ
今日は…。
私の生まれ育った国に、初めて原子爆弾が投下された日だった。
私がまだ小学生の頃、この日は登校日でクソ暑い体育館に集められ、そして戦争の映画を見せられるのがお決まりだった。
今の小学校も行われてるのだろうか…?
第二次世界大戦とは違うけど、「cesta」の日程にちょこちょこと「戦争」に関係する予定も混ぜている。と言うか、
この「cesta」の半分は、「戦争」「政治」が絡んでいる。
訪れる予定の国々、街々は…。
昔、国やら街が無くなったり、くっ付いたり…そんな波乱な過去を持っている。
島国で、そして「鎖国」なんぞをやっていた国が故郷の私には、到底想像も出来ないことだ。
言葉を奪われ、文化を奪われ…存在すらも奪われ。
それでも明るく前向きに、そして自分の国を誇りに思い続ける毅然とした彼らの国で、全く違う種族の私は、何かを感じることが、見つけることが出来るだろうか…?
少し不安にもなるけれど、でもきっと…。
62年前の今日、起こった惨劇に祈りを捧げ、鎮魂の儀式を静かに行う人々の姿は、私の胸を締め付け、同時にざわめかせる。
小学校の、
クソ暑い体育館でしか詳細は知らないけど、
実際に、
その場に足を運んでも、過去の負の産物としてヒッソリと残っているものと、添えられた儚い花束しかない。
そんな。
無知に等しい私だけど、それでも「国と国が、人と人が、命の奪い合い」をしたと言う事実と、ちゃんと向き合いたいと思う。
今。
この狭い全世界で、たった今も。
人が人の命を奪ったかも知れない。奪われたかも知れない。
そう思うと本当にいたたまれないし、空しくなる。
誰もが知っている世界遺産に、
「アウシュヴィッツ強制収容所」がある。
しかしこの施設が、どこの国にあるかを知っている人は、一体何人いるだろう。
かく言う私も知らなかった一人だ。
そして…。
「アウシュヴィッツ」がその土地の本当の呼び名ではなく、本当のその国での呼び名は「オシフィエンチム」と呼ばれることを一体、何人の人が知っているだろう。
全ての文化や宗教を理解することは出来ない。
たった1人の、大切に思う人すらも理解できないときもある。
でもだからと言って、「批判する」「拒絶する」「排除する」そういったことは許されることなのだろうか…。
難しい問題だけど…。考えれば考えるほどキリがないのだけど…。
でも。これだけは確かだ。
花も木も。
鳥も猫も。
蟻やバクテリアでさえも…。
そして、人も。
全てのイキモノに対して命は平等だと言うこと。
原子1つ、無意味なものなんてないのだと言うこと。
日付は変わってしまったけど…。
62年前の犠牲者に、鎮魂歌を捧げようと思う。
今のこの、
いつ何が起きても可笑しくない世界で「Love and peace」なんてことは言わないけど、Requiemは許してもらえるのではないだろうか…?
許しを請うことも可笑しな話だが。
この旅の「命綱」的でもある、航空チケットの担当者Sさんは…、
結構ウッカリさんなので、ちょっと困る。
忙しいのは分かるけど、「予約確認書」の度に、初日に乗る便の1つが、1つ前の便だったりその後の便だったりとコロコロ変わるので、一体本当はどっちを予約してくれているのか、きちんとして欲しい。
私を試しているのか…!?
他にも…。
1つのメールに3つ、質問を載せているのに、帰ってきた返信には1つしか答えてくれなかったりもする。
私を試しているのか…!?
既に戦闘が始まっているのか!?
私の最初の敵はSさんなのか、そうなのか!?
私はSさんを倒さないといけないのか!?長老並みの重要人物だと思っていたのに…っ
今日は…。
私の生まれ育った国に、初めて原子爆弾が投下された日だった。
私がまだ小学生の頃、この日は登校日でクソ暑い体育館に集められ、そして戦争の映画を見せられるのがお決まりだった。
今の小学校も行われてるのだろうか…?
第二次世界大戦とは違うけど、「cesta」の日程にちょこちょこと「戦争」に関係する予定も混ぜている。と言うか、
この「cesta」の半分は、「戦争」「政治」が絡んでいる。
訪れる予定の国々、街々は…。
昔、国やら街が無くなったり、くっ付いたり…そんな波乱な過去を持っている。
島国で、そして「鎖国」なんぞをやっていた国が故郷の私には、到底想像も出来ないことだ。
言葉を奪われ、文化を奪われ…存在すらも奪われ。
それでも明るく前向きに、そして自分の国を誇りに思い続ける毅然とした彼らの国で、全く違う種族の私は、何かを感じることが、見つけることが出来るだろうか…?
少し不安にもなるけれど、でもきっと…。
62年前の今日、起こった惨劇に祈りを捧げ、鎮魂の儀式を静かに行う人々の姿は、私の胸を締め付け、同時にざわめかせる。
小学校の、
クソ暑い体育館でしか詳細は知らないけど、
実際に、
その場に足を運んでも、過去の負の産物としてヒッソリと残っているものと、添えられた儚い花束しかない。
そんな。
無知に等しい私だけど、それでも「国と国が、人と人が、命の奪い合い」をしたと言う事実と、ちゃんと向き合いたいと思う。
今。
この狭い全世界で、たった今も。
人が人の命を奪ったかも知れない。奪われたかも知れない。
そう思うと本当にいたたまれないし、空しくなる。
誰もが知っている世界遺産に、
「アウシュヴィッツ強制収容所」がある。
しかしこの施設が、どこの国にあるかを知っている人は、一体何人いるだろう。
かく言う私も知らなかった一人だ。
そして…。
「アウシュヴィッツ」がその土地の本当の呼び名ではなく、本当のその国での呼び名は「オシフィエンチム」と呼ばれることを一体、何人の人が知っているだろう。
全ての文化や宗教を理解することは出来ない。
たった1人の、大切に思う人すらも理解できないときもある。
でもだからと言って、「批判する」「拒絶する」「排除する」そういったことは許されることなのだろうか…。
難しい問題だけど…。考えれば考えるほどキリがないのだけど…。
でも。これだけは確かだ。
花も木も。
鳥も猫も。
蟻やバクテリアでさえも…。
そして、人も。
全てのイキモノに対して命は平等だと言うこと。
原子1つ、無意味なものなんてないのだと言うこと。
日付は変わってしまったけど…。
62年前の犠牲者に、鎮魂歌を捧げようと思う。
今のこの、
いつ何が起きても可笑しくない世界で「Love and peace」なんてことは言わないけど、Requiemは許してもらえるのではないだろうか…?
許しを請うことも可笑しな話だが。
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2007'08.05.Sun
level.1
今週末は…。
結局この「cesta」は休戦状態で、自分のlevelアップに勤しんでいた。
と言いつつ…。やっぱりlevelは「1」のままが正しいと思うのでそのままで…。
「cesta」のための、武器やら防具やらは持っていたけれど、でも結局はこのイベントでは使わなかった。
まぁ…一緒にパーティー組んでいた仲間が、「今、それを出すのは野暮デショ!?」てなオーラを120%出していたのもあるし、それもそうだなと自分でも思ったからだ。
だからlevel上げに行ったつもりが、結果は全くそうではなかったのだけど、でもそれ以上に、私にとって必要なモノを手に入れることが出来た。
sunaという人物の、「原点」を。
新たな旅であるこの「cesta」に夢中で、過去を振り返らず…て言うよりも、振り返る暇も無く、ただ必死に前を見て進もうとしていたこの今、
その景色は、私の中で忘れかけていた「原点」を思い出させた。
それは、いつも…。
1人で見ていた景色。
今はもう、その場所はこの世界には存在しない。
それでも、忘れることなんて絶対にないと信じていたのに、私は…。
1人ぼっちだったけど、でも…
「人が好きな人でありたい」
いつもそう願っていた。その景色を見ながらそう、願っていた。
どんなに裏切られても、嫌われても…。
何度辛い別れを繰り返しても…。同時に新たな出会いに戸惑いながらも…。
それでも。
人を好きな人でありたい。あり続けたい。そう、思っていた。
そうすれば、いつか必ず。
私を分かってくれる人が…、私を受け入れてくれる大切な「仲間」が出来るのだと。
ランドセルを傍に転がした、何も力のない幼い子供ながらにそう、願いを掛け続けていた。
私の「原点」
今。
たった1人で旅に出ようとしている。
問題は山積みだし、こんなノンキなこと、やってる時間なんてないけれど、でも…来て良かった。
私の「原点」である、あの草原ではないけれど、でも来て良かった。心からそう思った。
「自分の思うとおりに…。自分を信じて進めば良い」
ランドセルをかるった幼い私が、ボンヤリ突っ立っている今の私を見上げて言った。
「一体、どうなっているのかは分からないけど、凄く苦労したり苦しんだりしてるかも知れないけど、それでも良いよ。好きに生きなよ」
声がして振り向くと、今度は高校時代の制服を着た私が、ニッコリ笑って立っていた。
そうだ。
高校卒業前に、面白半分に仲間で撮ったビデオで、そんなことを私は言っていた。
「ありがとう」
紺のジャージに、薄汚れたジーンズ。首からはトイカメラのsumenaをぶら下げた、今の頼りない、何の地位も名誉も肩書きもない私は、古ぼけた水色の帽子を脱いだ。
日差しは強かったが、風がとても気持ちよくて、汗でへばり付いた髪の毛を梳いていった。
「あんたらしく、生きて欲しい」
ランドセルをかるった小さな私と、ブレザーの制服を着た高校生の私は、並んで立ってそう言うと手を振って消えていった。
「ありがとう」
明日からも。
キチガイめいた怒涛の戦いの日々。横道に逸れたイベントに時間を費やした分、今まで以上に「cesta」を続けなければ。
でも。
心と体は、信じられないくらい…軽かった。
※大切な場所→「草原」 (Cesta~episode2~番外編)
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