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cesta 07

かいしんのいちげき

2024'11.08.Fri
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2007'08.08.Wed
level.1

気づけば…。
もの凄いことになっている。何がって、部屋が。

気づけばって、まるで今まさに気づいたような言い方だが、まぁ…随分と前から凄いことになっているのに気づいてはいたのだけど…、

でも最近はもうホント凄い。

机の上に積み重なっている、本やらメモやら資料やらを押しのけて、相棒の猫のミルがドッカリと寝そべるもんだから、雪崩が起きて、それら殆どが床に落ちて散らばっている。

そして…。
勿論(何ていうのも既に可笑しいが)、床にも机の上に負けず、本やら辞書やら雑誌やらが積み重なって置かれているので、連鎖反応として…

ミルが寝そべるから、机の上で雪崩が起きる→その雪崩が床に置かれている「山々」にぶち当たって、新たな雪崩が起きる…→床が見えない。

サイアクだ。

でも。
気づけば、いつの間にこんなにも多くの本やら資料やらを、この部屋に持ち込んでいたのだろう何て、ちょっと驚いた。

渋々、その雪崩れの片づけをしてみれば…
再度読み直したいものばかり見つかって、結局何1つ、片付いていないのだけど。

ボンヤリ都市の名を知っているくらいで、その都市で使われている通貨すらも…もう、何もかもが無知で、とにかく興味のある部分をドワー!と書き出してまとめただけだった数ヶ月前と、

旅行会社気取りで、スケジュールを組み始めている今では、随分と違うことに気づいた。

あ、この本にもこの店が紹介されている。
あ、やっぱりココは要チェックだな。

そんな感じ。

そして。
少し…ネズミが齧ったくらい少し、知識がついた今、部屋に積み重なっている大量の本を見ると、あることに気づいた。

そしてそれは、私のこの旅の「目的」でもあることに気づいた。

この部屋に溢れ返っている本たちの殆どは、個人が書いた「旅行記」みたいなものばかりで、旅に必要な「情報誌」ではないということ。

ある本では…
観光地は1つも書かれておらず、ただの買い付け日記だったりもしている。

ある本では…
オススメ!と書かれていても、「墓地巡り」だったり、「街にある植物」のことだったり、「きのこ狩り」がどうのこうのだったり、家々の「窓」やら「扉」ばかりの写真しかなかったり…何がオススメなんだ…?

でも。
観光名所やら、名産物やら、有名料理店やら、三ツ星以上のホテルやらよりも、
こうした、まるで自分の今、住んでいるこの場所でも出来そうなことについてのことの方が、何十倍もワクワクするのは何故か?

それは…。
私の「旅」がいつも、「その土地で生活するように」だからだ。

ぶっちゃけ、地元人間に間違われたい。

以前。
長崎へフラリ、1人で行って、街中をフラフラ歩いていると、男の子2人組から「オススメの中華料理屋を教えて下さい」と声を掛けられたことがある。

私も知りたいんですけど…。


広島に行った時もそうだ。「○○と言うお好み焼き屋はどこですか?」

知りません。そこのお好み焼き、美味しいんですか?


まぁ…。今度は、見慣れない人種の私は、そうそう「地元」には間違われることはないだろうし、日本とは違って少なからず気も張っているだろうからそんなことはないだろうけど…、でも、

その土地の「生活」に触れたい。

それが私が旅する目的の1つでもある。

朝の通勤電車にも乗ってみたいし、公園でノンビリしたい。路上の露店で立ち食いしたいし、観光ガイドのドコにも載っていないような小さな古本屋を漁ってみたり、スーパーや市場で買い物もしたい。

そんな旅。

勿論、折角だから美術館やらの観光もするけれど、その目的地に行くのにタクシーは使いたくない。

今まで。
私がこの場所で、当たり前に生活してきたことを、旅先でもやってみたいのだ。

そして。
ホッとしたいのだ。
ああ、私は間違っていなかったんだと思いたいのだ。

そして同時に。
こんな生活もあるのだと知りたい。

それが「cesta」なのだ。私にとっての。


まだ。
想像でしかない…まるで本の中の世界のような場所へフラリと入り込み、そしてそこで口笛吹きながらトコトコ歩いてみたい。

「主人公」と言うよりも、「通行人A」になりたい。

ちょっと変わっているかも知れないけど、こんなだから、どのツアーを見てもちっとも心が動かなかったのだろうと思う。

この「cesta」を無事に終え、本当の私の「地元」に戻って来た時は、
マニアックなガイドブックが1冊、出来上がっていることだろう。

きっと、そのガイドブックを手に取って貰っても、パラパラと捲られるだけで、スグに私の手に返ってくることだろうけど、

それが私の狙いだったりもするのだ。
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2007'08.07.Tue
level.1

今日は…。
最後の早番出勤だった。

でも。
オバチャンに「最後だったね…」と言われるまで気づかなかった。言われて初めて気づいた。

「ああ…。『最後』だったんだ…」


いつもいつも。
この早番の日は、本当に辛くて、いつもギリギリだった。通常出勤より駆け込む感じだ。誰もまだ来ていないのに1人、息を切らして駆け込む…バカ。

それなのに今日は。
死ぬほど眠かったけど、でも余裕を持って、いつも目標にしている電車に乗り、思う存分満足して早番を遂行することが出来た。

今度もちゃんとしよう。そう思った矢先だった。

「最後…だったね」


本能的に。
何かしら感じていたのだろうか…?

いつもいつも。
気を張り詰めた環境下にいると、本能的な「直感」みたいなものが知らず知らずのうちに研ぎ澄まされている。

何かが可笑しい…。
いつも通り、何の変哲もなく見えるものにも、何かしら引っかかり、そして注意深く追及すれば…やはり、思ったとおり。
そのままではマズかったってなことが、良くよく考えれば結構ある。

今回の早番の件は少々上記のこととはズレているけれど、でも似たようなものかも知れないと思った。

最後くらい、ちゃんとしよう。

そう、頭で考える前に、直感で動いたのだ。


元来。
大雑把で、無鉄砲で…。何も考えずに飛び込んでしまう、そんなふざけた人間だが、この職場で1分1秒たりとも気を抜けない状態に何年も居たお陰で、少々、動物的な「直感」が研がれたようだ。

単なるただの「慣れ」って言うのもあるかも知れないけど、でも何度も何度も「経験」をして、そしてそれは研ぎ澄まされていくものなのかも知れないとも思う。

何度も何度も…死闘を経験したからこそ、ナマケモノのようなドン臭い私にも身に付いた「直感」

決して好きではなかったし、ただ「辛い」ってな感情しかなかったけど…。でも…感謝している。
どんなことも…無駄なことなんてないのだと思った。

これから先。
私の「直感」では、私はもっと過酷で、窮地な場面に立たされることが多いと思う。
まぁ…。今現在進行形でそうでもあるが…。

でもそれで良いとも「直感」は言っている。

この。
最後の早番を自分なりに満足して全うできた私は、もっともっと…きっときっと…。

頭でグダグダ考え悩む前に、自分にとって正しいと思える判断をちゃんと下すことが出来ると思うから。

いつもいつも。
ノンビリぐーたらに、ぼんやり半分寝ぼけたように生きてきたくせに、どうしてうまくいかないんだろう…!?そんなことばかり思って嘆いていたけれど、

でもこれからは。

しっかり前を見つめて…。未来を見つめて、足元も見つめて。
自分も見つめて。
ゆっくりで良いからちゃんと見つめて。

心の声に耳を傾けて、体で感じて…。
焦らないくて良いからちゃんと受け止めて。


そうしてまた、歩いてゆこう。そう思う。

そうすれば、
もう少しはマシな人間になって、そして自分も好きになれるんじゃないかと思う。

そう思うこの「直感」は、この「cesta」でもきっと役に立つ。

これもまた「直感」だけど。




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