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cesta 07

かいしんのいちげき

2024'11.02.Sat
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2009'03.01.Sun



level.46


ヤハリ…。今日も…。
呪われてんじゃないの!?と疑心暗鬼に陥りそうになるくらい、ツイていない&空回りばかりの1日でしたが、

「全然!」

と殆ど愚痴1つ言わず、せっせと仕事をしておりますたらば、

いつもより、疲れが少なく感じるのは気のせいか…?



それでもまぁ…。
それなりにはストレスは溜まるもんだから、職場からマンションへのワープ途中の電車の中で、職場とは全く無関係である地元の古い馴染みへメールはシッカリ送信しましたけども。

意味ないんじゃない?

ヘタレは、そうそう変われるモンではなかとですよ、奥さん。




こんばんわ、スナです。中々皆さんのところへ顔見せ出来ず…毎度ながら申し訳ございません。



早いものでもう3月ですな。月末のラストスパートで私のデスクはとんでもないことになっておりましたが、それでも、

「全然♪」

とヘラヘラしている私に、ついにイカれてしまったか…と言うような哀れみめいた目でメガネが、私に依頼したい案件を持ってきましたが、その時に、散らばっている案件をチラリ見、そして、

「スナさん、ちょ、こっちもあっちも…あ、コレも!何でこんな難しくて面倒な案件ばかり持ってんの!?」

と…。

「あっははー!最近の私はこんなんばっかですよ。何かヘンな依頼が多くてですね、誰の陰謀?!みたいなね、あっははー!!」

まぁ…。
アタフタしてばかりだったけど、それなりにバリバリ仕事が捌けたA型メガネちゃんはお隣にお引越しをし、代わりにやってきた右も左も分からない新人さんの穴埋めをするために、どうしても私やカレーライスさんが貧乏くじを引かねばならんのではありますが、

「でもさ、コレって…可笑しすぎだろ?」

「あっははー!全然♪」

「…何か拾い食いでもした?」


そう来たよ。うん、でもまぁ…。ヘンなモンでも食ったみたいなモンかもなと。

「多分ね、私。試練の時なんですよ」

いつもならば殴りこみのようにメガネに突っかかるのに、ヘラヘラしている私を怪訝な目で見つめるもんだから、流石に私も真面目な顔でそう言いました。

「これで良いんですよ、きっと」


何だか分からないけどスッパリ開き直ったような私に、

「うん…。メガネ島のエースになってくれたまえ」

「うん。エースになります!ところで、コレ、どうすれば良いんですかね?」

何か良いこと言ったかと思えば、早速コレだよ…。



メガネのデスクのPCを覗き込みながら教えてもらっていると、不意にメガネがこっちを見るからビックリすると、

「いや…何か当たってんなと…」

私の首からぶら下がっていた、社員証がガツンガツンとメガネの腕に当たっていたのです…。胸ではなくてすんませんね。

「ああ…。ブラブラさせてすんませんね」

エースが何てこと言ってんだと…。



ま。こんなモンです。今の自分の力だけでは太刀打ちできない仕事ばかりを抱えてるし、殆どが謝り倒すしかないってな、理不尽極まりない内容ですけど、でもま、

ドーンと落ち込んでも勿体無いし、自分のできる範囲で、そして出来ないのならば、メガネや出来る人に頼れば良いんだと、本当に当たり前のことなんですが、それでも今までの私は、そーゆー簡単なことが思いつかなくて、必死で肩肘張って、そうしていつも限界を超え続けてました。


ずっと長引いているトラブルの案件も…。
結局今日も持ち越しになってしまいましたが、それでももう1人救世主が現れ、その人がかなり動いてくれているので凄い救われてます。
でも遠い場所に居る人なので、結局は全て電話でのやりとりなんですが…でも、こいつと力を合わせればギャンギャンとメガネに頼らなくても済むかなあ~と…。

ぶっちゃけ。
メガネ上司は本格的に仕事を抱え出した新人さんのフォローに必死である上に、自分の仕事量も勿論以前と変わることなくやっているので、私やカレーライスさんに構っている時間なんてないんです。

もう、メガネは巻き込みたくないなあ、どうしても無理だったらもう、総リーダーに直に相談しようとも思っていた矢先、

「そういや、スナさん。例のトラブルの件は?」

と普段ならば逐一ウザイくらい言って来ていた私が、今日は何1つ言って来ないのでメガネが恐る恐る聞いてきたんですが、「ああ、あれは…」と内容を掻い摘んで話すと、

「そう…。でもさ、」

クイッとメガネを持ち上げると真面目な顔で、

「ココまで来たなら最後まで俺も付き合わせてよ」


メガネは優しいし、とても話しやすい。ぶっきらぼうで自分からは滅多なことでは話をしないけど、何を考えているのかサッパリ分からないけど、

責任感はとても強い。


「最終結果が地獄でも…巻き込まれ続けてくれるってんですか?」

「地獄なら、スナさんだけじゃ戻って来れないでしょ?」

そう来たか…。


きぃいぃぃー!となっていた時は。
全く気付かなかったけど、私にはこうして、

共に進んでやると申し出て力になってくれている人が居る。


「カレーライスさんより早く上がる」ってな目標は、残念ながら一足遅く達成できませんでしたが、自分の精神安定の為に普段なら未練垂らしく齧りついているのをスッパリ引き上げ、

「お疲れ様でした~!」

とアッサリ席を立った私に、チラリとメガネが顔を向けた。一瞬しか見えなかったけど、ちょっぴり何か言いたげだった。


きっと。
新人さんに1日付きっ切りで1つも気を抜ける時間がないから、最近良く、帰り間際の私を呼び止めてはどうでも良い話をしたがります。

ちなみにこの前は…
猫のご飯を変えるべきか?と言うペット相談に乗ってくれますた…。

うちのウシ猫、ミル姉は、最近食が細くてですね、もしかしたら老猫用にした方が良いのかなあと何気に思っていたんで。

「猫っていいよね~」

実家で猫を飼っているらしく、ホワワ~ンとその愛猫の話をしてくれますた。

ミィちゃんは、首輪をつけてお散歩するそうです…って言う情報じゃなくて、うちのミル姉のご飯について話したいんだけど…。


「うちのミィちゃんは毛の長いペルシャのチンチラシルバーなんだけど、スナさんちの猫は何猫?」

「ウシ猫です」

「…何それ?」

「繁華街で色目使って生き延びていた短毛の雑種ですよ」

「さすがスナさんちの猫だね!」


こんな話でも嬉しそうなただの青年の顔をしていた…どんだけ気を張ってんだよ。

明日は、マンボウを今度見に行く話でもしてみようと思います。





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2009'02.28.Sat



level.46


久々。
自分のHPを覗いてみますた。1年以上前に撮った写真を目の当たりにして改めて写真って良いよね…と。

写真もある一種のナマモノでもあると思いますが、でも寝かせて寝かせて…熟成させてみるのもアリな代物でございます。

今日のTOPも…
特に何も考えずに撮った1枚なのですが、名も無きこの花が何だか凄いなあと…。

この花が当時あった場所は今、
マンションが建設され、この風景はもう…この世界には存在しません。


こんなに。
真っ直ぐキレイな姿がこの現実には存在していないってことです。


HPにこの写真をUPするとき、
晩秋だったのもあり、ちょっとトーンの暗い、物寂しげな雰囲気にしてましたが、

今日のこのブログにUPするときは、彩度を上げ、明るさも上げなおしました。

過去の中の花たちになった今、せめてもの償いの気持ちも兼ねて…。こんなにも明るくキレイな世界を有難うと。


今日も1日。
何だかんだと追われ、ちっとも思うとおりに仕事が出来ず…。

結局、保留になっていたトラブルの件も再び持ち越しだし、何かもう、

何やってんだろ?てな、ね。



その日1日やった仕事の報告書を終業間近に提出するようになっているのですが、いつも私のその報告書はギッシリ。

それが当たり前だと思ってたんですが、
「凄い、真っ黒だね!」
と、同じチームの他の島の席の方から言われて「はぁ?」と。

オマエは真っ黒じゃないの?こんなにアレやコレやと人間の限界を超えた仕事力を要求されているのに。

何か一気に冷めてしまって…。頑張っている自分が物凄く哀れに思えてしまいますた。


昨年秋に。
この部署に異動になって何とか役に立ちたいと必死に今日の今日まで仕事をやってきましたが、

私なんかよりずっとずっと前からこの部署で仕事をやってるベテランさんの、しかも私なんかの小娘ではなく、良い歳したオッサンから「凄いね!」とかマジ言われたくない。

悔しくないのか?!と。


オッサンは単に私を褒めてくれただけであり、認めて貰いたいと頑張っている私には有難い言葉でもあったワケでもありますが、

上司ではなく、同じ肩書きの立場である人からは、嫉妬とか悔しいとかそんな感情をぶつけてくれた方が、何倍も嬉しいしもっと頑張ろう!と思える。


「仕事」ってのは。

「戦い」です。生き残るか死ぬかのどっちかしかない。


生物学的にも、闘争本能が強い男性の方が社会に出て仕事をしているってのは、その「戦場」がその本能に適しているからなんじゃないかなと…。

まぁ、こんな性差別染みたことは女である私は言いたいなんて微塵もあるワケなくて、言っている自分にムカつきますが、

やはり本能は本能であって欲しい。


男ならTOPを目指すべきだと思うんです。自分の信念を貫き、自分の目指す頂点に立つ為に思う存分、がっつくべきなんじゃないかなと…。


小娘の(小娘ってか、まぁぶっちゃけオバサンでありますが)、
ほんの数ヶ月前にフラリやってきたヤツに負けてどうすんの?みたいな、ね。


限界の限界の限界を超えて。
何とかどうにか形振り構わず。

この数ヶ月、必死にやってきた自分がアホらしくなりました。こんなに頑張らなくて良かったんだと目の当たりにされて。




意外にも。
このチームの総リーダーに私は気に入られてしまっており(メガネ上司が嬉しそうに言って来たので)、気に入られないよりは断然良いことではあるんですが、

別に私はこの会社に人生を賭けているワケではなく、何だかそんな中途半端な気持ちでも悪かったのかなあ…とか思ったりも…。


信念を貫くべきだ!とか叫ぶのも、自分がそれに心底焦がれているかれであり、そしてその自分の貫くべき信念をちゃんと分かってんのに全く違う方向に必死に頑張っているのが恥ずかしくて、敢えて目を背けているってなワケで…。


生きるって難しいな…ふぅ。(※病んでます)


そんな中。
この写真を見つけて、ちょっとホッとなりますた。

ごちゃごちゃ考えず、真っ直ぐ顔を上げて歩いていればそのうち、自分の目指している道を、曲がりくねりながらもフラつきながらも、それなりに歩けているんじゃないの?

名も無き小さな小さな花たちが。
明日にはグシャリとその命を潰される運命であったとしても、それでも…。

凛と上を向いているその姿は本当に美しく、濁って淀んだ今の私の心に染みました。



最近。
トラブル続きで、何だか自虐的なことばかりすぐに口に出してましたが、それももう、止めようと思います。

強くなりたい。

本気でそう願っている自分もいる。それならば、その願いも何かしら行動に移さないといつまで経ってもタダの願いだ。



ヘタレの私は、いつもいつもずっと前からいつも、
植物たちから元気を貰ってます。

今日もこうして改めて、無力で何も訴えることが出来なくて、いとも簡単にその命を奪われてしまった小さな花の、

それでも凛とした姿に元気を貰いました。



ド○モのCMで。
物凄く大変そうなのに、「全然」とだけしか言わない堤真一さんの姿が凄い格好良い。やはり…「SMART」を目指したい!と自分は思ったんだなと改めて思い知ったってな…ね。


明日から私も「全然」としか言わないよう心がけるのが、「カレーライスさんより早く上がる」って目標に追加ったい!





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