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cesta 07

かいしんのいちげき

2024'11.02.Sat
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2009'05.15.Fri

level.47


楽しい時間は何故にこんなにあっと言う間なんだ…。

菖蒲の蒸し風呂に入って庭でBBQをして、姉にヨガをレッスンして貰って、そして母さんに母の日&誕生日のプレゼントをしたらば、もう帰らないと予約していたホットヨガの時間に間に合わなくて…。

子供の頃のように、
思い切り地元の方言で、思う存分甘えて来ますた。

コンバンワ、スナです。皆さんオゲンキデスカ?私は口ん中が暑くて仕方がないです。何だコレ?なんかの病気?


慌しくも全力で羽を伸ばして来ますた。蒸し風呂ってのに初めて入ったんですが、凄く気持ちよかったです。しかも今が旬の菖蒲の葉っぱを敷き詰めた上に寝転ぶんですけど、本当に匂いが良くてそのまま眠ってしまいそうだった。でもハンパない熱さなので寝たら確実に死ぬけどね。

元々サウナが好きだし、冬より夏の暑さの方が耐えられる構造であり、だから今何気に頑張っているヨガも、常温ヨガよりホットの方が自分に凄く合っていると思う。

蒸されるのが好きだ!蒸したものも好きだ!!(何の叫び?)


そんな夢の温泉の国から現実に戻って来た今日、全く仕事のエンジンがかからず…。

以前。
どうしても会社に行きたくなかった夜に、たまたま電話をしてきたキノキノから「とりあえず行ってみ?」と励ましてくれた言葉を胸に、

とりあえず出勤したは良いものの、本当にやる気が起きない。

メガネが次々と仕事の山を私のデスクに勝手に積み重ねていっているのをボンヤリ見ながら、

「そのスーツ、新調しました?」

見慣れないスーツだったので何気に聞いてみれば、「いんや」と…。前々から持っていたとのことだったのですが、

おま、どんだけシマシマ好きなんだよ?

スーツもシャツもストライプでそれだけでも目がチカチカするのに、ネクタイ黄緑だからね。蛍光掛かった。

「黄緑好きなんですか?」

今度はそう聞けば、またまた「いんや」と…。そう言いながら右手に持っているボールペンも黄緑の本体をしておりジッとそのペンを見てしまったら、

「何気にコーディネート」

なんぞ言いながら胸ポケットに差すから、思わず、

「ゾッ!」

と言ってしまいますた、ついに。
仕事は出来るのに、それ以外の部分が気持ち悪すぎて困ります。


そんな私の今日着ていたTシャツは、大好きなカメラがリアルにプリントされたものですた。パッと見、首からカメラを下げているように見えます…。

これ、きらめき団のユニフォームにしようかと本気で考えてます。どうですか?

メガネがジッと見るもんだから、

「大好きなカメラ♪」

と伸ばして見せれば、「1枚撮っておくれ」と…。私の写真はお高くつくぜよ。


そんなこんなことばかりやって結局仕事は1つも片付かず…明日は少しは頑張ろう。

とりあえず頑張ってみようかなと。今日はとりあえず出勤を達成できたので。どんだけダメ人間なんだ。



「オマエにとって旅ってなんなんだ?」

BBQをワイワイしながら縁側に腰掛けて肉を貪っていた私に、幼馴染みが話しかけて来たので、

「確かめること?」

「何を?」

「色んなこと」

「ここじゃ確かめられないことなのか?」

「ここで確かめられることも勿論あるし、ここじゃ確かめられないこともある。ここじゃ確かめられないことを確かめる為に行くんだよ」

「…確かめてどうすんだ?」

「私が私でいられる」

自分の器の肉がなくなり、勝手に幼馴染みの器から肉を箸で掴んで食べている私をジッと見てそして言った。

「オマエはもう十分、オマエらしいよ」

いつもいつも横に座るときは、私の右側に自然と当たり前に座ってくれる。箸が当たらないようにする為だ。私に自分の器を渡すとタバコに火をつけ出したので、私は腕を伸ばして灰皿を引き寄せた。

何もお互い言わなくても自然と体が動くこの関係が、普段の現実世界を遠いものとしてくれるのも事実だけど、私の居場所はココではないのも事実だった。だからこそ、こうしてたまに過ごせるこの時間は、私は思いきり生意気なほど思う存分、この懐かしくて温かい場所でうんと甘えるのだ。

「私が私らしいってどうしてそう思うの?」

モグモグ肉を食べながら言えば、

「だって随分と良い顔になったから。会うたびに良い顔になってってんぞ」

「…定期的に確かめに行かないと、良い顔も保てないんだよ」

ボソリと言った私の頭をポンポンと叩くと、

「そんなに必死になんな。オマエの悪いところは真面目すぎるところだ。良い顔してるってのはな、別にキレイな顔をしてるとかそんなんじゃないからな。元が元だし」

「悪かったですね」

「良い顔を保てなくても良いじゃないか。ここで確かめられることだけでも十分良い顔してっぞ?」

「それは行くなってこと?!」

思わず大きい声を出した私を皆が見たので「何でもありません~」とピラピラ手を振るその男の様子を見て、皆はまたそれぞれの世界に入っていったけど、私はそれどころではなくて。

「一緒に行く」

ヘラヘラと皆に手を振りながらボソリと言ったそいつの胸ぐらを私は掴んでいた。

「何だ?」

掴んだは良いものの、言葉が全く出てこなくて口だけパクパクさせている私に平静な顔で幼馴染みは言うので、私はまたストンと隣に座った。

「ダメだ。絶対に」

「どうして?」

「私を信じるって言ったでしょうが?」

「うん。信じるよ」

「信じてないじゃん」

「単にオマエが確かめたいと思っていることを一緒に確かめたいと思っただけなんだけどな」

「人がいたら確かめられない」

「何で?」

「…泣いちゃうから」


私は物凄いダメ人間で。今もこうして家族や昔馴染みのコイツの両親にも、そして今まで出逢って来た沢山の大切な人たちにも、そして、今現在私の現実世界で時を過ごしているメガネ上司や元上司や、同じ部署の子達、キノキノやクンクンやユキンコ…沢山沢山の人たちに支えられて生きている。

肩肘張って、スグにギャアギャア喚いて虚勢を張って…。
そうしないと泣き虫の私はスグに泣いてしまう。事実、私と関わった人で私の泣き顔を見ていない人はいないんじゃないかと思う。すでにメガネ上司にすら2回も涙を見せているのに、今、私の隣でタバコをふかしているこの男には数え切れないほど見せてきた。

「泣き虫だもんな~」

あははと笑いながらまた私の頭をポンポンと叩くその手の温もりだけでももう泣きそうになってるのに、

「そうだよ、泣き虫だから1人じゃないとダメなのっ!」

無理してまた突っかかるように言う私を優しい眼で見て、

「んじゃあ、一緒には行かないけどな、オマエが死んだら俺も死ぬから」



そんな風に。

当たり前にサラリと言う人間がこの世にいるなんて思いもしなかった。昼ドラじゃあるまいし。でも実際にそんなことを言われると、本当にどうすれば良いのか分からなくなって私は、フニャー!と泣いてしまいますた。

「スナ!?」

フニャー!フニャー!と大声で泣き喚く私を見て姉が駆け寄ってきて幼馴染みの頭を叩いた。

「またスナを泣かせて!少しは成長しなさい!」

「勝手に泣いたんだよ!」

昔から。
姉はいつもこうして私を助けに来てくれた。姉はいつも何歩も先を歩いているけど、ピンチの時は形振り構わずスグに駆けつけてくれる。

「ほら、お肉ならまだあるから」

母さんが呆れた声で言って姉から受け取った私の器にジャンジャン焼けたモノたちを片っ端から入れていた。ぶっきらぼうで愛想がなくて子供も大嫌いだった母との思い出はあまり覚えていないし、いつもとんちんかんだったけど、
姉よりもいつも私を心配してくれた。

「コレでも女なんだけど…?泣かせないでくれないか?」

父が笑いながら幼馴染みの頭をポンポンと叩いていた。この幼馴染みが私の頭を癖のようにポンポンといつも軽く叩くのは、多分この私の父が昔から良くコイツにしていたこの行為のせいだと思う。

「だから!勝手に泣き出したんだよ、イキナリ!」


温かくて何の心配もしなくて良い。そんな場所があるってのは、逆に凄く怖い。

なくなったら…考えると凄く、怖い。




「ありがとうございました」

借りていた関連会社の連絡先一覧の分厚いファイルを渡すとメガネが状況を聞いてきたので、

「一応、○○さんに確認してOK貰えました。あとは明日念押しで設備の方と話します」

「そうだね。でも設備のオッサンは手ごわいから…」

「『○○さんが了承したけんな!』って強気で行きますから大丈夫ですよ」

地元の言葉で思わず言えば、一瞬眼を丸くしたけど、

「良い休みを過ごせたようだね」

「…ええ!」



遠く離れているけれど。

共に生き、そして共に死んでくれるとまで言ってくれる人が私にはいます。




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2009'05.12.Tue



level.47


「タンテツ」とか打ち込んでるし…。

コンバンワってかオハヨーゴザイマス。スナです。今宵は久々の完全徹夜をやっちまいますた。頭も体もバーン!となってますあっははー。

皆様のところから遠ざかってどのくらいになってしまったのだろう…。本当に申し訳ございません。

でもケータイからコッソリ覗かせて頂きに行ったりしてます。これでも実は、ドン引きするくらいのシャイなんで、人様のブログにコメントは勿論、足跡を残してしまうことが気が引けてしまって…。偉そうにコメント残すのも…あわわ~。でも来たのに何もコメントしないのも生意気とか…あばば~!

そんな葛藤を一人、やってたりします…ホント引くわ~。



カンテツになってしまったのも…
全て仕事のせいでありますが、元々計画性が乏しいってのもある。

あ、いや、計画は物凄いんですよ。完ぺき主義の乙女座なんで。でも「ま、いいや」とスグに楽な方に逃げてしまうB型でもあるので、もうこっちも凄い葛藤が繰り広げられているワケですよ。

葛藤する暇あったらサッサやっちまえ!とも思うのですが、ほら、こうしてブログを書いたりするんですよね。

自分に打ち勝つってホント大変。


ま、それでも定時で仕事が終わっていれば少しは眠れたものの、昨日は朝1から猛ダッシュで大変な仕事ばかりで…解放されたのは22時を回っていたと言う…ホント勘弁して欲しい。

しかも。
自分1人ではどうしても対処できない案件ばかりだったので直上司であるメガネに叫び散らかしたワケですが、

「ドコ、行って来たんですか…?」

あまり人様のプライベートを聞くことができないシャイな私でも思わず言ってしまうほどメガネ上司は痛々しいほど真っ黒コンガリ焼けてますた…。

上司が。
稼ぎ時の土日丸々有休取って、やっとこさ出てきたかと思えばインド人もビックリするほどの真っ黒に日焼けしているその顔を目の当たりにすると誰だって驚くさね。


野外ライブフェスタに行って来たそうです。2日間とも。

…ああ、そう。

しかし。
そのフェスタ、私の好きな「dustbox」も出演していたのでキィイ~!と羨ましくてその旨を伝えれば…心底驚いてますた。

「…日本語の会話?」
と周りから言われるほど盛り上がってしまったのですが、日本語だよ。あまりdustboxを知っている人がいない職場です。まぁ、それが正常だと思う。


息つく暇もないほどバタバタと洒落にならない状況でありましたが、どうしても、

メガネ上司の頭の上に麦藁帽子の幻が見えて仕方なくて、思わずニヤリと笑ってしまったのですが、その私の不敵な笑みに何故かメガネもニヤリと笑い返すので思わず、

「ルフィ~みたい…」

と言えば喜んでますた。そうだよな「ONEPIECE」好きだもんな。



そんなどーでも良い事を話す暇なんて本当はぶっちゃけなくて、いつもはアホなことばかり話してしまう&「ふにゃ~!」「はにゃ!?」と奇声ばかりを発してしまう私も、今日ばかりは定時で早く上がりたいが為に、真面目な顔で黙って仕事をしていれば、今度はメガネがニヤリと笑ってくるもんだから、ニヤリと笑い返してやれば、

「『杜の都、仙台』って感じだよね」

何だソレ…?

黙っていれば清楚でシャンとしたマトモなオナゴに見えるそうです…。


黙っていれば…ね。余計だよ。



おっと。もう外はめっさ明るいよ。本当にカンテツしちゃったな…。相棒のミルはベットでノビノビと爆睡してやがります。

同じく猫を飼っている人の話を最近聞いたのですが、その猫は普段、ケージに入れているらしく本当にビックリしました。

まぁ、雄猫で元気の良いお年頃なのもありますが、しかし、飼い主が外出している間、そして部屋にいても睡眠時間はケージの中ってのは…何だか可哀相だなと別に猫好きでも何でもない私でもちょっと…と思ってしまった。
でも部屋猫ってのはそんなモンなのだろうか…。

そう思うと、
うちのミルはヌイグルミのように大人しいのもあるからして、首輪も鈴も何もつけていない勝手に部屋の中を好き勝手に歩き回っている、そしてベットの上で悠々と寝ているってのは、結構良い関係なのではないだろうか…と。

私が猫を過去に1度も飼ったことがないのと、ペットと言うより同居人のように接しているのも関係しているのかも知れませんが…。


「スナさんって猫みたいだよね…」
とたまに言われるのですが、それも関係しているのだろうか…。

もう、何だって良いんだけどね。


さてさて。
一風呂浴びて、家事をして、

温泉の国へ旅立ってきま。











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