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cesta 07

かいしんのいちげき

2024'11.01.Fri
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2009'09.06.Sun



←きらめき団2009spring開催中!!


level.48


昨夜。再び、マンションの警報装置のベルが鳴り響きました。

結局今回は。誤作動か、はたまたイタズラかで、本当の火事ではなかったのですが、

自分でもビックリするほどのパニックに陥ってしまいました…。


鳴り出した初めのうちは…。
またイタズラだよと、過去何度も経験してきたその考えが頭をよぎりましたが、徐々にドキドキと心拍数が上がり、ハァハァと呼吸も苦しくなり、ソワソワ落ち着かず、手先が震える。

窓を開け、おそるおそる見ても、何も見えない。一体、どこで何がどうなって今、このけたたましいベルは鳴っているのか…?

ジワリジワリと。
7月初めに実際に合った火事のことを思い出され、同時にジワリジワリと恐怖が押し寄せ、気付けば床に丸まって両耳を塞いで突っ伏して泣いていました。

消防車のサイレンが聞こえた頃、もうパニックは最高潮で無意識にキノキノへ電話をかけていたけれど、繋がらない。

誰に助けを求めれば良いのか、分からない。
必死に再び両耳を塞いで丸くなって震えているしか出来なくて…。


消防署の方々がサイレンを止め、何度か点検でジリリジリリと鳴らすのが終わって静かないつもの夜がやって来ても、

暫くは何が何だか分からず、ただ必死にミルを抱きしめていた。




トラウマってものがこれほどのものだとは知らなかった。




ようやく。
火事のことを記憶の彼方に追いやって、何とかフツーに暮らせるようになってきていた今、今度は外壁の塗装作業が始まり、またもや否応無しに当日のことを思い出されるし、足場も組まれているから防犯上のこととか、別の不安もある。作業もうるさいし、塗装のニオイも…嫌だ。

作業で沢山のオッサンたちがゾロゾロ出入りしているのも…ちょっと怖い。オッサンみんな良い人だけど。



コトミ先生のリーディングで。
私を押しつぶそうとしていた全てのモノが消え、心底救われたと実感し、どうにか自分の長所でもあり、また短所でもある「強い感受性」と必死に向き合って何とかどうにか良い方向に持っていこうと必死になっていた矢先だったのに、

ああ、やっぱり私はダメだ…。


自分の弱さがスッポリと自分を飲み込んでしまった。



でも。
それでもまぁ、日はまた昇り、明日は今日になってやってくるワケで、どうにか出勤したのだけど、常に襲い掛かってくる不安を追いやるかのように必死に我武者羅に仕事に没頭していた。

ちょっとでも気を緩めて、素の私が出たら…泣いてしまう。そうやって過ごした結果は、過去最高とでも言うべきほど仕事を捌き、リーダーにも褒められたけど、でもぶっちゃけ、

一体、私は今日、何をやったんだろう…。

単なる疲労と焦燥感、そして再び不安…。


前向きに前向きに…私にはこんなことに気を止めている時間はない、もっと楽しくてやるべきことが沢山あるではないか?!
そんな思いに神経を集中させようとするけれど、それでも去ってくれない不安。

心のバランスが今にも崩れてしまいそうだった、その時。

「もしもし?」

キノキノからの電話。彼女の声を聞いた瞬間、涙が出てきてしまった。


昨夜の話をし、そしてグチャグチャになってしまっている自分の中の色んな思いを一気に吐露し、ようやく自分の今の気持ちが少しずつ整理できて落ち着くことが出来た。

「うちにおいで」

彼女はサラリとそう言った。



インドに行く。
今の私の人生で最大で最終の目標。最終と言っても、それから先は絶対もっと凄い目標が続くのだけど、それが何かなのかは今のところは分からないから…とりあえず、最終。

コトミ先生のカードでも…
過去と現在は喜べない内容だったのに、未来だけは恐ろしい程立派な導きが出た。

その未来を現実のことにする為には、今この瞬間が最も大事。
とりあえず、インドに行けば探している「何か」が分かるんじゃなくね?
そんな気持ちで居た私の考えをひっくり返された。

私は「決着」をつける為にインドへ行く。そしてそこで「何か」に「終わり」が来て、そして新たな「何か」が「始まる」のだ。


前回の一人旅と違って。
どうしてもモチベーションが上がらず、とりあえずチケット買って現地に行けばどうにかなるんじゃないか?ぶっちゃけインドなんて滅茶苦茶だから予定を立てても無駄。そんなことを考えてダラダラと無駄に時間を費やしてきたけれど、

これでは本当に時間とそしてお金の無駄だ。

ようやくエンジンが掛かった。私が今すべきことが分かった。そしてそれは前回の旅の時の準備とは全く違う準備だった。


それなのに…この現実。本当に神様は残酷だ。あっと言う間にいつものヘタレ魂に支配されそうになっていたけれど、


「うちに、おいで」


彼女のその言葉は、単に今、このときだけの言葉ではなく、ウソイツワリやタテマエや、そして私を哀れむドウジョウやナグサメでもなく、彼女の心からの真の言葉だった。

どうしてそうだと分かったのかと言えば…彼女自身の環境やそしてそれに対する彼女の思いや考えや…そういったモノたちから出た彼女の「覚悟」にも関係することだったから。

私はまだ…
彼女のその告白を受け入れることが出来ていないのだけど、でも私もちゃんと必ず受け入れないといけない。だからその告白が本当にインドに行く前で良かったと心底思った。


ずっとずっと…
漠然と「強くなりたい」そう願い続けてそれなりに頑張ってきたつもりだったけれど、でも本当に私が強くなるってことは、そうじゃなかった。

ようやっと今、私は。

スタートラインに立ったよ。

「頑張る」ってことが何なのか、ちょっとだけ、分かったよ。




ずっとずっとずっと…
何だか分からないけど、私の心にヒッソリとずっと居座り続けていた「インド」

ずっとずっとずっと…
それなりに考えたり思いをめぐらせたりしたけど、どうして惹かれるのか分からなかった「インド」

本当は…
行くのが心底怖い「インド」


そんな「インド」をこの目で実際に見て聞いて、そして肌で感じたその時、

「ああ、そうか。そうだったのか…」

と、ちゃんとシッカリ受け止め、そして笑顔で帰国するためにも、今、私は「頑張る」使命がある。


そんな私の心境も。
血の繋がった私の家族以上に何もかも知っている、何も言わなくてもちゃんと伝わっているキノキノに、

心の底から、ありがとう。


そして。
これからも宜しく。

もっともっとアナタと良い関係でいられるこれからの「未来」の為に、数ヶ月の短い期間ではありますが、何卒宜しくお願い致します。


泣き虫で。
いつもいつも甘えてダメな部分ばかり曝け出して…でもそれで良いと思っていた。
キノキノは私のダメな部分をちゃんと面倒見てくれる人なんだと…頼り切って甘えるのが当たり前だと思っていた。

これからも。
私はスグに泣いてへこたれてしまうかも知れないけれど、でもアナタに励まされそして支えられて再び歩き出していた今までの私ではなくて、

涙をポロポロ零しながらもちゃんと自分の両手でそれを拭って、口をヘの字に曲げながらも歯を食いしばって、そしてフラ付きながらもちゃんと自分の足で立ち上がって、そしてまたちゃんと歩くよ。

そして泣き笑いしながら会いにゆきます。
私が求めている「強さ」と言うのはそう言うこと。


格好悪くて情けなくて。見ていられないかも知れないけどでも、決して手を差し伸べずに私を待っていて。

強くなった私を見て欲しい。今はその気持ちで一杯です。


明日からも頑張るぜよ!







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2009'09.01.Tue



←きらめき団2009spring開催中!!


level.48


9月です。私の誕生月ですわっしょい!プレゼント受付中。


こんばんわ、スナです。私の街でも夜は虫の声が聞こえ、何とはなしに「ああ、秋だなあ…」とふと思うようになりますた。もう今年もとっくに後半戦だもんな。ホント早いな。

相変わらず…謎の顎の痛みに悩まされ、顎関節症なんじゃないかと思うのだけど、カクンカクンと顎が鳴る事は今まで1度もないので、もうコレ、おたふく風邪なんじゃなくね?ってか、おたふく風邪で良くね?ってな感じでとりあえず戦ってます。

体はホント、ピンピンなんで、もうね、常に腹ペコなんですよ。強制ダイエットですよ。ってか、気分的には断食に近い。

先週よりは痛みが緩和されているし、だいぶモノも食べられるようにはなって来ているし、何より病院に行く暇がないので自分の中にいる白血球さんたちに頼りきっている状態です…頑張れ!白血球!あばばー


PCの中身を少し整理していたら、懐かしい写真が出てきたのでUPしてみた。
この風景は、今はもうこの世には存在していない風景です。

私が小学生から中学生にかけての頃、嫌なことや悲しいこと等があった時、いつも寄り道していた場所です。

パタンと仰向けに寝転べば、周りはスッポリ草に覆われて何だかホッとするし、空しか見えないので余計なことを考えずにすむ。

土地開発が進んで。
私の実家のある周りは随分と便利で賑やかになり、裏山もすっかりなくなって新たな住宅街が出来、この場所がまだあった頃よりは随分と私の実家の土地も価値が上がったんじゃないの!?とか思ったりもするけれど、でもやっぱり…私の「終わりと始まりの場所」が無くなってしまったってのは寂しい。

嫌なこと、悲しいこと、辛いこと…そんなことは全てココに置いて、そしてまた元気に歩き出す場所だった。



「この前はごめん」
ボソリ言った私に、何のこっちゃと言う表情で顔を上げたメガネの視線から眼を逸らしながら、

「メール…」
そうまたボソリ言うと、ああ…とメガネは呟いた。

ドタバタとあっという間で物凄く疲れたけど、物凄く充実した時間を過ごせた休みの翌日は、ワザワザ言うこともないだろと思い、いつもと全く変わらず過ごしたし、向こうもワザワザ何かしら言ってくることも無かったのだけど、やっぱり何とはなしに気まずかったので今更とは思いつつ、思い切って言ってみた。

私たちの席からだいぶ離れた場所で、私は丁度退社のタイムカードをピッと通し、そしてロッカーに向かう途中にある、壁一杯が資料置き場になっているところでメガネがゴソゴソと探し物をしていたので丁度良いと…。

「俺は別に全然良いんだけど、でも…大丈夫?」

「ああ、うん。まぁ、何かこう…ね?あ、大丈夫だよ」

視線を泳がせながらボソボソ言う私を覗き込むように見ていたけど、決して視線を合わせようとしない私を見て、それ以上はメールの本題には触れず、オマケで書いていたお互いに共通する好きなバンドについて話題を切り替えた。

「あのバンドの曲を聴くと、高いテンションが益々高くなるよね~」

「え?誰のテンションのこと?」

「え?勿論俺のテンション」

「どこが高いの?」

「俺はいつもテンション高いけど?」

「ああ、そう…」

殆ど表情が変わらないし、滅多に自ら何かしら話をするってこともないので、皆からはクールだと言われている(私から見ると単なる引きこもりに見える)ので、どこが!?と思ったけど、

「体調はどう?ご飯は食べられるようになった?」

少し表情が和らいだ私に、サラリと聞いてきた。両耳の下を両手で包み込みながら「まだ痛い。常に腹ペコ。ホント食いしん坊バンザイ!だよ」そんなことを言う私をまたチラリ見て、

「俺じゃあ力不足かも知れないけど、無理はしないで…」

資料の詰まった大きなその鉄の扉をパタンと閉じながらそう言った。
いつもなら、無理をしたくなくても無理をしないといけないんだよ!とか何とかブーブー口を尖らせて言い返すところだけど、

「…ごめん。…ありがとう」

また眼を泳がせながら、でも珍しく素直にそう言った私に、

「お疲れさま。気をつけて」

ニッコリ笑ったその顔を見て、ちゃんと話して良かった。そう思った。



私の「痛み」や「弱み」を密かに置いてくる場所はもうこの世界には存在していないけど、でもそれはそれで良いのかも知れない。

あの場所は、子供の私に必要な場所であって、大人の私には使ってはいけない場所だったのだと思う。

自分自身が一体何なのかすらも分かっていない、ただ我武者羅に生きるだけだった子供の頃には受け入れられず、そして抱え切れなかったモノたちが、きっと今の私はちゃんとそれらを抱え自分の一部として受け入れることが出来る。

子供の頃よりも、つっかえながらヘタクソで格好悪い歩き方しか出来ないかも知れないけれど、それが今の私の「自分の足で歩いて行く」と言うこと。

今まで見て見ぬふりをしてポロポロとそこらじゅうに落としてきたモノたちを、今更ながら1つ1つ拾って行くというのはそう言う事だ。

抱えるものが多くなって、足もとがフラフラしても、それでも歩いていけば、そのうちシャンと歩けるようになれるかも知れない。

それに…
どうしても「荷物」が抱え切れなくて前に進めなくなっても私の周りには、一緒に持ってくれる人が沢山いる。

一緒に鼻歌でも歌いながら歩いてくれる人が沢山いる。


とりあえず。
早く肉が食べられるようになりたい…。せめてフツーに定食が食べられるようになりたい…。

違う意味でフラつきながら食堂に向かう、少し痩せた私の体を見て、同僚は羨ましいと言ってましたけども、私は骨付き肉を貪りたいんですけどっ

最近…はじめ人間に出てくる骨付き肉の夢を見ました…。


皆様もお体には十分、お気をつけくださいませ。食いしん坊バンザイ!



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