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cesta 07

かいしんのいちげき

2025'07.06.Sun
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2010'03.03.Wed





level.49

仕事が。
多忙期に突入し同時に、左手中指の腱鞘炎がまた痛み出したのに加えてお隣の人差し指まで痛み出し、こりゃもう再度病院に行くしかねぇべ…と余っていたロキソニン湿布を貼っての打ち込みです。

こんばんわ、スナです。最近、家でPCを開くことはありますが、TVや雑誌を読まない私にとっての唯一の情報源としてであり、こうして何かを打ち込むってことは滅多にありません。

痛いからです、手が。

本当に困ったものだ。

今まで。
生きてきて一度たりとも、指を動かすことが怖い。なんぞ思ったことは無かった。

でも今は。
左手で思い切り握り拳を作ることは出来ないし、箸も上手く持てない(元々ヘタだけど)
爪きりすらままならない(ヤスリ使うから良いけど)


全く動かせないワケではないのだけれども、多分…力を入れられない中指を無意識に庇って生活してきたこの数ヶ月のツケが、ついに人差し指にまで出てしまったのだとなると、本当にヘコむ。


五体満足であることが、どんなに幸せなことなのかと言うことが身に染みてます。

体はいたって健康だし、色々やれねばならんことや、やりたいことも沢山あるのに、どうしてもモチベーションが上がらない。

利き手が何も違和感無く当たり前に動かすことが出来ないってなだけで、こうなってしまうのです。

ヤレヤレ…。


まぁ、こうウダウダ言っていても何も解決しないので、今度の休みにでも整形外科に行って来ようと思います。


ビルの1階にある、住民達の赤い小さなポストにムギュっと押し込まれるように入っていたフリーペーパーに、結構良いことが書かれていたのでそれをご紹介したいと思います。

つうかフリーペーパー1つ入っただけでポスト一杯ってどうよ…?勿論、鍵なんかかけられるものではないのだけど、ペーパーが飛び出て郵便屋さんが入れる上のフタの部分も開きっ放し…なんですけど、まぁ、取られて困るような郵便物なんぞ、ナイも等しいので良いんだけど。

つうか、ここの住人共に、そう言った神経質な人間がいるとも思えない(自分も含む)

レトロで不便でセキュリティー的部分もゼロのこの建物ですが、反対にこう言った環境の方が皆、丁寧に暮らしている気がします。

人数も5人しかいないってのも大きいのかも知れないけれど、ポストの周りにチラシ1つ落ちてないし、ゴミだしマナーも完璧。

チャリも…最初は置き場に見えない葛藤が繰り広げられていましたが、今は定位置が決まって順番がいつも一緒です。

ちなみに…私は階段下のスグ傍で、頭をかがめないと止められない…。まぁ、チャリも持ち主も一番チビッコなんで仕方ないってのもありますが…。


おっと、脱線してしまった。えっと…何だっけ?そうそう、フリーペーパーに書かれていた、結構良いこと。

「ツキの十か条」

1:プラス思考になる
2:勉強好きになる
3:素直である
4:関心を持つ
5:感動する
6:感謝する
7:ツイている人と付き合う
8:親孝行をする
9:ほめる
10:ツイていると思い込む


利き手が思うように動かせなくなっている私は、それこそツイてない人間だと思います。私のこの今の気持ちを分かってくれる人なんていない。

でもそれはそれで仕方がないことだし、まさか自分がこんなことになるなんて考えもしなかったワケで、反対に私と同じようなことになってる人がい方がそれこそ嫌だ。


私が思うに、この10項目、全て繋がっているんですよね。2007年に人生の中で一番大それた一人旅をすると決めたとき、その前年の2006年の1年間は私の中で最も精力的だった1年だったのですが、今、その頃を思い返すとこの十か条が凄く頷けます。

旅をする地域やらの勉強や英語の勉強を必死でしたし、色んな人の本や話を読んだり聞いたりしてそれら全てを素直に感動して吸収した。

旅の途中も。
沢山のモノや人に関心を持ったし、感動したし、そして感謝した。

そうやって。
その時吸収したものは、私を大きく良い方向に変化させてくれ、今の私があるのだと思う。


ツイているって言うのは…宝くじが当たるとかそういうんじゃなくて、

自分の思うとおりに好きなように生きることが出来ているか?ってことなんじゃないかなと思います。

手に痛みがあって動かすのが怖くてどうしても中々モチベーションが上がらなくて、思うとおりに生きられていない今の私が言うのも何ですが、でも昔の私だったら、治るまでグダグダウジウジしていただけだと思うけど、

いつも頑張ってくれてありがとねと左手に感謝し今は労わる時なんだなと。そして何も考えずに当たり前に動かしていたこの利き手も、私の一部なんだと治った後もこれから先、きっと前より愛おしいと思えるんじゃないかなと…はい、ポジティブシンキングです。


生きていれば。
辛いことや不安なことや面倒くさいこと…どうしてもモチベーションが上がらないことも多々あるけれど、

人生の80%はそういったことばかりだと私は思うので、それならば逆に開き直って、その環境を楽しんだ方が良いような気がするのです。

こういったアホなポジティブ思考は、旅で身につけたモノの1つでもあったりする…あっははー。


こんな人間だから、こんな牛乳瓶受けのようなポストでも「ま、良いか」とフツーに暮らせているのだとも思います。


ちなみに…この前、朝、出勤しようとドアを開けたところでバッタリ上の部屋のカメラマンにまたもや遭遇しますた。

朝からカミナリが鳴っているような土砂降りで、嫌だなあ~とそれこそテンション低くドアを開けた瞬間、丁度、私の部屋の階への階段を登りきったところで、目の前にバーンと突っ立っている状態になったので、

「ひぃー!」と叫んでしまったのですが、

「あ、こんにちは…」

頭からスッポリフードを被った黒のウィンドブレーカーがグッショリで、一瞬ヘンタイかと思ったのですが、まるで何も気にしていない感じで当たり前に挨拶をされ、

「ああ…どうも、オハヨウゴザイマス…」

遅出出勤だったので時間帯的には「こんにちわ」で間違っていないのだけど、今日初めて遭遇した人間には思わず、「オハヨウゴザイマス」と言ってしまうのは仕方ないでしょうが。

自分の今の格好には全く動じず「今から出勤ですか?重役出勤ですね~」なんぞ爽やかに言われましたが、

「ちょ、ずぶ濡れですよ?カワウソ君みたいになってますよ?」

私の声に改めて「ああ~」と自分の格好を見ていた…。

「ちょっと走ってきたから」

カミナリの鳴る土砂降りの中、ジョギングするのは彼だけだと思います。

「じゃ、行ってらっしゃい~」

呆気に取られている私に再びそう爽やかに声をかけ、自分の部屋への階段を登って行かれました。

オマエは働いているのか?





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2010'02.26.Fri


level.49

ようやく。
暖かくなりつつあり、気分も少し軽くなってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしですか?


年末。
お互いの引越しもあり、ドタバタと忙しく今現在その頃の記憶があまりない状態でもあるその年の瀬に、キノキノに教えて貰いながら作った「球根ボール」の花が咲きました。

引越しをしてからも。
慣れない部屋、慣れない環境に戸惑い、今現在もダンボールに囲まれての生活で、マジで生活必需品しかないまるでホテルの仮住まいのような状態で、ぶっちゃけこの球根ボールを丸一ヶ月ほど部屋の隅っこに放置してしまってました…あわわー!キノキノマジゴメン!

そんな或る日、
ふとその球根ボールからスーッと芽が伸びていることに気付き、慌てて水をやり、日のあたる窓際にそっと置いて様子を伺っていたらば、

昨日、花が咲きました。

黄色のクロッカスです。


昨年下半期は。
自分の精神状態も今までの人生でトップ10に入るくらい辛いモノだったし、キノキノ宅にお世話にもなっていたと言う事で、毎年秋に行っていたスナ家「球根祭」が出来なかったワケですが、このクロッカスが私に春を告げてくれるものとなり、今までの球根祭とは違う喜びを味わうことが出来ました。

キノキノ、本当に有難う。



冬はニガテです。
体が無意識に強張って肉体的にも辛いけど、過去に大切な人が亡くなったのも雪の舞う時期でもあったので…もう何年も前の話ですが、今でもやはり雪は特にニガテです。

殺風景で殺伐としたこの部屋に、小さなこの花がようやく私の止まっていたスイッチを押してくれた気がしました。

ようし!頑張るべー!


そんな中。
今日、最後のレッスンを受けて来ました。

約1年前。
ドキドキしながら行ったYOGAの体験レッスンを受けたその先生が、本日を持って退職されたのです。

YOGAには姉もやっていたのもあって前々から興味はあったし、仕事にも慣れてきた頃だったし、今の気持ちと同じく、冬の間止まっていた私のスイッチが再び入った頃でもあったので、YOGAをやってみたいなあ~と思い切って行ったのですが、

実際は、
結構レッスン料も高いし、楽しいって言うよりむしろ拷問で、本当に気を失ってしまうんじゃないかってなくらいハードなものだったので、続けられるか自信が無かったし、その頃同じく興味を持っていたウィィ~のYOGAで気楽にやれば良いんじゃなくね?とも思ってたので入会する予定では無かったのですが、

その先生が凄く気遣いや労わりのある方で、その体験レッスンが終わった時に、「良く最後まで頑張りましたね~!」と声をかけてくれたのが何故か凄く印象に残ったんです。タダ単に一旦外に出たら絶対もう戻って来れないってか、ぶっ倒れて救急車を呼んで貰わなければならない羽目になっていた気がしたので最後までやった…ってのが現状ではあったんですけど。

まぁ。
料金も丁度ラッキーなキャンペーン中で何とかやりくり出来るだろうと言うものだったし、何よりまぁ…一緒に行った子が即入会決めてそれに流されてしまったってのもありましたが、

実際、この約1年やってきて、
今では私の生活の一部としてなくてはならないモノとなっています。


ほんのこの約1年の間でも。
まぁ、本当に運良く格安キャンペーンなんてものがあって、チケット制→フリーパス制にもなり、気持ち的にも「フリーパスならガンガン行くぜよ!」ってなって、金銭的なものを気にしないで良くなったのもあったのも大きいですが、
でも反対に元が取れないってなことだって十分考えられたのに、今までのところ、そんなことになってしまった月はないです。


まだまだ。
格好良いサマになるポーズは取れないし、長時間キープも出来ないし、勿論呼吸も上手く出来ないけれど、

肉体的にも精神的にも本当に沢山の気付きを与えて貰ってます。


今日。
最後のレッスンを始める前にその先生が私達にお話をしてくれました。

普段は。
レッスン場に入ると、精神集中の為、一切会話は禁止です。友人と来ていても一度マットの上に座るともう、自分自身とだけになります。だから勿論、遅刻も厳禁。

その精神状態のまま静かに始まるのが普通なのですが、その先生は、私達に言葉としてメッセージを二つ、くれました。

一つ目は、
コレだと言う完成のポーズは無いのだと言う事。一人ひとりの顔が違うように、骨格や体型も全く違うのだからカタチに拘るのではなく、むしろ、自分の体の声に耳を傾け集中し、その声に応えてあげ気持ちが良いと感じるのが一番だと言う事。

二つ目は、
呼吸を大切にすると言う事。イメージとしては大自然の中で大きく深く息をしていると意識する事。呼吸を感じ、脈を感じ、自分の体を感じると言う事。


運動がニガテで、皆と同じ動きをしているハズなのに、何故かしら1人浮いてしまう…幼い頃からそんな人間で、体育祭などでも大勢の中から簡単に見つけられるという、ある意味ナイスな人間です。

だからこのYOGAでも、一緒にレッスンを友人と受けるとその友人からも時折終わった後で笑われたりもしたことがあるし、この先生に限らず、他の先生からも良く手を添えられポーズを直されることも当たり前なのですが、でも、最近はその数もうんと減り、自分自身もかなり集中して取り組めるようになって来ました。

周りの人々の動きや先生の動きみたいになりたい!そう必死であったのもあるけれど、それよりも、その日その日の自分の体調や精神状態とうまく向き合い、気付けるようになってきたのかも知れないなと。



だからこそ。
これから先、もっともっとこの先生のレッスンを受けたかった。
これからだと思っていた。

本当は今日、YOGAに行く予定では無かったのですが、昨日のレッスンの帰りに他の先生から話を聞いて初めて知って、無理にレッスンに参加した。

最後だと言う事も有って、ギュウギュウ詰めで大勢の人がレッスンに来てました。

私がやっているYOGAはHOTYOGAなので、あまり人数が多いとその人々の発散する汗や体温で本当に息苦しくなるので、ぶっちゃけ人数が多くなればなる程、レッスンは高度になります。

初めの頃だったら、最後の方はグッタリ疲れて意識も集中出来なかったのに、今日は最後の最後まで先生の声と自分の体が発している小さな小さな声に耳を傾け、集中することが出来た。

こうして意識してみると…それなりに成長出来ているんだな~と新たな気付きがありました。

この先生のレッスンは最後だと言うことから得た気付き。
悲しいけれど切ないけれど、今日だから気付けた大切な気付き。


真面目で優しくて一生懸命なその先生は、レッスンを終えたそのままの格好で受付のところにいて、生徒一人ひとりに挨拶をしてくれました。

ドッシャーと汗をかき、体が冷えてしまうだろうに、満面の笑みで丁寧に対応しているその姿に、思わず私も立ち止まり、長々と話をしてしまった。

でもどうしても伝えたかったことだったので、早くシャワーを浴びてユックリ休んで欲しいと思う反面、一緒に受けた友人達はとっくにビルの外に行ってしまっているのにも気付かず、先生との会話に夢中になっていた。

「もうすぐ一年になります。先生のレッスンを受けたのが始まりでした。だから本当はもっともっと沢山これからも先生のレッスンを受けてもっともっとYOGAのこと、自分の内側のことと向き合って行きたいと思っていたのに寂しいです…」

先生を泣かせてしまうつもりなんて無かったし、ただ単に素直に私の今の気持ちを伝えたかっただけなのに、先生はポロポロと涙を笑いながら流していました。

「もっと私も勉強して学ぶために離れるのですが、きっとまたここに戻って来ますし、チョクチョク遊びに来るので宜しくお願いします」

そう言ってくれた先生に思わず、

「私もそれまでずっと頑張ります!」

そう断言してました。


先のことなんて分からないけれど。

でも、YOGAを私に教えてくれたこの先生とは、これからもYOGAでずっと繋がっているんだと。

このスタジオではもう先生のレッスンを受けることが出来ない未来だとしても、それでも私がYOGAを辞めない限り、きっとずっと繋がっている。


ベソかきながらビルから出てきた友人に呆れられましたが、どうしても「別れ」と言うものがニガテです。

でもそんな自分だからこそ。
また会いたいと強く思い、そしてその再会までに自分ももっと成長していたいと強く強く思えるのだと思う。

そしてそんな自分が嫌いではないです。ベソかくのは…直したいですけどね。




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