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cesta 07

かいしんのいちげき

2024'11.01.Fri
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2010'04.04.Sun


level.49

何だか…ココにやってくるのもめっさ久しぶりのような気がします…。


こんばんわ、スナです。ご無沙汰してます。いや、ホント。
ケータイのメールもトンとご無沙汰です。隔離されている気分です。

この頃の口癖が「何だか凄く…大切なモノを失っていっている気がする…」です。どうなんだろ、コレ?


でもとりあえず、水道代は払いに行った(うちのビルは不動産屋さん自らが検針に来てお代の書かれた紙をポストに入れていきます。そして住民は振込みまたは不動産にキャッシュで払いに行く。勿論私はキャッシュ。振込み操作がニガテだから)

最近異動してきた救世主(メシア)にその事を話したらば、「何だか昭和のニオイがする…」と言われました。

そうだよ、昭和だよ、このビルわっ!

メシアは我等チームのメシアとなるかと思えば、私のメシアだった…ってか、私の東屋だ。心の拠り所です。
メシアがいなかったら…私は3月を乗り切ることが出来なかったであろう。

ちなみにメシア様は、我等がきらめき団の団員でもあります。


つうことで。
早いものでもう4月ですな。ご入学ご進学そしてご就職、おめでとうございます。

別に…私の知り合いには1人たりとも上記に当てはまる人はいないのだけど、とりあえず言ってみた。自分の気分上げるために。

桜は満開で、季節もようやくホッと一息付けれるようになってきたってーのに、相変わらず「OR DIE」を彷徨っているってのはどういうことか?

「もしくは死」「さもなくば死」

どんだけ崖っぷち?

水道代すらも期限を切れて払いに行くようなやっとの日々です、人間として。

ついには。
あるかないか分からないぐらいの貴重な休みすらも無くなるところでした。「出てくる人は申請書出して~!」とか当たり前に言わないで欲しい。

そりゃあ…。
出てくれば勤務時の激務が軽減されたかも知れないけれど、本当にもう、限界でした。
このまま行けば「パーン!」とナノ単位で木っ端微塵に分解して消えそうな感覚すらしたのだから…っ

皆さんはそーゆー感覚を実感したことってありますか?私は無いです、だからホントびっくらした。
自分でも「何言い出したんだ、コイツ!?」と思ったもの。

申請書を配布していたメガネに「パーン!なる。ナノ単位で散り散りになる」とイカレた発言を必死にしていたらば、私の席と背中合わせに座っているメシアから「そうなったら拾い集めてウドンにかけて食べてあげる」と言われました…。

成仏、出来ない。メシアでも成仏できない。

朝晩、メシアと「アガペーいくつ?」と確認するのが日課です。勿論、慢性ゼロです。

自分が生き残ることを考えるので精一杯。アガペーなんて余裕が無い。


意外にも…。
このブログでは結構良いこと書いているハズなんだけど、実際はただのヘタレです。

そんな近状報告。単なる奴隷の仕事の話しかしていない。



この前。
ホントに久々、何とかYOGAに行ったのですが、レッスンまで微妙に時間があったので、近くの本屋に寄ってカメラ雑誌でもチェックすっかとトコトコ行ったらば、愛読している「カメラ日和」の新刊が出ていたので「お?これは立ち読みせねば」と(買えよ)、イソイソと手を伸ばしたら…

「あ…」

上の部屋の住民カメラヤローでした…。
私の求めたカメラ日和よりも何ランクも上の本格カメラ雑誌をガン見してますた…。

つうか、なぜゆえにご近所ではなく街中ど真ん中の本屋で鉢合わせせなならんのか?

「仕事帰り?」と聞かれましたが、休みの日で(結局出勤せず休ませて頂いた。だってパーン!なるもの)、それもほぼ寝起きでスッピン同様だったので、これのどこが仕事帰りに見えるのか?!と。

「YOGAだよ。癒しだよ、癒されたいんだよ。パーンなりたくないんだよ」そんなことをブツブツ言いながら「カメラ日和」に手を伸ばせば、

「意外に結構多趣味だよね~」と言われました。
そういや…そうだな。

「やっぱ、あのビルに住むなんてパネエ…」
オマエもな。

「そういや、今日は燃えるゴミの日だよ」パラパラ捲りながらそう言えば、「ああ~そうだよな~」と。

我等の住んでいるビルは、ゴミ捨て場なんぞ大層なものはなく、ビルの前の道端にチョンと出すので、何だかソワソワします。

朝ではなく真夜中に回収に来るので、日が変わるかどうかってな時に出すのでまだ人目には触れませんが、それでも何だかソワソワ…。

しかも住人が5人しかいないし、ヤローばかりなので、滅多にゴミは出されません。

以前のマンションではきちんとゴミ捨て場がマンション内にあったので、こんな私でも毎回ちゃんと出していたのですが、このビルに引っ越してからは2袋溜めて出してます…1個は何か嫌。

だから丁度良かったと思い、ゴミ出しに誘ったワケですが、何だか面倒くさそうだったので、

「出さなければ死…」

そうボソリ呟いたらギョッとした顔で私を見ていました…。「さもなくば死」と言うセリフもいい加減、地になってきた…あばばー

「んじゃあ、あたしはYOGAに行ってくるんで」
とアッサリ別れたのですが、YOGAが終わって帰宅してくるとまたもや偶然、ビルの前で遭遇し、

「ゴミだし!」と挨拶する前に叫んだ私に、「どんだけゴミだし好きなんだよ?」と呆れられましたが、お互いの部屋からワサワサ持ってきて一緒に並べて置きました。

これでよし!

ゴミ同盟。


以前。
住んでいたマンションでも、もしかしたらご近所さんとこうして並んで立ち読みしたこともあったかも知れないけれど、顔も何もかも知らなかったわけで、気付かなくて当たり前だった。

でもこうして。
本当に偶然ですが街中でバッタリ会い、生活臭プンプンの話を出来るってのは、凄く面白いなあと思った日でした。

まぁ…
近所に同じモノに興味を持っている人がいるってのも条件ではありますけども。

ちなみに。
今夜は、カメラヤローは先ほど帰って来て、今、私の頭上をドスドス歩いています。真夜中だ、静かに歩け、コノヤロー。


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2010'03.23.Tue


level.49


生まれて初めて行ったのは…2005年の秋。

その日、まさか自分が日帰りでその場所に行くなんて、その前日の夜まで思いもしなかった。



こんばんわ、スナです。皆さん、お元気ですか?私は死にそうです。一体いつになったら少しは心に「ゆとり」と言うものを持つことが出来るのでしょうか?

danna、ごめん。今、マジで私もgoeさんも棺桶に片足突っ込んでいる状態なので、中々始動出来ませんー!
もう少々お待ちを…お願いします。

そんな人生崖っぷちギリギリの状態で、宮島に行って参りますた。

ここに行ったのは人生で3回目です。


今日のTOPに書いたように、初めて行ったのは2005年秋、10月10日のことでした。

2回目に行った時(翌年2006年秋)の記憶はあまりないのですが、この1回目の時の記憶はとても鮮明。

丁度。
仕事が休みの週末で昼前にノッソリと起きたのですが、その起きる直前に夢を見たのです。

滅多に夢を見ない、見てもすぐに忘れる私が珍しくカラーで鮮明に覚えていて、覚醒した時も夢なのか現実なのか分からなくて暫くボンヤリしてしまったほど。

でも。
その次の瞬間、私は家を飛び出し、そしてみどりの窓口で新幹線のチケットを頼んでいました。

「お帰りは明日?」そう聞かれた窓口のオネーサンに、「いえ、今日」と言って、オネーサンびっくりしていたのも覚えています。


そして。
気付けばこの厳島神社の艶やかな朱の回廊を歩いておりました。


見た夢ってのが、その艶やかな朱色の神社にいる夢だったんです。

その場所が厳島神社だったかどうかなんて分からないけれど、でも何故か私は知識も何も無かったこの宮島の厳島神社に行かなくちゃ、今すぐに!と思ったんです。


多分、広島に行けば後はどうにかなるだろう。そして広島に行くには新幹線だろう…それだけの知識で宮島に行ったワケです。

方向音痴の私は、
それまで一度たりとも自分で遠出をしたことってのがありませんでした。広島に行ったのも勿論、初めてでした。

だから。
宮島に向かうフェリーの上で、再びふと我に返ったときに「とてつもなく遠いところまでやってきてしまった…無事に帰れるのだろうか?」と物凄く不安になったのですが、同時に、

どうして私は、今まで自分で動こうとしなかったんだろう…?と言う思いもありました。

自分の稼いだお金で誰にも迷惑をかけずに動いたって誰にも怒られないのに。


時折フラリ、遠出をしてしまう私が生まれた瞬間でした。あっははー


自分の力で私はどこにだって行けるんだと知ったのです。



この厳島神社に。
何かがあったってワケでもなく、ただフラリ彷徨っただけでしたが、朱色の回廊はとても綺麗だったし、丁度その時満ち潮で、本堂近くまで海の水がタプタプしていたので凄く幻想的だな、昔の人は凄いなあと感動しました。

ちなみに。
2回目に行った時は引き潮で、今回の写真の鳥居まで歩いて行けて、その大きな鳥居をくぐったり触ったり出来ました。
今回は…中途半端に引き潮で、鳥居は水に浸っておりましたが、回廊辺りはむき出しだった…。

でもこうして海辺ってか、海の水に満潮で丁度床下になる場所に神社を建てたってのが、本当に凄いと思う。


別に。
宗教に強く惹かれているワケでも興味があるワケでもないし、ぶっちゃけ自分が仏教徒なのかも良く分からないような人間なので、普段、特に神社やお寺に行くこともないんですけど、でも神社の空気は凄く好きです。

やはり何だか神聖な感じがします。

そして。
タダの自分の思い込みなだけかも知れないけれど、夢に見た朱色の回廊を求めてイキオイだけでやって来たこの厳島神社は、それまで気づこうともしなかった自分に気づくことが出来た場所でもあるので、凄く何だか特別な感じがします。

この神社に向かう途中で。
好きな牡蠣も沢山焼かれていて勿論、気軽にスグに食べることも出来るってのは本当に嬉しい…私の夢の場所ですよ、ホント。勿論、今回も牡蠣、食べましたとも!

広島の牡蠣はデカイので、少々グロテスクですけども、やはり牡蠣は牡蠣だ!!

美味しいのだ!!

ちなみに…
私は貝類が嫌いです。でも牡蠣だけはどうしても好きでたまらない。
ホントどーでも良い話なんですけど。


この厳島神社に突発的に行ったあの2005年10月10日があったからこそ私は、
仕事を辞め、何もかもリセットし、そして新たな何かを見つけるために2007年旅立ったのです。

そして旅から無事に帰って来て数年経った今、相変わらずの奴隷生活をしている日々ですが、それでも随分、自分自身も周りの環境も変わりました。

それが良かったことなのか分からないし、それどころか、本当はもっと良かった道もあったのかも知れない。

でも私の人生は一度きりで、そして確実に言えることは、
あの日、後先考えずとにかく飛び出した自分は決して間違っていなかったと言うこと。

ぶっちゃけ…昼過ぎじゃん、今から広島まで本気で行くのか!?とも思ったし、みどりの窓口のオネーサンのビックリ顔を見て、あ、やっぱりイカレてるんだ…と躊躇いもしたのです。

でも。それでも。
行かないと一生後悔する。理由は分からないけど何故かそう思った自分を信じて動いた自分を今の私は「良くやった!」と抱きしめたいし、誇りに思っています。


そして。
私がこの厳島神社に行く時は、
日常に疲れ果て、どうしても未来に希望を見つけられなくなった…そんな、にっちもさっちも行かなくなった時であることが今回の行動で気づきました。

ここが私の出発点。


逃げるように新幹線に飛び乗り、慌しく向かうのですが、帰るときはホッとしている自分に気付いたのです。

そして再び、いつもの有り触れた駅に降り立ったその時、その喧騒がとても愛おしく、そしていつも当たり前に私を取り囲んでいる人々や環境があるっていうことがどんなに有り難いことなのかと言う事を改めて実感できるのです。


くたびれ、泣きそうな情けない顔でやってきた小さな1人の人間を神様は笑って励ましてくれる…そんな気がします。

いつでもおいで。そして、行ってらっしゃい。


何かが解決したとか、何かが始まるってワケでもなく、何1つ変化はないのだけれど、それでも、

ま、良いか。頑張ろう。

そう思うことが出来るだけでも、本当に救われる。


どんだけギリギリの状態なんだってな話ですけどね、結局は。



繁忙期も…きっともうひと踏ん張りだ!
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