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cesta 07

かいしんのいちげき

2024'11.05.Tue
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2008'05.18.Sun



level.43


最近、あまり本を読んでません。出勤時は眠くてテンション↓で文字が頭に入らない、帰宅時は疲れ果ててるけどテンション↑で文字を目で拾えない…(ヘタしたら電車の中でブツブツ朗読している…っ)


そんな中、この本ってか冊子だけは、己のコントロールがままならない勇者にスっと入ってきます。

まるでカラカラに乾いた砂地に馴染む柔らかな水のように。


発売元とかは勿論、大手出版社とかではなくて、まるでどこかの小さなサークルが楽しみながら作ったてな感じ。

内容も…。思い切りローカル…。小さな小さな個人経営のカフェやら雑貨屋やらを取材して記事にしてたりとか…ね。

他には、日常のちょっとしたこと。例えば「てるてるぼうずの作り方」とか「梅酒の漬け方」とか…ね。

オールカラーで、所々、散歩途中に撮ってみますた★てな感じの写真が突如載ってたりもします。

そんな冊子。


販売されている場所もごく限られた場所で、それこそローカルの小さなカフェや雑貨屋にヒッソリと置かれていたりする。ぶっちゃけ本屋で見たことない。

そんな冊子。


凄く素敵だなあと思う。


仕事で…。戦って戦って、興奮しきって自分でも持て余しているのに、この「空色ノート」をパラパラ捲れば、段々と心が落ち着いてく。

いつの間にか平常心に戻ってる。

最寄り駅に着き、電車を降りる頃には、いつもの自分。


電車に乗る前は…。瞳孔が開き気味で、心拍数が早く荒い息遣いをしていたのに、

電車を降りる頃は…。ボンヤリ何処を見ているのか良く分からない、でも妙にニヤニヤ楽しそうな怪しげな人間の出来上がり。


それもどうなん?



些細な。ホントに些細な、裏を返せば「だから…何?」「…それで?」と言われても何も反論できない、そんな「ぶっちゃけ役に立たないどーでも良いようなこと」ばかりが詰まった冊子。


だけど。

今ここに、この冊子がないと常に緊張&興奮状態を継続してしまう戦国武将のような人間がおる。

それだけは確かです。はっはー。


ガサガサ厚手の画用紙のような手触りで、素朴な感じもまた効果があるような気がする。



昔。

中学生の頃、私は吹奏楽部に所属してて、これでもパートリーダーやら木管楽器のセクションリーダーなんかもしてたのですけど、その他にもう1つ、別の肩書きもあったのです。

「ドラえもんを考える会」の会誌の編集長…。


何、やってんのー!?


普段はボンヤリ、何を考えているのか分からないヘラヘラしたチビッコでしたが、部活動でパート練習やら、セクション練習やらでは、「鬼のスナ」として、別人のようにビシバシやっておりまして…。

「サックス、出直して来いやー!」とかフツーに叫んでホントに教室から追い出してましたからね。どこぞの千秋先輩!?みたいなね。


そんな二重人格のような気味の悪い人間でもそれなりに、同輩にもそして勿論後輩チャンたちにも受け入れて貰えてたのは(…受け入れて貰えてたのか!?)、

この「ドラえもんを考える会」の会誌のお陰です。


どーでも良いですけど、内容は…

勿論、ドラえもんについてがメインですけど、その他にも「編集長のつぶやき」みたいなコーナーも勝手に設けて、勝手気ままにグダグダ書いていたのです。そう、まるでこのブログのように。

時には…

今日の名言として筆ペンで一言ズバン!と書いたり(「寝る子は育つ」とか…「緑色のものを見ろ」とか…ホントどーでも良いな…)

4コママンガを描いたり、簡単なストレッチを図で示したりとか…。


エスカレートした時は…
自分が担当してるクラリネットの歴史とか、自分で開発した手の小さい人の為のクラリネット裏指使いとか…。

コレ、同じクラリネットパートの人には少しは役に立ったかも知れないけど他の楽器担当の人には何の意味もないからね。


そんな…どーでも良いことを結構ビッシリ手書きで新聞のように書かれたものを会員分、コピーして配ってますた。

一ヶ月に2回ぐらい、発行してたな…。


え…マジで、んなことやってたの!?キモっ!とか思われたかも知れません。私自身もこうして改めて思い出すとキモイと思う…。


でもなんと。
この「ドラえもんを考える会」の会員、吹奏楽部員の半数以上が会員だったワケなんす。


3年になって…。
引退するまでこの「ドラえもんを考える会」の会誌は作り続けました。

勝手にね。


勿論。

学校の勉強と部活の両立はいつも苦労してたし、パートリーダーやセクションリーダーなんぞをやっておると他の部員は知らない水面下での色んな雑務や悩みもありましたが、だからこそ。

「ドラえもんを考える会」会誌は、私の支えになってたのかも知れないなあとか思う。


パート練習で。
本気で泣いて練習にならないから暗い廊下に1人追い出されてしまった、そんな後輩も…

帰りがけ会誌を渡すとニッコリ笑って「明日スナ先輩の朝練に付き合っても良いですか?」と言ってくれたり。朝練なんか一度もやったことがなかった子だったのに。


そんな青春。



月日を経て。そんなこと、スッカリ忘れてたのに、或る日…。

ブログをやってみよっかな…と何気に思ったのももしかしたら、

言葉や態度では上手く表現出来ない…伝えきれない。
でも自分を知って欲しい…伝えたい!

そんな私の「性格」の一部が動いたからかも知れない。そう思う。


空色ノートから随分脱線してしまいますたが、そんなほろ苦いような…甘酸っぱいような…そんな自分の過去とリンクしてしまったこの「空色ノート」が、今の私の精神安定剤のような存在であるのは頷ける気がする。

またいつの日か。

今は精神安定を受け取る側だけど、私もこーゆーの作ってみたいなあとかも思ったりもする。


空色ノートさんのHPはコチラ→flatホームページ
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2008'05.16.Fri








level.43


久々。
近所のレンタル屋に寄ったらば、CDのレイアウトが変わっていてびっくらした。

NEWシングルたちがあったハズの場所、フィーリング何チャラってな不思議な音楽コーナーになってからね。


あまりにも自然すぎて、思わずそのフィーリング何チャラのCDを借りるところだったけど、
「いやいやいや…。いくらインドにご執心と言っても音楽は一般的な、出来れば今時の若者が聞いてるヤツ、チェックしにきたんだから。これ以上俗世から離れたらマズイから。既に妄想でご飯食べてるんだからー」
とブツブツ呟きながらキョロキョロしてたらば…


AkeboshiのCDを発見。


この方…。ごく有り触れた一般的な日本の若者に絶大なる人気のミュージシャンとは声を大にして言い切れないのですけど、

私はファンですとは声を張り上げて言えるので、ホクホクと借りてきますた♪



前回のCDから早一年以上。しかも私が今回借りたこのCDも、別に最近出たわけでなく、私が旅に出る前&帰ってきてドタバタしてた頃にチョンと出ていたもの。

知ってらっしゃる方、いらっしゃるかいな~。


日本人の男性なんですけど、イギリスに滞在してらっしゃって(今もイギリスなのかは知らない…)、ほぼ全曲歌詞が英語です。イングリッシュです。

しかし曲風は、ケルト民族と言うか、アイリッシュと言うか…そんな、不思議ででも何となく懐かしい感じの、何だかどこか架空の国の音楽のような、そんな何とも表現しがたい独特の世界観です。


前回のアルバム「Akeboshi」も、スナフキン(こっちは北欧ですけど)のような旅人、もしくはノラ猫が、フラリフラリ転々とさすらいの旅をしているような、そんなイメージがあったのですが、このアルバムも何処となく旅しているような、そんな錯覚をさせてくれます。


この世界のどこかに存在しているようで、でも何処の国でも当てはまらない、そんな不思議な国の音楽。


もしまだお聴きになられてらっしゃらない方、いらっしゃいましたら是非!オススメでござるよ~。


今度の6月にはまたまたNewが出るらしいので、しっかりチェックをしとかねばねばー!

AkeboshiのHPはコチラ→AKEBOSHI


あ~。旅に出たい。つうか眠い。眠いのだ。パトラッシュ!
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