2008'07.21.Mon
level.43
靴を脱ぎ捨てながら同時に腕時計を取り、服を脱ぎ散らかし、風呂場に突入。
髪から雫を滴らせながらそのままベットにダイブしてうつ伏せにダラ~としてたら携帯が鳴った。
指一本動かすことも重労働のようで、思わず舌打ち。何とか携帯を開いて見てみれば、実家の近所に住んでいるアホからだった。再び舌打ち。
「何か…声、ヘンじゃね?」
第一声がコレだよ。失礼極まりないヤツだぜ。舌打ちだぜ。
「寝かけてたんだよおやすみ」
ボソボソ言いながら本気で切ろうとした携帯から、待て待て!と携帯が振動するほどの罵声…。もう何度目か分からない舌打ちだぜ。
世間は3連休の真っ只中だと言う事をこのとき知ったっつうか気付いた。
「皆で海に行ってたんだ。んで今、皆で呑んでんの」
懐かしい方言を当たり前に操って喋る懐かしい声数人、携帯を通して聞くことが出来た。
「すげー暑かった、海。でもすげー人だった、海」
ぐるり回って持ち主が再び出た。
「海…ね」
コイツラがいい歳してキャッキャと海水浴を楽しんでいた今日、私は、
そんなヤツラがアリンコのようにワッサワッサといる海水浴場の光景を、職場の休憩室にあるTVで見て眼を丸くしていた。
「今度はオマエも一緒に行くぞ」
オマエが泳げればの話だけどな、あっははー!とオッサンのように言うアホに、
「マンボウ柄のアロハシャツを用意しとけ。そしてスイカを用意しろ。アンタはそのスイカの傍に埋もれて昼寝をしろ」
「…マンボウ柄のアロハの意味は分からんが、その他はあるモノを仄めかしているよな」
「マンボウが好きなんだよ。必ず用意しろ」
「なんでマンボウに拘るんだよ!?おま、アロハなんて元々着ないだろ!?なんでマンボウ柄なんだよ。何処に売ってんだよ、んなの!」
「あ、マンボウさんをバカにしたな。マンボウさんに謝れ!偉大なるマンボウさんに今すぐ土下座しろ!」
「…何かあったか?」
素の低い声で突如言われて私も思わず声を詰まらせる。
「別に…」
ここ数日。
物凄くクタクタなのに、ちっとも眠れなくて。仕事で高ぶりきった神経をおさめることが出来なくて…。
「ちょっと…疲れてるだけ」
さっきまで捲くし立てるように喋っていたのに、急にボソボソと話す私に、じっと黙って様子を伺うような気配をさせていたけど、
「マンボウアロハ、探しちょっけん。な?」
地元の方言は、身に染みる。懐かしい声はあまりにも優しすぎる。大した言葉じゃないのに。
「…売ってるワケないじゃん。バカじゃないの」
「おま…っ!?」
素直になれないのは、しょうがないでしょ。泣きそうになるんだから。
幼い頃。
3つ小学校を変わった私は、ホントの地元ってのがないけど、3つの方言が私の馴染みの方言だけど、
今、このクッタクタの体に心底身に染みるのは、このちょっと乱暴で田舎っぺ丸出しの、
低くノンビリユックリ話すこのアホが当たり前に使う方言です。
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2008'07.20.Sun
level.43
この2つを並べるのもどうかと思うが…。
こんばんわスナです。今日は予想に反して意外と集中して仕事がすることが出来、溜まりに溜まっていた分が大分捌けたので良かった良かった…と言っても12時間は会社にいましたけどね。
いつになったら終わるの、この忙しさ。早くどうにかして欲しい。でも誰に言えば良いのかな?
前にもチラリ、レストランが舞台のマンガをご紹介したことがありますが、この「Heaven?」も違った面白さがあります。
佐々木倫子さんのマンガは結構好きです。とんでもないシュールなギャグが淡々とあちらこちらに散りばめられていて。
「動物のお医者さん」のハムテルと二階堂をはじめ、「おたんこナース」もしかり。面白い。元気になれる。
それに比べたらこの「Heaven?」はオーナーがワガママし放題の暴れん坊過ぎてちょっとイラっとするときがあるけど、そのオーナーを取り巻く従業員や、ワザワザ墓場にあるレストランまで足を運んでやってくるお客さんたちが本当に素敵。
こういう。
アットホームで、登場人物なり舞台なりがギュッと集約された話ってのが好きです。
んで。
浅田次郎。何故に!?これから読もうと思っている、私の今年の夏図書ナリ。
同時進行で「輪違屋糸里」も読もうと準備はしてます…準備はしてるんだけど、ね。
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